カンケンモウゴシマツニコマルヒト
管見妄語 始末に困る人


藤原正彦

見渡せば「始末に負えぬ」輩ばかり。来たれ、私欲を捨てた「始末に困る」リーダーよ!

他国の脅威、未曾有の災禍はそっちのけ、サル山もどきのボス争いに明け暮れる政治家たち。成功者の失敗をここぞとばかり、正義という名の嫉妬で煽りまくるマスコミ──。日本人の誇りは、どこに行ってしまったのか。この国の弛緩した精神を、鋭い慧眼と独自のユーモアで研ぎ澄ます! 「週刊新潮」人気コラム、待望の第二弾。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 190ページ
ISBN : 978-4-10-327408-7
C-CODE : 0095
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2011/10/18

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藤原正彦
フジワラ・マサヒコ

1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。1978年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『遥かなるケンブリッジ』『父の威厳 数学者の意地』『心は孤独な数学者』『国家の品格』『この国のけじめ』『名著講義』等。新田次郎と藤原ていの次男。

はじめに
第一章 人生は無常かつ無情
サヨナラだけが人生だ
日本代表はなぜ勝てないのか
ワインと脳細胞
国のために戦うか
おんな船頭唄
顔のない日本
父を訪ねる旅
池に落ちた犬
サル山のボス争い
第二章 お人好しが損をする
大学の美観
変節
熊との遭遇
円高は悪なのか
作家と編集者
始末に困る人
脅され騙され
滲み出てきた陰影
歴史を知りたくなる
夢見る乙女
第三章 近代日本の宿痾
日本の宿痾
プロとアマ
後世に残る格言
狂騒の壺の中
科学技術立国の危機
ウィキリークス
慎み深い人
亡国の論
世界一の宣伝下手
さあ困った!
第四章 人間の幸福は富ではない
国民が育てる
ビリー・バンバン
命懸けで考えずして
みんなの好きなスローガン
雪を見ていると
声高の正義感
「絆」を取り戻せ
気を感知する力
カンニング対策
努力は必ず報われる
第五章 世界が感嘆する日本の底力
日本の底力
花見へ出よう
語りかける言葉の力
二次被害を防ぐ
風評の原因
内向きな視線
大敗北の殿
ユーモアは不謹慎ならず
会議は踊る
奈良光枝のこと
日本人の誇り
故郷の諏訪にて

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