ゴリンボイコットマボロシノモスクワニジュウハチネンメノショウゲン
五輪ボイコット―幻のモスクワ、28年目の証言―


松瀬学

高田裕司が涙の理由を吐露し、瀬古利彦は「すべて狂っちゃった」と呟いた――。

ソビエト連邦によるアフガニスタン軍事侵攻に抗議する目的から決定されたモスクワ五輪不参加。この日本スポーツ史上最悪の「敗北」に至る過程でいったい何が起こっていたのか。二十八年前の騒動の渦中にあった選手や関係者たちを訪ね歩き、その記憶と証言からスポーツと政治の関係をいまこそあらためて問い直すドキュメント。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 270ページ
ISBN : 978-4-10-460003-8
C-CODE : 0095
ジャンル : 旅行
スポーツ
発売日 : 2008/06/18

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松瀬学
マツセ・マナブ

1960年長崎県生まれ。早稲田大学卒業後、共同通信社入社。共同通信では一貫してスポーツ畑を歩み、プロ野球、大相撲などの担当を経てJOC、IOCなどをカバー。1996年から四年間はニューヨーク勤務。2002年1月に同社を退社、ノンフィクションライターに。著書に『汚れた金メダル』(文藝春秋。1996年度ミズノスポーツライター賞受賞)『早稲田ラグビー再生プロジェクト』(新潮社。『清宮革命・早稲田ラグビー再生』と改題し新潮文庫)『宇津木妙子・麗華物語』(集英社)『日本を想い、イラクを翔けた』(新潮社)『こわ~い中国スポーツ』(べースボール・マガジン社)などがある。


序章 二十八年前の悪夢
【苦】福田富昭――消せない記憶
第1章 選手たちの蹉跌
【無】高田裕司――「涙の抗議」の意味
【残】瀬古利彦――ワーストレース
【始】長崎宏子――モスクワがすべてのスタート
【過】山下泰裕――終わったこと
第2章 政治とスポーツの距離
【踊】松平康隆――カーター大統領の抗議意図
【労】戸村敏雄――国会の答弁作成に忙殺された日々
【忍】鈴木祐一――「銀座千疋屋」での極秘会談
【無】福山信義――モスクワ視察の後で
第3章 不参加決定までの軌跡
【変】岡野俊一郎――内閣官房長官・伊東正義の来訪
【曇】古橋廣之進――意外な「不参加」賛成への挙手
【圧】林克也――JOC臨時総会の表決の仕方に対する異議
【怒】大野晃――メディアはどう動いたか
第4章 モスクワの教訓
【失】黒田善雄――ドーピング問題の第一人者が見たモスクワ五輪
【共】石川英夫――モスクワ五輪組織委員会との「商談」の中で
【商】杉山茂――五輪放送の転機
【継】岸本健――涙でファインダーが曇ったショット
  あとがき
附録 体協臨時理事会/JOC臨時総会(一九八〇年五月二十四日)メモ

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