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「温暖化による悪影響は地球を蝕んでいく」って本気でそう思ってるの?

ほんとうの環境問題

池田清彦/著、養老孟司/著

1,080円(税込)

本の仕様

発売日:2008/03/18

読み仮名 ホントウノカンキョウモンダイ
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-423104-1
C-CODE 0095
ジャンル 思想・社会、科学、地球科学・エコロジー、建築
定価 1,080円

「CO2の排出量を削減しよう」だって? 「地球温暖化を防止しよう」だって? そんな“瑣末”なことは、どうでもいい。ほんとうに重要な「問題」は、別にある――。情緒的で倒錯的なこの国の環境ブームを痛烈に批判し、現代文明の本質に関わる環境問題を根源的に考える書。

著者プロフィール

池田清彦 イケダ・キヨヒコ

1947(昭和22)年、東京生れ。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、2004(平成16)年4月より早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている。著書に『構造主義生物学とは何か』『構造主義と進化論』『分類という思想』『新しい生物学の教科書』『環境問題のウソ』『「進化論」を書き換える』『世間のカラクリ』、共著に『ほんとうの環境問題』『マツ☆キヨ』などがある。

養老孟司 ヨウロウ・タケシ

1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年より同大学名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞受賞)『形を読む』『解剖学教室へようこそ』『日本人の身体観』『唯脳論』『バカの壁』『養老孟司の大言論I〜III』など。「身体の喪失」から来る社会の変化について探究しており、前作『身体巡礼』では、ドイツ、オーストリア、チェコを、『骸骨考―イタリア・ポルトガル・フランスを歩く―』はイタリア、ポルトガル、フランスを舞台に、その思索を深めようと試みている。

目次

はじめに 池田清彦
I 環境について、ほんとうに考えるべきこと……養老孟司
石油とアメリカ/文明とエントロピー/本気で考えていない/環境問題とは何か/自然とは何か/環境と安全保障/何を考えるべきか
II 環境問題の錯覚……池田清彦
 一 何が「環境」の「問題」なのか
かつては環境問題といえば自然保護と公害のことだった/環境問題には「流行」がある/有機物の循環/下肥までをも組み込む形での物質循環が行われていた江戸/増えているのは炭酸ガスだけではない/自然界にもともとあるものと、ないもの
 二 身の回りの環境問題――ゴミとリサイクルをめぐる誤謬
ペットボトルのリサイクルはムダ/リサイクルに向くものと、向かないもの/自治体指定のゴミ袋はエコロジカルではない/リサイクルの何が良くて何がダメなのか/ゴミがないと困るハイテクのゴミ焼却炉/やればやるほどムダが出る
 三 ほんとうの環境問題――エネルギーと食料
自然破壊と人口増加/人口が増加に転じた要因/エネルギーと食物の関係性/持続可能なエネルギーはない/石炭と石油が自然環境を救った/本来、最もエネルギー効率が良いのは水力発電だが/なぜアメリカがバイオ燃料に力を注ぐのか/日本におけるバイオ燃料の可能性は?/貧民から食料を奪うことにつながるバイオ燃料/風力発電やエコカーはペイするかが問題/太陽光発電の問題点と優位性/余った電力を揚水式ダムに用いる/憲法でエネルギーは買えない/食料自給率は上がるか/フード・マイレージと農業振興/少子化対策に金をばらまくのは錯誤
 四 環境問題は「人間の問題」である――人口問題のジレンマ
「中国人とインド人の惑星」化/世界の出生率を下げるには/少子化の何が問題なのか/人口問題が解決すればすべての問題は解決する?
 五 地球温暖化の何が問題か
京都議定書を守っても二酸化炭素の量は減少しない/地球はこれまで何度も温暖化と寒冷化を繰り返してきた/気温が何℃上がるというのか/温暖化によってどんなダメージがあるのか/海面三五センチの上昇の何が問題なのか/京都議定書を守っても日本が温度上昇抑制に貢献できるのは〇・〇〇四℃/一〇〇年後の温度がどうなるかを計算しても意味がない/景気を悪くしないかぎり、CO2の排出は減らせない/問題の予防よりも、問題が生じた後の対策を
III 「環境問題」という問題……池田清彦×養老孟司
 一 政治的な「地球温暖化」論
そもそも「地球温暖化」はほんとうなのか/日本の負担は「六〇分の一」でいい/「温暖化歓迎」という意見はなぜないのか/何でも地球温暖化のせい?
 二 エネルギーと文明の関係
地球温暖化論の背景にあるエネルギー問題/石油は日本に使わせろ/アメリカと中国の問題/環境問題と石油会社/油から歴史を見る/いちばん重要な問題は何か/石油中心社会からどう脱するか/システムを変えられるか/持続可能な人口
 三 生きる道
全世界の食料援助量の三倍を棄てている国/問題を細かく見ること/食料自給率を金額ベースで考える/環境と秩序のありよう/中間項の喪失/「環境立国」よりも、モノづくり
あとがき 養老孟司

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