ナゼトモハシニオレハイキタノカセンチュウハタチガアユンダセンゴ
なぜ友は死に 俺は生きたのか―戦中派たちが歩んだ戦後―


堀切和雅

後世を信じ、散っていった戦友たちの、「生き残り」に託した想いを訪ねる――。

死を前にし、兵士たちが必死に問うた戦争の意味。だが、それは終戦時の喧騒や、「新しい時代」の潮流にかき消されていく。あのとき、自らの死と引き換えに、彼らが夢み描いた、新しい「くに」とはいかなる姿だったのか。忘却の中に消えつつある生き残りたちを訪ね、長年背負い続けてきた、亡き戦友が残した想いを聴いた。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 190ページ
ISBN : 978-4-10-326321-0
C-CODE : 0095
ジャンル : 歴史
日本史
発売日 : 2010/07/23

立ち読み
立ち読み

書評
書評/対談


1,470円(定価) 購入


プロフィール 目次 感想を送る

堀切和雅
ホリキリ・カズマサ

1960年生まれ。劇作家、エッセイスト。早稲田大学時代に結成した劇団「月夜果実店」を主宰しながら、岩波書店で『世界』「ジュニア新書」などの編集を手がける。その後、大学教員(担当領域「演劇・身体表現」)を経てフリーに。主な著書に『三〇代が読んだ「わだつみ」』『結論を急がない人のための日本国憲法』(共に築地書館)『「ゼロ成長」幸福論』(角川書店)『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい―ミトコンドリア病の子と生きる―』(集英社新書)など。

「家の樹」
1 なぜ俺が、生き残ったのか
後期戦中派の魂/「やあ、やあ」だけなんだ/蛇を二つに切るように/自分より、遥かに若い死者たちと/苦しくしつけた魂を/割を食った世代/強いてでも「大人」になる
2 『ガダルカナル戦詩集』をめぐって
吉田嘉七『ガダルカナル戦詩集』より/『ブーゲンビル詩集』より
3 貧困線から復興へ
ゼロからの出発/「戦争の意味」どころではなかった/もっと悲惨だった兵たちへの、後ろめたさ/「高度成長の責任」/亡霊は見ている/「これとは違う戦後」はありえたのか?/それは「彼らの時代」だった
4 「右」とか「左」とかではなく
学徒兵の戦争責任?/骨抜きにされた「わだつみのこえ」/彼らがそう思ったのか?/「右」も「左」も/嘘のない魂
5 爆発の言葉、「何をっ!」
三里塚がすぐそこだったので/「こえ」を聴き、未来を構想する
6 愛情に 満ちているけど 虚無なんだ
もの言わぬ死者たちの代わりに/生まれない方が良かった/つけたし、の人生/心の「まぎれ」のためにも働く
飛行場と草束と乙女たち──あとがきに代えて

新刊お知らせメール

お気に入りの著者の新刊情報を、いち早くお知らせします!

堀切和雅 登録


日本史 登録


他の条件で登録する



ページの先頭へ戻る