ジュウジグンモノガタリ1
十字軍物語1


塩野七生

「神がそれを望んでおられる!」聖都(イェルサレム)を巡る第一次十字軍の壮絶な戦い!

十一世紀末、長くイスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレムを奪還すべく、カトリック教会は「十字軍」結成を呼びかけた。結集した七人のキリスト教国の領主たちは、それぞれの思惑を抱え、時に激しく対立し、時に協力しながら成長していく。異国の地を独力で切り拓いた男たちの戦いは、いかなる結末を見たのか――。

発行形態 : 書籍
判型 : A5判変型
頁数 : 290ページ
ISBN : 978-4-10-309633-7
C-CODE : 0322
ジャンル : 小説
歴史・時代小説
発売日 : 2010/09/17

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塩野七生
シオノ・ナナミ

1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、1963年から1968年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2001年、『塩野七生ルネサンス著作集』全7巻を刊行。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2006年、「ローマ人の物語」第XV巻を刊行し、同シリーズ完結。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年に『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2010年より「十字軍物語」シリーズを刊行開始。

第一章 「神がそれを望んでおられる」
「カノッサの屈辱」/聖戦への呼びかけ/十字軍誕生/隠者ピエール/「貧民十字軍」/諸侯たち/トゥールーズ伯レーモン・ド・サン・ジル/ロレーヌ公ゴドフロア・ド・ブイヨン/プーリア公ボエモンド・ディ・アルタヴィッラ
第二章 まずはコンスタンティノープルへ
「貧民十字軍」の運命/諸侯、次々と到着/皇帝アレクシオスの企み
第三章 アンティオキアへの長き道のり
「フランク人」/ニケーア攻略/ドリレウムの戦闘/タウルス山脈/エデッサ奪取/法王ウルバンの雪辱
第四章 アンティオキアの攻防
イスラム・シリアの領主たち/十字軍の到着と布陣/食の欠乏/エジプトからの使節/セルジューク・トルコ起つ/ボエモンドの深謀/アンティオキア陥落/トルコ軍の到着と包囲/「聖なる槍」/十字軍対トルコの戦闘/アンティオキアは誰の手に?/司教アデマールの死/人肉事件
第五章 イェルサレムへの道
シリアからパレスティーナへ/「火の試練」/十字軍、合流/当時のパレスティーナ
第六章 聖都イェルサレム
聖都をめぐる攻防/水の欠乏/攻城用の塔/「ギリシアの火」/イェルサレム解放/「キリストの墓所の守り人」/エジプト軍、接近/新法王代理、着任/ボエモンドとボードワン、聖地巡礼に/タンクレディの活躍/ゴドフロアの制覇行/イタリアの経済人たち/ゴドフロアの死/ボエモンド、捕わる
第七章 十字軍国家の成立
ボードワン、イェルサレム王に/十字軍の若き世代/ボエモンドの復帰/サン・ジルの健闘/ボエモンド、ヨーロッパへ/落とし穴/「奇妙な戦闘」/若き死/ボードワンの死/十字軍・第一世代の退場
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