オバマハセカイヲスクエルカ
オバマは世界を救えるか


吉崎達彦

米国経済は「短期楽観、中期悲観、長期楽観」気鋭のエコノミストが詳細分析!

2008年9月の「リーマンショック」を引き金として本格化した金融危機の大波は、瞬く間に世界中を飲み込み、資本主義の根幹を揺るがしている。大恐慌が懸念される中で日本もまた崖っぷちに立たされているといっても過言ではない。すべての鍵を握るアメリカのオバマ新大統領は、この危機をどう克服するのか。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 236ページ
ISBN : 978-4-10-313771-9
C-CODE : 0095
ジャンル : 経済・産業・労働
経済
発売日 : 2009/02/18


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吉崎達彦
ヨシザキ・タツヒコ

1960年(昭和35年)富山市生まれ。双日総合研究所取締役副所長、主任エコノミスト。一橋大学社会学部卒業後、1984年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・週刊誌等への執筆の他、「サンデープロジェクト」等TVでも活躍。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に世界の政治経済について鋭く分析したレポートを配信中。著書に『1985年』(新潮新書)など。

 はじめに――「一つか二つの物語」をめぐって
第1章 始まりはセプテンバーサプライズから
サンデー・ポールソンの登場/リーマンショックが報じられた夜/なぜリーマンを破綻させてしまったのか/今度は「法案否決!」というサプライズ/公的資金論議は地雷原/大統領選挙はオバマが優勢に/麻生首相、国連演説のメッセージ
第2章 七転八倒――世界金融危機の実相
2007年2月、市場からのメッセージ/2007年:サブプライム問題の始まり/2008年:不発だった「七転び八起き」/経済学よりも心理学/投資銀行=悪玉論は本当か/貸し出しがアナログからデジタルへ/アームズレングス型の終焉/住宅市場の違いに要注意/アメリカの時代は終わったのか
第3章 ビッグスリー問題と米国経済の行方
動揺する日米の自動車産業/ビッグスリーの落日/ピンチの裏にチャンスあり/(1)短期楽観、(2)中期悲観、(3)長期楽観/アメリカは失敗から立ち直る
第4章 結局、ブッシュ時代とは何だったのか
ブッシュ大統領の巨大な実験/理念外交によるユニラテラリズム(政治)/戦争と同時の大減税(経済)/社会的な不寛容政策を推進(社会)/これまでになかった“You”の政治家/偉大な大統領を目指す/ロングテールを味方につけた勝利/3候補が抱えていた3つの物語/オバマ外交の展開を予測する
第5章 オバマの勝利と新政権の発足
「シカゴ」というシンボルを使うオバマ/オバマ新大統領が抱えている重さ/2008年大統領選挙の結果を読む/アメリカの政治地図はどう変わったか/出口調査を読み込む/選挙結果から見えてくること/議会選挙でも民主党が躍進/オバマ新政権は慎重な滑り出し/保守化したアメリカでの「ニューディール」/二大政党のカルチャーの違いに注意
第6章 金融危機と日本の試練
「パーフェクトストーム」の年だった2008年/自然災害のような国際金融危機/資源価格の高騰と暴落/BRICsブームの終焉へ/外需依存の景気回復シナリオの崩壊/金融危機は春までに収拾か!?/バブルはなぜ誕生するのか/「日本型経営」が見直される?/100年企業大国、日本/外発型危機をチャンスとせよ
第7章 複眼で見る世界と日米関係
プリンシパル―エージェント問題/「外交・安保」と「経済・金融」という複眼/新中世圏vs.近代圏/日米関係はジャイアンとスネ夫の友情/似ているようで似ていない日本と米国/日米の相互補完関係/日本は「オバマ時代」を見据えた構想を
 あとがき

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