はじめの章 「御瓦解」と「御一新」
第一章 幕末のいちばん長い日 嘉永六年(一八五三)ペリー艦隊の来航
◇米国大統領の国書 ◇天理にそむく罪 ◇阿片戦争のショック ◇幕府はないないづくし ◇「宜しく衆議を尽くすべし」 ◇「なぜ湾内深く進むのか」 ◇「白刃一閃などとんでもない」 ◇歴史的な儀式 ◇「アメリカ様にそつと言ひ」 ◇江戸っ子たちの珍案妙策 ◇近代日本のスタート
第二章 攘夷派・開国派・一橋派・紀伊派 安政五年(一八五八)安政の大獄
◇下田、箱館の二港を開港 ◇長崎海軍伝習所の二百人 ◇ハリスの名演説 ◇舞台は江戸から京都へ ◇橋本左内の新国家構想 ◇井伊大老の強行突破作戦 ◇安政の大獄の死者たち ◇桜田門外の変の狂句
第三章 和宮降嫁と公武合体論 文久二年(一八六二)寺田屋事件
◇咸臨丸が太平洋に乗り出す ◇勝は船酔いで役立たず? ◇「尊皇攘夷」という時の流れ ◇和宮を将軍の御台所に ◇和宮の東下りと大赦令 ◇テロが正義になる時
第四章 テロに震撼する京の町 文久三年(一八六三)攘夷決行命令
◇ハッスルする島津久光 ◇慶喜と春嶽コンビのやったこと ◇大久保と勝の献策 ◇将軍、“臣”に下る ◇テロの嵐が吹きまくる ◇英国公使館焼き討ち ◇「粗末ながら攘夷の血祭り」 ◇攘夷実行の期日は五月十日 ◇いよいよ攘夷決行のこと
第五章 すさまじき権力闘争 元治元年(一八六四)蛤御門の変
◇下関戦争と薩英戦争 ◇八月十八日のクーデタ ◇六人の賢人会議 ◇池田屋事件と蛤御門の変 ◇勝海舟と西郷と龍馬 ◇長州のつらい事情
第六章 皇国の御為に砕身尽力 慶応二年(一八六六)薩長連合成る
◇高杉晋作の「たった一人の反乱」 ◇中岡慎太郎と土方久元 ◇薩長連合の基礎固め ◇開国が日本の国策となった日 ◇薩長同盟成る ◇余話、「皇国」について ◇寺田屋で龍馬奮戦
第七章 将軍死す、天皇も死す 慶応二年(一八六六)慶喜将軍となる
◇将軍家茂の突然の死去 ◇第二次長州征伐は失敗 ◇勝つぁんの奮闘、水泡に帰す ◇王政復古という言葉 ◇孝明天皇、暗殺される? ◇「ええじゃないか」狂騒曲
第八章 徳川慶喜、ついに朝敵となる 慶応四年(一八六八)鳥羽伏見の戦い
◇「船中八策」の発案者 ◇討幕の密勅が下った ◇大政奉還の建白書 ◇いよいよ決戦の準備 ◇坂本龍馬、暗殺さる ◇王政復古の大号令 ◇小御所会議の大論戦 ◇のるかそるか、鳥羽伏見の戦い
第九章 勝海舟と西郷隆盛 慶応四年(一八六八)江戸城の無血開城
◇将軍江戸に逃げ帰る ◇徹底抗戦派の大落胆 ◇京都の西軍側の金集め ◇慶喜、大慈院に蟄居恭順 ◇山岡鉄太郎、駿府へ走る ◇西軍が出した降伏条件 ◇勝の独自の迎撃作戦 ◇勝・西郷の二度の会談
第十章 戊辰戦争の戦死者たち 明治元年(一八六八)会津若松城開城
◇西郷隆盛、大いに走る ◇勝は単身で敵陣へ ◇慶喜のイギリス亡命案 ◇「万国公法」の重要性 ◇江戸開城と彰義隊の反抗 ◇悲劇の戊辰戦争 ◇五箇条の御誓文の意義 ◇すったもんだの東京遷都
第十一章 新政府の海図なしの船出 明治四年(一八七一)廃藩置県の詔書
◇幕臣の大移動 ◇やることはあくびにタバコ ◇版籍奉還の荒療治 ◇大久保、大いに策謀する ◇西郷を引っぱり出そう ◇世界史に類をみない大事業
第十二章 国民皆兵と不平士族 明治六年(一八七三)征韓論に揺れる
◇海舟、しぶしぶ新政府に入る ◇人材登用と宮廷改革 ◇徴兵令発布のてんやわんや ◇「征韓論」騒動の果てに
第十三章 西郷どん、城山に死す 明治十年(一八七七)西南戦争の勝者
◇岩倉右大臣襲われる ◇江藤新平に梟首の刑 ◇台湾征討というガス抜き ◇「朝命に逆らっての行動なり」 ◇大阪会議で決めた方針 ◇皇国は西洋諸国の奴隷たらん ◇反乱そして反乱また反乱 ◇たまった痛憤のマグマ ◇「西郷、もう大抵にせんか」
むすびの章 だれもいなくなった後 明治十一年(一八七八)参謀本部創設
◇大久保利通の無残な死 ◇破壊者と建設者 ◇先行した統帥権の独立
あとがき
参考文献
「幕末史」関連年表