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大阪・更池に生まれ育ち、己の才覚だけを信じ、食肉業で伸し上がった「父」の怒濤の人生。

路地の子

上原善広/著

1,512円(税込)

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発売日:2017/06/16

読み仮名 ロジノコ
装幀 本橋成一『屠場』より/写真、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 新潮45から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 239ページ
ISBN 978-4-10-336252-4
C-CODE 0095
ジャンル ノンフィクション
定価 1,512円

「金さえあれば差別なんてされへんのや!」 昭和39年、大阪――「コッテ牛」と呼ばれた突破者、上原龍造は「天職」に巡りあう。一匹狼ながら、部落解放同盟、右翼、共産党、ヤクザと相まみえる日々。同和利権を取り巻く時代の波に翻弄されつつ、逞しく路地を生き抜いた男の壮絶な半生を、息子である著者が描く異色のノンフィクション。

著者プロフィール

上原善広 ウエハラ・ヨシヒロ

1973(昭和48)年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィション作家となる。2010(平成22)年、『日本の路地を旅する』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。2017年、『一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート』(角川書店)で第27回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。主な著書に『異邦人 世界の辺境を旅する』(文春文庫)、『被差別の食卓』『被差別のグルメ』『異形の日本人』(いずれも新潮新書)、『私家版 差別語辞典』(新潮選書)、『発掘狂騒史「岩宿」から「神の手」まで』(新潮文庫)、『カナダ 歴史街道をゆく』(文藝春秋)など多数。

ブログ「全身ノンフィクション作家」 (外部リンク)

目次

第一章 昭和三九年、松原市・更池
「今さら命乞いしても遅いわ。そこでジッとしとれッ」
第二章 食肉業に目覚めた「突破者」の孤独
「オレの周りのええ人は、みんなおれへんようになってまう……」
第三章 牛を屠り、捌きを習得する日々
「オレは捌き職人やで。ケイちゃんさえ付いてきてくれたら、どないなと食べていけるから」
第四章 部落解放運動の気運に逆らって
「金さえあれば差別なんかされへん」
第五章 「同和利権」か、「日の前の銭」か――
「人間は、己の実益が絡んでこそ本気になる」
第六章 新同和会南大阪支部長に就く
「オレかて、もう後には引けませんねや」
第七章 同和タブーの崩壊を物ともせず
「ワシの勘はまだ、鈍ってないなと思ったな」
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