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電気革命―モールス、ファラデー、チューリング―

デイヴィッド・ボダニス/著 、吉田三知世/著

781円(税込)

発売日:2016/05/28

  • 文庫

聴覚障害を持つ恋人のために電話を発明したベルのほか、電気をめぐる近現代科学人物伝。

同じ電信技術を追求しながら特許のために人生の明暗が分かれたモールスとヘンリー。聴覚障害者の恋人への愛から電話を発明したベル。宇宙は神の存在で満たされていると信じつつ力場を発見したファラデー。愛した上級生の死の喪失感をバネにコンピュータを発明したチューリング。電気と電子の研究の裏側には劇的すぎる数多の人間ドラマがあった! 『エレクトリックな科学革命』改題。

目次
はじめに
第1部 導線
第1章 辺境に住む男と伊達男 一八三〇年オールバニ、一八三六年ワシントンD・C
第2章 アレックとメイベル 一八七五年ボストン
第3章 トーマスとJ・J 一八七八年ニューヨーク
第2部 波動
第4章 ファラデーの神 一八三一年ロンドン
第5章 大西洋の嵐 一八五八年英国海軍艦船〈アガメムノン〉、一八六一年スコットランド
第3部 波動機械
第6章 唯一無二の男 一八八七年ドイツ、カールスルーエ
第7章 空中に満ちる力 一九三九年サフォーク海岸
第8章 放たれた力 一九四二年フランス、ブリュヌヴァル、一九四三年ハンブルク
第4部 「石」でできたコンピュータ
第9章 チューリング 一九三六年ケンブリッジ、一九四二年ブレッチリー・パーク
第10章 チューリングの遺産 一九四七年ニュージャージー
第5部 脳、そしてその先
第11章 水のなかの電気 一九四七年イギリス、プリマス
第12章 気分さえもが電気で決まる 一九七二年インディアナポリス、そして今
登場人物・事物のその後/電気の単位、アンペア、ボルト、ワットに名を冠する科学者たち/謝辞/訳者あとがき/文庫版訳者あとがき/さらに詳しく学ぶため――参考文献/原注

書誌情報

読み仮名 デンキカクメイモールスファラデーチューリング
シリーズ名 Science&History Collection
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-220036-0
C-CODE 0198
整理番号 シ-38-23
ジャンル 科学史・科学者、科学
定価 781円

著者プロフィール

アメリカ・シカゴ生れ。シカゴ大学で数学、物理学を学ぶ。オックスフォード大学で長年科学史を教える。翻訳された著書に『E=mc2』、王立協会科学書賞を受賞した『電気革命』がある。

吉田三知世

ヨシダ・ミチヨ

京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳を手がける。訳書にトゥロック『ここまでわかった宇宙の謎』、マンロー『ホワット・イフ?』、ダイソン『チューリングの大聖堂』、シュービン『あなたのなかの宇宙』、ボダニス『E=mc2』(共訳)、クラウス『ファインマンさんの流儀』などがある。

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