ナツノイリグチモヨウノデグチ
夏の入り口、模様の出口


川上未映子

未体験ゾーンへあなたを誘う、神秘的・哲学的・反日常的エッセイ集へようこそ!

恋人の浮気を直感ピッコン!で突き止めた日、血まみれタクシー運転手がくれた物とは? 襟足から下の方まで「毛」へのこだわり、午前二時の恐怖体験、なぜ冷蔵庫にハムスターの死骸を入れるのは嫌かという哲学的考察など、人気作家の摩訶不思議な頭の中と、世界の摩訶不思議な人間たちの姿が垣間見られる一冊。脳みその洗濯だ!

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 159ページ
ISBN : 978-4-10-325621-2
C-CODE : 0095
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2010/06/30

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川上未映子
カワカミ・ミエコ

1976年、大阪府生まれ。2006年、随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎)を刊行。2007年、初めての中篇小説「わたくし率 イン 歯ー、または世界」が第137回芥川賞候補となる。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2008年2月、「乳と卵」(文藝春秋)が第138回芥川賞を受賞。3月、第1回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。2009年4月、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞を受賞。2010年2月、映画『パンドラの厘』でキネマ旬報新人女優賞を受賞。3月、長篇小説『ヘヴン』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を、8月には同書で第20回紫式部文学賞を受賞。近著に『六つの星星』(文藝春秋)、『発光地帯』(中央公論新社)がある。

ピッコン!
みんなに名前はあるけれど
燃やして、お手紙
恥ずかしいって、なんですのん
お金の話はしません世界
あなた編集者?
おめでたい人
明晰夢があれば生きてゆける
世田谷のがんばり
消します? それとも残します?
II
夏の入り口、模様の出口
ゆるりもぴーんも、おこのみで
口のなかまでトカトントン
パワーはとっても必要だけど
「ハチ……、おそろしい子!」
言葉は非常に生きている
マイケル、真夏の夜の夢
怖くないかも、覚醒剤
飛行機、ちょっと一蓮托生
甥っ子は思い出にあらずですって
III
10年たっても反省できない
「ありがたさ」の有り難さ
歩みはどんどん鈍くなり
あなたなにしにいらしたの?
ドラマティック、毛!
熟女は読書の秋っぽく
秋の気持ちのお献立
逗留あれこれ
マジはがんばれ
IV
太陽がすごすぎ&美しくって
思い出はどこを流れる
オモロマこのまま、いいですか
鍵はいつも柔らかいので
きれいな手はお好き?
舐めんな! エツ! エツ!
無視力、ノックノック
週刊誌はお好き?
看板に偽りはあるのですか
絨毯の世界
2月、飛躍するチョコレート
できればそっと、してくりゃれ
甘えてますか、睡眠発作
調子よくって厭になるね
好きの偏り
いっそ電車を真っぷたつ
求む、スクエア!
インして平気? 獣たち
あとがき



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