オオエケンザブロウサッカジシンヲカタル
大江健三郎 作家自身を語る


大江健三郎 尾崎真理子聞き手・構成



なぜ大江作品には翻訳詩が重要な役割を果たすのでしょう? 女性が主人公の未発表探偵小説は現存するのですか?――世紀を越え、常に時代の先頭に立つ小説家が、創作秘話、恋愛観、フェミニズム、自爆テロ、同時代作家との友情と闘いなど、半世紀に及ぶ作家人生と時代の考察を一年をかけて語り尽くした、対話による“自伝”!

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判変型
頁数 : 318ページ
ISBN : 978-4-10-303618-0
C-CODE : 0095
発売日 : 2007/05/31

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大江健三郎
オオエ・ケンザブロウ

1935(昭和10)年、愛媛県生れ。東京大学仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、1958年「飼育」で芥川賞を受賞。以後、常に現代文学の最先端に位置して作品を発表する。1994(平成6)年、ノーベル文学賞受賞。主な作品に『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『新しい人よ眼ざめよ』『懐かしい年への手紙』『人生の親戚』『燃えあがる緑の木』『取り替え子(チェンジリング)』『美しいアナベル・リイ』『水死』等がある。



尾崎真理子聞き手・構成 
第1章
 詩
 初めての小説作品
 卒業論文


作家生活五十年を目前にして
子供時代に発見した言葉の世界
伊丹十三との出会い
小説家を志す
渡辺一夫先生との交流
第2章
 「奇妙な仕事」
 初期短篇
 『叫び声』
 『ヒロシマ・ノート』
 『個人的な体験』


芥川賞受賞のころ
小説はこのように書き始める
「戦後派」への畏れと違和感
「安保批判の会」「若い日本の会」
「セヴンティーン」を読んだ三島由紀夫の手紙
一九六三年 長男・光誕生
『個人的な体験』刊行当時の評
第3章
 『万延元年のフットボール』
 『みずから我が涙をぬぐいたまう日』
 『洪水はわが魂に及び』
 『同時代ゲーム』
 『M/Tと森のフシギの物語』


故郷の中学校にて
一九六〇年の安保闘争
『同時代ゲーム』をいま読み返す
メキシコ滞在時の刺激
『洪水はわが魂に及び』を文壇はどう受け止めたか
『M/Tと森のフシギの物語』のリアリティー
第4章
 『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』
 『人生の親戚』
 『静かな生活』
 『治療塔』
 『新しい人よ眼ざめよ』

女性が主役となった八〇年代
『新しい人よ眼ざめよ』とウィリアム・ブレイク
『静かな生活』の家庭像
父という存在
第5章
 『懐かしい年への手紙』
 『燃えあがる緑の木』三部作
 『宙返り』


一九八七年 分水嶺となった年
詩の引用と翻訳をめぐる考察
祈りと文学
主題が出来事を予知する
第6章
 「おかしな二人組(スゥード・カップル)」三部作
 『二百年の子供』


ノーベル文学賞受賞の夜
長江古義人という語り手
『二百年の子供』のファンタジー
どこからがフィクションか
聖性と静かさ
自爆テロについて
若い小説家たちへ
大江健三郎、106の質問に立ち向かう
あとがき

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