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70年代の日本を熱狂させた数々の「超常現象」は、すべてこの男の仕掛けだった!

コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生

岡本和明/著、辻堂真理/著

1,620円(税込)

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発売日:2017/08/18

読み仮名 コックリサンノチチナカオカトシヤノオカルトジンセイ
装幀 新潮社写真部・広瀬達郎/撮影、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 284ページ
ISBN 978-4-10-324533-9
C-CODE 0095
ジャンル ノンフィクション
定価 1,620円
電子書籍 価格 1,620円
電子書籍 配信開始日 2017/08/25

三度の臨死体験を経て辿り着いた、ユリ・ゲラーやJ少年の「スプーン曲げ」、地縛霊と背後霊の「心霊写真」、行方不明者捜索の「透視予知」、そして全国の学校教室を席捲した「コックリさん」――超常現象研究家・中岡俊哉の知られざる素顔を、息子と“最後の弟子”が描く超常評伝、ここに降臨! 【完全復刻版「コックリさん文字盤」付き!】

著者プロフィール

岡本和明 オカモト・カズアキ

演芸研究家。1953年生まれ。父は超常現象研究家・中岡俊哉。曾祖父は明治期の大浪曲師・桃中軒雲右衛門。主な著書に、『昭和の爆笑王 三遊亭歌笑』『俺の喉は一声千両 天才浪曲師・桃中軒雲右衛門』(新潮社)、『これが志ん生だ!』(三一書房)、『内儀さんだけはしくじるな』(文藝春秋)、『小せんとおとき』(KADOKAWA)など多数。子供向け『らくご長屋』シリーズ(ポプラ社)、『江戸小ばなし』シリーズ(フレーベル館)はロングセラー。

辻堂真理 ツジドウ・マサトシ

放送作家。1961年生まれ。映画助監督、映画業界紙記者を経てテレビの世界へ。『そこが知りたい』(TBS)、『NONFIX』(フジテレビ)をはじめ、情報・音楽系番組を中心に150本以上の番組に携わる。1990年以降のワイドショー全盛期には、『ザ・ワイド』(日本テレビ)で、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、日本人拉致事件などを取材の最前線から伝えた。生前の中岡俊哉と交流を持ち、いわば「最後の弟子」のような形で仕事に協力し、本人への長時間インタビューを敢行した。本名・猪鼻浩行。

目次

プロローグ 一九七四年三月七日の「奇跡」
第一章 三度の臨死体験
第二章 超常現象との出会い
第三章 ユリ・ゲラーと超能力ブーム
第四章 コックリさんと心霊写真
第五章 クロワゼット、衝撃の透視力
第六章 ハンドパワー、そして「死後の世界」へ
エピローグ 予知されていた寿命
あとがき 岡本和明
中岡俊哉という時代があった――あとがきにかえて 辻堂真理
参考資料
著者略歷

インタビュー/対談/エッセイ

心霊手術で消えた親父のウオノメ

岡本和明

 中岡俊哉とは何者なのか、いま40代以下の方は、あまりご存じないと思う。
 彼は超常現象研究家で、ライターで、テレビ番組企画者でもあった。特に、1970年代には『狐狗狸さんの秘密』がベストセラーとなり、全国の中学生を中心に、コックリさんが大流行した。また、『恐怖の心霊写真集』では心霊写真ブームを巻き起こしてもいる。生涯に200冊の著作を手がけ、3000本のテレビ番組にかかわり、2001年に74歳で亡くなった。
 私は、その中岡俊哉(本名・岡本俊雄)の息子である。演芸研究家として、落語や浪曲の本を上梓するたびに著者略歴を見たひとから「あの中岡俊哉の息子さんですか」と不思議そうに言われてきた。確かに当時のテレビでは、連日、オカルト番組をやっていて、そのすべてに親父が出ていたのだから無理もない。家で本人に会うことなど、めったになく、家族でテレビを見ては「親父、元気そうだね」なんて言っていたほどだ。
 本書は、そんな中岡の全生涯を追う評伝ノンフィクションである。戦前を中国で過ごした親父が「東峰輝」という中国名を持ち、三度の臨死体験をしていることや、中国共産党下の北京放送局で働いていたことなどは、おそらく今回初めて明かされる話だと思う。
 引き揚げ後は、北京時代に集めていた中国の怪談・奇談を連載読み物に仕立てて、千葉日報へ持ち込んだ(当時は千葉県館山市に住んでいた)。これが人気になり、やがて親父は、当時、続々と創刊され始めた少年少女向けの漫画週刊誌に怪奇読み物を書くようになる。「テープレコーダーは知っている」「少女を引き込んだ湖」「死を呼ぶ羽子板」など、あらゆる雑誌に書きまくった。
 共著者の辻堂真理氏は放送作家だが、若いころから親父のもとに通い、テレビ界の大先輩として、いろいろ相談に乗ってもらっていたという。晩年は、かなり突っ込んだインタビュー取材を行なっており、私などよりはるかに、親父のことをよく知っている。
 あらかじめ断っておくが、本書は、心霊現象や超能力の有無を追う内容ではない。そんなことは、私にもわからない。しかし、私は「見ている」のだ。ひとつは、親父が南米取材から帰ってきたとき。足の裏に巨大なウオノメがあったのに、きれいになくなっていた。ブラジルの心霊治療家ホセ・アリゴーの心霊手術で、えぐりとってもらったのだという。その模様は現地新聞でも紹介され、本書にも再録した。
 もう一つは、スプーン曲げだ。
 あるとき、親父が能力開発に協力していたJ少年を自宅に呼んで実験を行なったのだが、確かに私の目の前で、スプーンの柄がグニャリと曲がったのである。しかも、そのスプーンは、その後も勝手に曲がり続け、ついにUの字になってしまったのだ。
 一時、親父はスプーン曲げがインチキだと、ものすごいバッシングを受けたが、まったく意に介さなかった。超能力者クロワゼットをオランダから呼んで、行方不明の少女を透視予知する番組を制作し、予知したとおりの場所で遺体が発見されたときは、いろんな意味で社会問題にもなった。それでも動じなかった。
 あのバイタリティがどこから生まれたのか。本書で、あの時代の熱気をもう一度思い出していただければうれしい。なお、本書のカバー裏にはコックリさんの文字盤が印刷されているが、これは親父が監修したオフィシャル版である。

(おかもと・かずあき 演芸研究家)
波 2017年9月号より

幽霊の声

中岡俊哉のスクープ録音! ロンドン・オキーフ氏宅の「幽霊の声」!
本書でも描かれているが、中岡俊哉は、世界中を飛び回り、数々の超常現象を撮影・録音している。これは、その中でも特に貴重な音源だ。
ロンドンに住むオキーフ氏宅の裏庭では、頻繁に「幽霊の声のような不気味な音が聞こえる」と報告されていた。さっそく中岡俊哉が自ら録音機材を持ってロンドンに飛び、見事、録音に成功した「幽霊の声」。約40秒あたりから聞こえてくる、苦悶の唸り声を聴け!

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