ブレナイオトコクマイケイ
ぶれない男 熊井啓


西村雄一郎

こんな映画監督は、二度とあらわれない。こんな日本人も、もういない。

会社と闘ってつくった『帝銀事件 死刑囚』『日本列島』『黒部の太陽』。血を吐きながら撮った『忍ぶ川』。完成に十七年をかけた『海と毒薬』。そして日本映画史上、燦然と輝く名作『千利休 本覺坊遺文』。反権力を貫き、酒を愛し、映画に生涯を捧げた「ぶれない男」。その全作品と全生涯を、愛情こめて描く決定版評伝。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判変型
頁数 : 286ページ
ISBN : 978-4-10-303933-4
C-CODE : 0095
ジャンル : 芸術・芸能
映画
発売日 : 2010/02/25

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西村雄一郎
ニシムラ・ユウイチロウ

ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年、佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により1990年に「佐賀新聞文化奨励賞」受賞。2001年公開映画『いのちの海』(原作・帚木蓬生)で脚本を初執筆(石堂淑朗と共作)。2003年にオープンした「映像ミュージアム」(埼玉県川口市)の総合監修を担当。佐賀新聞のコラム「西村雄一郎のシネマ・トーク」は連載30年を超え、新聞単独筆者連載の長期記録を更新中。現在、佐賀大学で教鞭をとる。著書『映画に学ぶビデオ術』(ソニー・マガジンズ)はフジテレビによって映画技術講座番組「アメリカの夜」と題してテレビ化され好評を博した。『黒澤明 音と映像』(立風書房)は一部が翻訳され、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の教科書になっている。【その他の主な著書】『巨匠のメチエ・黒澤明とスタッフたち』(フィルムアート社)『黒澤明を求めて』(キネマ旬報社)『黒澤明と早坂文雄―風のように侍は―』(筑摩書房)『黒澤明 封印された十年』(新潮社)『映画の撮り方・ビデオの撮り方』(学習研究社)『巨匠たちの映画術』(キネマ旬報社)『一人でもできる映画の撮り方』(洋泉社)『映画の名湯ベスト57』(小学館文庫)『シネマ・ミーツ・クラシック』(音楽之友社)『映画でクラシック!』(新潮社)。

熊井啓監督作品スタッフ一覧

プロローグ
第一章 目覚めた男
熊井家のこと/修業時代/脚本家時代
第二章 闘う男
『帝銀事件 死刑囚』/『日本列島』/『黒部の太陽』/『地の群れ』
第三章 血を吐く男
『忍ぶ川』/『朝やけの詩』/『サンダカン八番娼館 望郷』/『北の岬』/『お吟さま』/『天平の甍』/『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』
第四章 粘る男
『海と毒薬』/『千利休 本覺坊遺文』/『式部物語』/『ひかりごけ』/古湯映画祭
第五章 未完の男
『深い河』/『愛する』/巨星墜つ/『日本の黒い夏 冤罪』/『海は見ていた』/残されたシナリオ
エピローグ

あとがき
主要参考文献

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