恋心か打算か。幸福な結婚とは? 軽妙なストーリーに織り交ぜられた普遍の真理。永遠の名作、待望の新訳! 解説・桐野夏生。

自負と偏見
読み仮名 | ジフトヘンケン |
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シリーズ名 | Star Classics 名作新訳コレクション |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-213104-6 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | オ-3-1 |
ジャンル | 文芸作品、評論・文学研究 |
定価 | 961円 |
電子書籍 価格 | 583円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/07/29 |
イギリスの静かな田舎町ロングボーンの貸屋敷に、資産家ビングリーが引っ越してきた。ベネット家の長女ジェインとビングリーが惹かれ合う一方、次女エリザベスはビングリーの友人ダーシーの気位の高さに反感を抱く。気難しいダーシーは我知らず、エリザベスに惹かれつつあったのだが……。幸福な結婚に必要なのは、恋心か打算か。軽妙な物語(ストーリー)に普遍の真理を織り交ぜた、永遠の名作。
著者プロフィール
ジェイン・オースティン Austen,Jane
英国南部ハンプシャー州生れ。1805年、牧師だった父を失うと、母と姉、友人とともに女性だけの生活を送り、創作に専念する。『分別と多感』『自負と偏見』『マンスフィールド・パーク』等の小説は、平凡な日常の中の微妙な心の動きを見事に描き出した点で、イギリス小説史上最高の作品とされている。
小山太一 コヤマ・タイチ
1974年生まれ。東大英文科卒業、ケント大学(英国)大学院修了。専修大学准教授。専門は英文学、映画。著書に『The Novels of Anthony Powell:A Critical Study』。イアン・マキューアン『愛の続き』『アムステルダム』『贖罪』『土曜日』、アントニー・ポウエル『午後の人々』、P・G・ウッドハウス『ジーヴズの事件簿』(岩永正勝氏との共訳)など、訳書多数。