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まさか、こんなことが……!? 米次期大統領候補の衝撃告発!

国家を喰らう官僚たち―アメリカを乗っ取る新支配階級―

ランド・ポール/著、浅川芳裕/訳

1,944円(税込)

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発売日:2015/09/25

読み仮名 コッカヲクラウカンリョウタチアメリカヲノットルシンシハイカイキュウ
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 238ページ
ISBN 978-4-10-506941-4
C-CODE 0031
ジャンル 政治、外交・国際関係
定価 1,944円

武装した官僚たちが、次々と国民を襲撃し、略奪を行っている――全米を震撼させた次期大統領候補のベストセラーが、ついに日本上陸! 国民の安全、野生動物の保護、環境の浄化……さまざまな名目で予算獲得と権限拡大に邁進し、国民を搾取する暴走官僚たちの実態を暴く。日本人にとっても他人事ではない官僚支配の恐怖。

著者プロフィール

ランド・ポール Paul,Rand

1963年、米国ペンシルバニア州生まれ。デューク大学医学部を卒業後、眼科医となる。2011年、ケンタッキー州の連邦上院議員に当選(共和党所属)。小さな政府、財政支出の削減、減税を主張し、リバタリアン、ティーパーティー層から支持を集め、2016年大統領選挙の有力候補の一人と目されている。父親は、テキサス州選出の下院議員を長く務め、大統領選挙に何度も挑戦したロン・ポール。

浅川芳裕 アサカワ・ヨシヒロ

1974年、山口県生まれ。エジプト・カイロ大学文学部セム語専科中退。英語、アラビア語通訳・翻訳、ソニー中東新興国市場専門官、『農業経営者』副編集長を経て独立。フリージャーナリスト、コンサルタント。著書にベストセラー『日本は世界5位の農業大国』(講談社+α新書)ほか。

目次

序文――ロン・ポール
はじめに
第一部 「安全」の押し売り――FDA(食品医薬品局)とUSDA(農務省)
第一章 地獄への道は、善意で舗装されている
第二章 禁ミルク法
第三章 いじめに加担する州政府と地方政府
第四章 “ウサギ狩り”
第五章 官僚機構の暴走を止めるには
第二部 「国民いじめ」のライセンス――天下の悪法・レイシー法
第六章 商売に口を出すな
第七章 ギブソンギターが奏でる泣きのメロディー
第八章 一網打尽にされたロブスター漁師たち
第九章 潰された「キャビアドリーム」
第一〇章 官僚機構の暴走を止めるには
第三部 強奪された「財産権」――EPA(環境保護庁)の暴走
第一一章 政府は「湿地」マフィア
第一二章 官僚主義がまかり通る自由の国
第一三章 ある夫婦が味わった、アメリカの悪夢
第一四章 連邦政府に怯えて暮らす日々
第一五章 アメリカの英雄
第一六章 無辜(むこ)の民の物語
第一七章 官僚機構の暴走を止めるには
おわりに
謝辞
訳者あとがき
訳注

インタビュー/対談/エッセイ

アメリカ大統領候補の衝撃告発

浅川芳裕

 本書は米次期大統領候補ランド・ポール上院議員による告発の書である。武装した官僚たちがアメリカ国民を襲撃、略奪する実態を暴き出して本国でベストセラーとなった。
 略奪官僚機構として取り上げられる省庁は主に3つある。環境保護庁、食品医薬品局、農務省だ。それぞれ環境保全、食の安全や健康促進、農業振興、移動の安全が使命の諸省庁である。いずれも設置目的から逸脱して、権力をいかに乱用しているのか、数々の実話を通じて明かされる。各ストーリーに共通するのが、省庁が保有するSWAT(特殊部隊)の存在である。国防省でもCIAでもFBIでもない、牧歌的な響きのある諸官庁が罪のない国民をある日、突然、襲撃するのだ。「選挙で選ばれない」官僚は一切非を問われることはない。国民の苦悩をよそに、予算獲得と権限拡大に邁進する「新支配階級」の様態を描いていく。
 これらの官僚による「国民いじめ」の悲劇を導線として、本書は、日本人の知らないアメリカ政治の現実に迫っていく。
 保守対リベラルの対立点はどこにあるのか。共和党保守派のなかに存在する各思想の争点はどこにあるのか。著者が信奉するリバタリアニズム、その支援者ティーパーティー(茶会)とは何なのか。オバマ政権のどこがダメなのか。暴走する官僚を抑えられない議会の欠陥はどこにあるのか。両派・各派の対立や業界団体・ロビイストの介入、議会の機能不全によって、官僚がいかに漁夫の利を得ているのか。
 日本の政治は官僚主導で、アメリカは大統領・議会主導と長年解説されてきたが、本書を読めばその理解が完全に誤認に基づくものだと分かる。官僚支配に堕ちた新たなアメリカ像が浮き彫りになる。昨今、日本でアメリカ批評といえば、「新自由主義」や「グローバライゼーション」といった紋切型の文脈で、アメリカ政財界の「自由放任すぎる」あり方を批判するのが定番となっている。だが、本書を読めば、自由すぎるどころか、「尊大で官僚的な省庁の存在は個人の自由と憲法上の権利において、恒常的にかつ激しく予測不能な脅威である」(本書75頁)こと、そして「ただ皆、自由を望んでいるのだ。自由が奪われつつあることを知っているからだ。そして、自分たちの政府を取り戻すために戦っている」(同56頁)ことが分かる。私は本書を読みながら、まるで著者から「君たち日本人のアメリカ理解は根本から間違っている」と訴えかけられている気分になった。
 ではなぜ、アメリカは官僚に支配される国になったのか。著者は「立憲保守派(constitutional conservative)」の思想軸から、その根本問題に遡っていく。民主・共和両党の議員が「建国の父の理念」から遠ざかり、政府・官僚の権力抑制・制限を定めた「合衆国憲法」を忘却し、個人の自由、私有財産の保護を至上とする「権利章典」を参照さえしないから――というのが、著者の一貫した主張である。
 それは何も著者の独りよがりの見解ではない。そもそもアメリカの保守主義(conservatism)とは、合衆国憲法に記された建国の父の理念を指す。端的にいえば、個人の自由、私有財産を政府(官僚機構)から「保守」する立ち位置である。その説明にあたり、古代ローマのキケロからチェスタートン、バスティア、バーク、ジェファーソン、マディソン、フランクリン、アイン・ランドといった欧米の思想系譜から豊富な引用を行う。それらを軸にして、官僚支配による国民の悲劇ならびに現在進行形の著者の政治闘争(官僚機構から建国の理念を取り戻す)を読み進めば、「自由」とは何か、「権利」とは何か、「法の支配」とは何か、いまだに日本人が完全に理解しきれていない基本概念の輪郭がはっきり見えてくる。
 現在、共和党の大統領候補選は伏兵ドナルド・トランプの闖入によって乱戦模様だが、著者のランド・ポール上院議員は、二〇一六年共和党大統領選候補世論調査で「大統領にしたい政治家ランキング一位」に七度も輝き、タイム誌の「世界で最も影響力のある一〇〇人」に二〇一三年から二年連続で選ばれるなど、輝かしい政治家遍歴を誇っている。建国の理念を守ろうとする彼の信条がアメリカ人の心をとらえているのだ。五二歳とまだ若い。この先二〇年はアメリカ政治を牽引する存在である。日本人にとっても、彼の著作を読まずしてアメリカを語り得まい。

(あさかわ・よしひろ ジャーナリスト・翻訳家)
波 2015年10月号より

付録: 注記と参照元

本書は多数の方々への取材と多数の参考文献に負っている。私は個人的に彼らの多くに会って話をした。一方で、他の人々が記したとても重要な実話も本書を敷衍するのに必須であった。
本書は詳細な調査レポートではない。取り上げた物語と情報の多くはすでに他の人が発表しているものだ。本文中にそれぞれの物語の元となった複数の発言や調査レポートの出所を列挙すると煩雑になるので、ここで情報源をまとめて紹介することにした。
情報源には活動家のウェブサイトもあれば、一般市民や記者が記したブログ、諸官庁の公式ウェブサイトもある。これらの情報は本書を書き上げるために大いに役立った。とくに多数の個人がウェブ上に公開した情報源について、政府による弱い者いじめを顕在化してくれた功績に対して心から感謝する。
本書に登場した大勢の人達(以下、列挙する)の戦いに関して、さらに語るべき物語が存在する。

ジョン・ポジュガイ氏、ジョン・ラパノス氏、マイクとシャンテール・サケット夫妻、ロビー・リグレイ氏、オシエ・ミルズ氏、マリヌス・ファン・ロイゼン氏、ビル・エレン氏、ジョンとジュディ・ダラーハイト夫妻、ダン・アルガイヤー氏、デイビッド・マクナブ氏、アブナー・シェーンウェッター氏、ロバート・ブランドフォード氏、ダイアン・ホワン氏、ヘンリー・ジャスコヴィッツ氏、ジョン・ムーディ氏、スティーブンとコーネリア・ジョイス・キンダー夫妻

 

参照元

関連書籍
政府による規制および私有財産権に関する第一人者はジェームズ・V・デロング氏である。彼の著作はこれらの問題の重要性を理解するにあたり必読だ。
『私有財産の重大問題(Property Matters: How Property Rights Are Under Assault and Why You Should Care)』
『越境侵犯、制御不能(Out of Bounds, Out of Control)』

規制や食の自由、他の問題に関するもう一人の重要な著者は農業者で講師のジョエル・サラティン氏である。
『諸君、これは異常事態だ~雌鶏の幸福、人の健康、そしてより良い世界のための農業者からのアドバイス~(Folks, This Ain't Normal: A Farmer's Advice for Happier Hens,Healthier People,and a Better World)』
『私がやりたい事はすべて違法である~地元食戦争の最前線~(Everything I Want to Do Is Illegal: War Stories from the Local Food Front)』

 

関連団体リンク集
自由のための運動(Campaign for Liberty) www.campaignforliberty.org/
太平洋法律財団(Pacific Legal Foundation) www.pacificlegal.org
ヘリテージ財団(Heritage Foundation) www.heritage.org
アメリカの土地権利協会(American Land Rights Association) www.landrights.org
ケイトー研究所(Cato Institute) www.cato.org
過剰刑罰化(Overcriminalized) www.overcriminalized.com
ワールドネットデイリー(World Net Daily) www.wnd.com

私はこれらの団体やウェブサイトの主張に全面的に同意するわけではないが、彼らは本書に書いた問題に関して主要メディアとは違う取り上げ方をしている。

 

テーマ別の主要参照元

ジェームズ・V・デロング「私有財産に対する不正に関する論説集」
http://convergencelaw.com/jamesvdelong/books/stories.html

 

ジョン・ポジュガイ氏
「ジョン・ポジュガイ氏の死亡記事:ジョン・ポジュガイ氏は2011年10月12日の水曜日に妻と孫達と友人らに見守られながら息を引き取った。享年79歳」
http://www.buckscountycouriertimes.com/obituaries/john-pozsgai/article_5f55bc10-7ecf-5030-8ee9-bec951c114f0.html

「湿地の侵害」
http://water.epa.gov/type/wetlands/outreach/fact15.cfm

「私有財産権: 絶滅危惧種」
http://fee.org/freeman/private-property-rights-an-endangered-species

「規制に関する事例研究:ジョン・ポジュガイ氏のケース」
http://washingtonexaminer.com/article/144015

「EPAの眼には誰もが潜在的犯罪者である」 http://reason.com/archives/2012/06/20/everybodys-a-potential-criminal-in-the-e

「政府の私有財産に対する襲撃に関するランド・ポール上院議員の聞き取り調査」
http://www.louisville.com/content/sen-rand-paul-holds-hearing-government-assault-private-property-arena

「EPAの名称を変えるならSchutzstaffel(ナチス親衛隊)である」
http://www.freerepublic.com/focus/f-bloggers/2891811/posts

「財産権を侵害せずに環境として価値ある湿地を保護するために」
http://www.heritage.org/research/reports/1991/07/bg840-protecting-ecologically-valuable-wetlands

 

ジョン・ラパノス氏
政府はラパノス氏に対して同じ日に判決の出た麻薬の密売人より長い刑期を求めていた。ザトコフ判事は怒りを込めて、述べた。
「ここに一人の人物がいます。彼はアメリカ合衆国に入国し麻薬売買にかかわったという理由で、政府は一〇カ月間の禁固刑を私に求めてきました。その一方で、ここにもう一人の人物があります。彼は自己資金で土地を購入したアメリカの市民で、その土地の一方の端から別の端に若干の砂を移動させたという理由で、政府は彼を六三カ月間の禁固刑にするよう求めているのです。さて、以上をもって司法制度が常軌を逸していないというのなら、私には何が異常か分かりません。私はそんな判決は下せません」。

「PLF(太平洋法律財団)の粘り強さがミシガン州での最高裁再審裁判で地主の湿地案件に勝訴」
http://heartland.org/sites/all/modules/custom/heartland_migration/files/pdfs/19322.pdf

「ラパノス氏対合衆国の裁判におけるスカリア判事の遺憾で不適切な判決」
http://object.cato.org/sites/cato.org/files/articles/moller_rapanos-vs-u.s.pdf

「清浄な水と土地の強奪」
http://object.cato.org/sites/cato.org/files/serials/files/regulation/2009/11/v32n4-5.pdf

「最高裁判所が湿地保護法を泥で汚す」
http://news.heartland.org/newspaper-article/2006/08/01/supreme-court-muddies-wetlands-law

「連邦主義のための夜明け前の微光: ゴンザレス・V・ライチ氏の後の明瞭な裁定」(ラパノス裁判に関する議論 126〜130頁)
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=928985

「混乱を極めるラパノス裁判」
http://www.cato.org/multimedia/daily-podcast/rapanos-case-muddies-water

「モンタナ州上院から連邦政府への勧告:我が水域に触るべからず」
http://news.heartland.org/newspaper-article/2009/04/01/montana-senate-feds-leave-our-water-alone

「パーマフロスト市における陸軍工兵部隊の市街戦」
http://news.heartland.org/newspaper-article/2006/12/01/town-battles-army-corps-over-permafrost

 

マイクとシャンテール・サケット夫妻
「サケット家は2005年にアイダホ州北部パンハンドル地域のプリースト湖畔にあるリゾート区域の近くで、半エーカーの小さな土地を購入した。彼らは隣家に囲まれた三ベッドルームの家を建てたいと思い郡の許可証を取得した。 EPAの役人が彼らの土地が湿地であると言い出したとき、地盤用の土砂はすでに搬入されていた。彼らは、すぐに土地を自然状態に『戻す』か、1日につき最高3万7500ドルの罰金を支払うよう命令された」

「“弱者”が高等裁判所の財産権訴訟で勝利」
http://edition.cnn.com/2012/03/21/us/scotus-property-rights/

「EPAの執行権限: サケット裁判後もこれまで通り、何も変わらず」
http://www.jdsupra.com/legalnews/epas-enforcement-authority-after-sacket-64432/

「サケット夫妻対EPA」
http://www.pacificlegal.org/Sackett

「ワシントンポスト紙:アメリカ合衆国最高裁判所ブログおよびロサンゼルス・タイムズ紙のサケット裁判に関する記事」
http://blog.pacificlegal.org/washington-post-scotus-blog-on-sackett-cas/

「実録 サケット夫妻対EPA」
http://blog.pacificlegal.org/sackett-v-epa-the-real-rest-of-the-story/

「規制遵守、さもないと即、EPA適合命令という究極の選択」
http://object.cato.org/sites/cato.org/files/serials/files/regulation/2012/5/v34n4-2.pdf

「EPAの行動は司法審査に掛けられるべきだ」
http://www.cato.org/blog/epa-actions-should-be-subject-judicial-review

「サケット夫妻対EPA:最高裁が財産権訴訟を再開」
http://dailysignal.com//2012/01/09/sackett-v-epa-supreme-court-takes-up-property-rights-case/

「ワシントンポスト紙、EPAが虐待のお墨つきを得る」
http://dailysignal.com/2012/05/04/washington-post-epa-earning-a-reputation-for-abuse/

「いかに夫婦はEPAと戦い、最高裁に至ったのか」
http://dailysignal.com/2012/01/07/scribecast-how-one-couple-took-on-epa-and-ended-up-at-supreme-court/

「アイダホ州プリースト湖の財産権に関する意見陳述書」
http://www.ij.org/sackett-v-epa

 

ロビー・リグレイ氏
「悪夢は終わった。しかし、それはまだ不吉な夢のままである。彼女の70歳の父と80歳の技師は今も収監中で、彼女の関心事は彼らを自由の身にすることだけなのだ」

「悪夢は終わった」
http://www.enterprise-journal.com/opinion/article_2db7a8e6-ccc9-11df-a462-001cc4c03286.html

「被告3名と共謀2社に有罪判決」
http://www.greenenvironmentnews.com/Environment/Agriculture/3+Individuals+and+2+Corporations+Found+Guilty+in+Mississippi+Wetlands+Case

「ミシシッピ州湿地事件に関する41件の訴因」
http://www.greenenvironmentnews.com/Environment/Agriculture/41+Count+Indictment+in+Mississippi+Wetlands+Contamination+Case

「第5区巡回裁判所が湿地裁判での有罪判決を追認」
http://masglp.olemiss.edu/Water%20Log/WL28/28.1wetlands.htm

 

オシエ・ミルズ氏
「水辺に家を建てるために基盤工事を開始した後、連邦捜査官がアメリカ合衆国の航行可能な水域を汚染したという理由でオシエ氏に出頭を命じた。オシエ氏は事前に郡政府から建設許可証を取得しており、州の検査官も保護対象の海岸線の領域を確定していた。しかし、この証拠書類は地元や州政府に対する連邦機関の優位性に基づいて認められなかった。オシエ氏と彼の息子は21カ月の禁固刑に服した。後に連邦裁判官は彼らの所有地は『おそらく水質清浄法の対象となる湿地ではない』と断定した」

「オシエ氏の自由の大地……」
http://www.wnd.com/1999/09/5415/

「オシエ・ミルズ氏とケアリー・ミルズ氏対アメリカ合衆国」
http://www.justice.gov/osg/brief/mills-v-united-states-opposition-1

「オシエ・ミルズ氏と政府との20年戦争:法廷再闘争」
http://www.propertyrightsresearch.org/ocie_mills.htm

「罰金刑、有罪判決、懲役21カ月」
http://www.couldyoubenext.com/ociemills.htm

 

マリヌス・ファン・ロイゼン氏
「73歳のマリヌス・ファン・ロイゼン氏はオランダからの移民である。20年以上も所有していたわずかな私有地に引退生活を送る家を建てようとしたとき、違法な資材を敷地に搬入したとして告発された。陸軍工兵部隊は(その根拠として)水質清浄法の第404条を引き合いに出した。アメリカ合衆国の『航行可能な水域』の埋め立て前に許可証を取得することを求める法律だ。高額の罰金を払わされた上に私有地を元に戻す作業を強制された。さらには、回復作業にあたり、(もともと敷地になかった)適切な植物を植えなかったと工兵部隊が見なしたために更なる罰金を科されてしまった」

「この時代の徴候」
http://cei.org/op-eds-articles/sign-times

「下の写真はガルヴェストン地区の地元裁判所でサミュエル・B・ケント判事が下した奇怪で情け容赦のない命令の証拠資料である。同法廷で判事はマリヌス・ファン・ロイゼン氏が0.4エーカーの湿地で犯したとされる違反行為を『この大陸の先住民に対する大量虐殺』と比較してみせた」
「マリヌス・ファン・ロイゼン氏の勇敢だった青年時代と高齢となった姿」
http://prfamerica.org/vanleuzen/VanLeuzenPhotos.html

「湿地改良と湿地犯罪に対する法執行記録:訓話」
http://openscholarship.wustl.edu/law_lawreview/vol76/iss1/6/

 

ビル・エレン氏
「エレン氏は湿地使用に関する規制に従わなかったために6カ月服役した。ガチョウとカモが快適に過ごせる環境に改良し、湿地に回復不能の損害を与えないよう指定狩猟地を設置しようとしていたときのことだ。湿地の原状復帰を強制される代わりに、彼は刑務所で休日を過ごすように宣告されたのだ」

「クリントン大統領の次の仕事: ビル・エレン氏を解放せよ」
http://articles.baltimoresun.com/1993-01-25/news/1993025170_1_muskrats-wetlands-ellen

「泥沼のルール:連邦湿地規制の終焉?」
http://www.capr.us/PDFs/workshop_2011/References/Miscellaneous/swamprules.pdf

「連邦政府の規制濫用からの保護」
http://www.cato.org/publications/congressional-testimony/protection-against-federal-regulatory-abuse

 

ジョンとジュディ・ダラーハイト夫妻
「2年にわたり数百羽のウサギを売っただけで、一家は連邦政府の強権的な締め付けを招いてしまった。そして、90,643ドルという多大な罰金も科されてしまった。罰金が科されたのは当局が一家にコンタクトしてきた1年以上後のことだ。そして当局は直ちに兼業農業を辞め、設備を清算するよう促してきたのだ」

「許可なくウサギを売ると農務省から9万ドルの罰金」
http://dailycaller.com/2011/05/24/usda-fines-missouri-family-90k-for-selling-a-few-rabbits-without-a-license/

「ダラーハイト物語の教訓:われわれが政府についてもっと知らねばならない」
http://www.leftcoastrebel.com/2011/05/missouri-dollarhite-bunny-farm-tells-us.html

「ダラーハイト夫妻の宣誓書:私有財産の誤用――2010年12月11日」
http://www.youtube.com/watch?v=OzJ1cn0-oT0

 

ダン・アルガイヤー氏
「FDA(食品医薬品局)は2年間の戦いに勝利した。州境を越えて生乳を販売したとして、アーミッシュ派の農業者を営業停止に追い込むための戦いだ。彼は午前5時にFDAによる抜き打ち捜査を受けた。このまま法律を犯し続けるならば、彼は莫大な罰金を科せられる可能性がある」

「連邦政府、新鮮な牛乳を販売したとしてアーミッシュ派農場を閉鎖」
http://www.washingtontimes.com/news/2012/feb/13/feds-shut-down-amish-farm-selling-fresh-milk/?page=all

「アーミッシュ派のミルク:オバマ規制国家の最新標的」
http://dailysignal.com/2011/04/30/amish-milk-the-latest-target-of-the-obama-regulatory-state/

「生乳の叛乱」
http://www.cato.org/publications/commentary/raw-milk-rebellion

「“70年代”の白い飲み物に夢中」
http://www.cato.org/blog/i-got-hooked-white-stuff-back-70s

「このミルクは合法であるべきか?」
http://www.nytimes.com/2007/08/08/dining/08raw.html?ref=dining&_r=0

「オバマ大統領の“楽しみ”への戦い」
http://www.cato.org/publications/commentary/president-obamas-war-fun

 

ホンジュラスの漁業事業者
「海洋漁業局の係官は1999年、ある情報に基づき、アラバマ州でマクナブ氏の積荷を強奪した。荷の中のロブスターのおよそ3パーセントが規定より小さく、7パーセントは産卵期に達しており、それらすべては規定の箱ではなくビニール袋に入っていた。 ホンジュラス農業牧畜省との交渉の末、連邦捜査官はその積荷がアメリカではなくホンジュラスの国内法に違反していると断定した」

「すみません、リビーさん。多分、尋ねる相手はあなた一人ではないでしょうが、なぜデイビッド・ヘンソン・マクナブ氏は温情処置を受けるに値するのですか?」
http://reason.com/archives/2007/04/02/pardon-libby-maybe-but-not-alo

「事例研究:マクナブ氏対合衆国」
http://web.archive.org/web/20090801031552/http://overcriminalized.com/CaseStudy/McNab-Imprison-by-Foreign-Laws.aspx

「マクナブ氏、ロブスター密輸で連邦刑に服役」
http://www.publicaffairs.noaa.gov/releases2004/mar04/noaa04-r119.html

「原告・アメリカ合衆国対デイビッド・ヘンソン・マクナブ氏、アラバマ州南部地区地方裁判所」
http://uniset.ca/other/cs3/331F3d1228.html

「マクナブ氏対合衆国、ブランドフォード・シェーンウェッター氏とホワン氏対合衆国」
http://declaration.forestlegality.org/files/fla/lacey_case_mcnab_vs_us.pdf

「彼の許しを請う」
http://www.cato.org/publications/commentary/begging-pardon

「4人が有罪判決、ロブスター漁獲・流通・違法輸入計画に関与」
http://www.justice.gov/archive/opa/pr/2000/November/647enrd.htm

 

ギブソンギター
「連邦捜査官がこんなことを言うなんて想像できますか。『お前はこれから5年間刑務所行きだ』、そして、『お前のできることは工場での木材仕分け作業だけ』。ヘンリー・ジャスコヴィッツ氏はあの事件を回想しながら、 『私は酷すぎると思う』『ギブソン社の従業員はまるで麻薬犯罪者のように扱われたのです』と語った」

「ギブソンギターの泣きのメロディー、政府に急襲された木材の上で」
http://www.wsj.com/articles/SB10001424053111903895904576542942027859286

「ギブソン事件、刑事告発の気配なく長期化」
http://www.foxnews.com/us/2012/04/12/gibson-guitar-case-drags-on-with-no-sign-criminal-charges/

「なぜギブソンギターは司法省に襲撃されたのか?」
http://www.npr.org/sections/therecord/2011/08/31/140090116/why-gibson-guitar-was-raided-by-the-justice-department

「偉大なギブソンギター急襲される、数カ月経過も起訴されず」
http://reason.com/blog/2012/02/23/the-great-gibson-guitar-raid-months-late

「ギブソンギター急襲後、下院で環境規制緩和に関する採決」
http://thehill.com/policy/energy-environment/229545-house-to-vote-on-easing-environmental-regulations-after-gibson-guitar-raid

「誰の斧があなたの斧を作ったのか? よく確かめた方がよい」
http://www.cato.org/blog/whose-axe-made-axe-you-better-find-out

「継続中の連邦政府とギブソン社との戦いに関するReason.tv(インターネット番組)」
http://www.cato.org/blog/reasontv-gibsons-ongoing-battle-federal-government

「ギブソンギター社CEO、米国の急襲を『越権』と糾弾」
http://www.reuters.com/article/2011/10/12/us-guitar-idUSTRE79B7PT20111012

 

ジョン・ムーディ氏
「オバマ政権は『NO』。元旦の翌日、生乳販売の連邦合法化を求める6,078人の署名とホワイトハウス提出の嘆願書に対して公式回答」

「オバマ政権は『生乳にノー』と言う」
http://farmtoconsumer.org/docs/Obama-Administration-says-no-2012-01-23.pdf

「FDA(食品医薬品局)は、生乳フリーダムライダーズを従わせようと餌をまいてきたが、我々が本当に求めているのは……」
http://www.foodclubsandcoops.com/fda-throws-raw-milk-freedom-riders-a-bone-but-what-we-really-want/51/

「食の自由を求める法廷闘争に激怒」
http://rockrivertimes.com/2012/02/22/food-freedom-legal-battles-rage/

 

スティーブンとコーネリア・ジョイス・キンダー夫妻
「スティーブン・T・キンダー氏(51)ならびにキンダーキャビア社は、不法にオハイオ州の水域でヘラチョウザメを漁獲し、ケンタッキー州の魚類野生生物資源部にケンタッキー州で魚を獲ったと不正に報告。コーネリア・ジョイス・キンダー氏(53)ならびにキンダーキャビア社、ブラックスターキャビア社はヘラチョウザメの卵を外国の顧客に輸出する許可証を得るために、卵の総量と魚を獲った漁師の名前と漁獲場所に関する虚偽の情報を米国魚類野生生物局に提供」

「偉大なるケンタッキー州のキャビア犯罪人、オハイオ州で事業閉鎖」
http://www.forbes.com/sites/billsinger/2012/01/18/the-great-kentucky-caviar-criminal-caper-comes-to-an-end-in-ohio/

「夫婦の事業パートナー、ヘラチョウザメ・キャビアを違法に販売したとして有罪」
http://ens-newswire.com/2012/01/18/husband-wife-team-admit-illegally-selling-paddlefish-caviar/

「ケンタッキー州住民に有罪判決、オハイオ川のヘラチョウザメを違法漁獲・虚偽記録を作成したとしてレイシー法違反」
http://www.justice.gov/opa/pr/kentuckians-convicted-lacey-act-crimes-illegally-harvesting-and-making-false-records-ohio

「ケンタッキー州在住の夫婦、オハイオ川のヘラチョウザメを不法漁獲したとしてレイシー法違反で告発」
http://www.justice.gov/opa/pr/kentucky-couple-charged-lacey-act-crimes-based-illegal-harvest-paddlefish-ohio-river

 

※上記は、原註(Appendix)を翻訳したものです。但し、リンク切れのサイトは削除しました。またサイトのURLが変更されていたページは、原則として新しいURLを掲載しています。いずれのリンク先も2015年9月25日時点で閲覧可能であることは確認していますが、サイト運営者の都合により閉鎖や移転される場合もありますので、予めご了承ください。(編集部)

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