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かわいいあいつも、食べるとおいしい。

世界のへんな肉

白石あづさ/著

1,296円(税込)

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発売日:2016/10/31

読み仮名 セカイノヘンナニク
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判
頁数 191ページ
ISBN 978-4-10-350471-9
C-CODE 0065
ジャンル エッセー・随筆
定価 1,296円
電子書籍 価格 1,037円
電子書籍 配信開始日 2017/04/14

怒ると「臭い」ラクダやリャマ、おねだり下手なイグアナ、突然キレるワニ。そんな動物たちを……ええっ、食べちゃうの!? 白子のようにふわふわなヒツジの脳みそ、コラーゲンたっぷりのアルマジロ、舌の上でとろけるトナカイ——世界100以上の地域を訪ねた著者が、動物たちとの出会いとその意外な味を綴るエッセイ集。

著者プロフィール

白石あづさ シライシ・アヅサ

日本大学芸術学部美術学科卒業。地域紙の記者を経て、約3年の世界放浪へと旅立つ。帰国後はフリーライターとして旅行雑誌、グルメ雑誌等に執筆。これまでに訪ねた国や地域は100以上にのぼる。著書に『世界のへんなおじさん』(小学館)。

書評

谷口菜津子さんによる書評マンガ
「旅する舌とへんな肉」

谷口菜津子

レバ刺しとの疑似恋愛(!?)を描いたマンガ「レバ刺しとわたし」(『わたしは全然不幸じゃありませんからね!』収録)で注目を集めた気鋭のマンガ家、谷口菜津子さんに、『世界のへんな肉』をお読みいただいた感想をマンガで表現いただきました!



(たにぐち・なつこ 漫画家)
波 2016年11月号より

目次

はじめに
【ユーラシア篇】
水牛(インド) インド人も牛を食べる? 「悪魔の牛カレー」とは
ヒツジ(イラン) 恋する女子大生も大好き「ヒツジの脳みそサンドイッチ」
【アフリカ篇】
ラクダ(エジプト) 乗るより食べたい? 「ラクダのケバブ」
キリン(ケニア) サバンナレストランでもらった「キリンのジャーキー」
ダチョウ(南アフリカ) 恐怖のダチョウ リベンジは「ステーキ」と「オムレツ」で
ガゼル インパラ(ケニア) チーターも大好物? 「サバンナの天使の煮込み」
ウサギ(ウガンダ) 湖に浮かぶ島で暮らす魅惑のぶちウサギ
【中南米篇】
リャマ アルパカ(ペルー) インカ対決「リャマのトマト煮」vs「アルパカステーキ」
ヨロイナマズ(ブラジル) アマゾン川グルメ紀行 呪われた「ヨロイナマズの味噌汁」
バッファロー(ブラジル) 開拓者の味? 密林の「バッファローステーキ」
アルマジロ(グアテマラ) お肌に効く!? 「アルマジロのブラウンシチュー」
イグアナ(エルサルバドル) その無表情がクセになる「イグアナのスパイス炒め」
【ヨーロッパ篇】
雷鳥(スウェーデン) 山のアイドル 禁断の「雷鳥ロースト ブルーベリーソース」
トナカイ(スウェーデン) サンタの友達はうまいのか? 「トナカイのカルパッチョ」
ビーバー(リトアニア) バルトで出会った川の働き者「ビーバーのプラム煮込み」
【アジア篇】
ヤギ(インドネシア) オバケのささやきと「ヤギの脳みそスープ」
カエル(マカオ) おしゃれな漢方スイーツ? 「カエルの子宮ココナッツミルク」
カブトガニ(中国) セレブな気分で“カニ”三昧? 「カブトガニの唐辛子炒め」
【日本篇】
ワニ(静岡) 背中のゴツゴツを煮込んだ「ワニカレー」やいかに
おわりに

イベント/書店情報

世界のへんな肉地図

特別公開!  “へんな肉”写真つき内容紹介

白石さん直筆のイラストとともに、動物との触れ合いやその肉を食べる顛末が綴られている『世界のへんな肉』。
本文中には掲載していない料理写真を交えて、内容の一部をご紹介します。

ヤギ(インドネシア)
オバケのささやきと「ヤギの脳みそスープ」
◆かわいいヤギを食べるなんて

 油絵を学んでいた学生時代は、まさか自分がライターになるとも、世界一周の旅に出るとも思っていなかった。美術の先生を目指し、教職の授業を受け、せっせと課題のヌードモデルを描いていた。
 そんなある日、隣の彫刻学科の人たちのモチーフがヤギに決まり、モデルとなる3匹のヤギが学校にやってきた。ふわふわの体、細い足、びょこんとした耳、そして人の顔もよく覚えるかしこいヤギ。つるつる肌の人間のヌードに飽き飽きしていた私は、ヤギの出現に大喜び。アトリエを飛び出し、せっせとヤギを描いたのだが、クラスメートたちは私のヤギの絵を見て「ヤギってね、瞳がピーナッツみたいに横一文字じゃん。ヨーロッパでは昔から"悪魔"と呼ばれているんだよ」と余計なことを教えてくれるのだった。

 あー、やだやだ。みんなヤギの魅力を分かっていない。この愛らしいヤギのどこが“悪魔”なのだろう?

――本文より


学生時代から、「つるつる肌の人間」よりも「ふわふわの体、細い足、びょこんとした耳、そして人の顔もよく覚えるかしこいヤギ」のほうに親しみを感じてきた白石さん。特別な存在であるヤギを食べることなんて、一生ないと思っていました。

◆バリの串焼き屋とは……

月日は流れ、ライターとなった白石さんがあるとき取材でバリ島を訪れると、そこに待っていたのはなんとも不可解な“ある”出来事。その後、現地の友人からの「おいしい串を出す店があるから、ランチに行こう」という誘いに乗って街なかへ繰り出してみると、そこには「もくもくと煙を吐く炭火焼きの食堂」が。「入り口に何やら動物の骨が吊るしてある」そのお店は、なんの串屋さんだったのでしょうか?

「ここがヤギ串屋」
「えっ!? ヤ、ヤギ?」

 どうしよう。なぜ、よりによってヤギ? 一生食べないと誓った、かわいいヤギを食べていいのか。「ヤギは悪魔」という学生時代の友人の言葉も蘇る。しかし、気持ちとは裏腹に、いい匂いに反応してグウグウおなかは鳴る。
 今までさまざまな肉を食べてきたが、ヤギだけは特別だ。……

――本文より


白石さん、絶体絶命のピンチです!

◆ヤギの脳みそスープ、その味は?

 一方、奥さんがかき混ぜている大きな鍋を覗くと、ぐつぐつと濃厚な赤茶色のスープが湯気を立てている。中身の具をサッとお椀に入れて、ご飯と一緒に持ってきてくれたスープからは、スパイスのいい香り。ヤギ、ごめん! どうにも、うまそうよ!

「おばちゃん、これって何が入っているの?」
「ええとダシはヤギの骨で取っているけど、臓物と脳みそからも味が出ているよ」
「ヤギの脳みそ!?」
「そうそう、ここ。今日はいっぱい入れた」

 頭を指差しながら、おばちゃんはフフフと笑うのだが、この白くてプカーンと浮かんでいるのが、脳みそかしらね?

――本文より


「カレー味のトンコツラーメン」のような、食欲をそそるいい香りが白石さんをさらに揺さぶります。どうする、白石さん!

◆「ピーナッツ」のソース?

焼き上がった串は、そのまま食べることも、店のおじさんの特製ピーナッツソースをかけて食べることもできるそうです。ヤギとピーナッツ、どこかで聞いた組み合わせのような……?

脂っぽい見た目からは意外な、ヤギの脳みそスープの味とは? 甘い特製ピーナッツソースとヤギ肉の相性やいかに?
そして、白石さんに「バリというのは常識が逆転していく場所なのだ」と言わしめ、かわいいヤギを食べる決心を起こさせた不可解な出来事、“オバケのささやき”とは?

ぜひ本書でお確かめください。

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