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静かで温かい、生きる力に満ちた小説が傍らにある幸福――。

  • 映画化シェル・コレクター(2016年2月公開)

シェル・コレクター

アンソニー・ドーア/著、岩本正恵/訳

1,944円(税込)

本の仕様

発売日:2003/06/27

読み仮名 シェルコレクター
シリーズ名 新潮クレスト・ブックス
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 296ページ
ISBN 978-4-10-590035-9
C-CODE 0397
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 1,944円

孤島でひとり貝を拾い、静かに暮らす盲目の老貝類学者。だが、迷い込んできた女性の病を偶然貝で治したために、人々が島に押し寄せて……。幻想的とも言える筆致で、自然による癒しと、孤独ではあっても希望と可能性に満ちた人間の生を鮮やかに切り取る珠玉の八篇。ピュリツァー賞作家による衝撃のデビュー短篇集。

著者プロフィール

アンソニー・ドーア Doerr,Anthony

1973年、オハイオ州クリーヴランド生まれ。デビュー短篇集『シェル・コレクター』(2002)で一躍脚光を浴び、O・ヘンリー賞、バーンズ&ノーブル・ディスカバー賞、ローマ賞、ニューヨーク公共図書館ヤング・ライオン賞など、多数の賞を受ける。二冊目の短篇集『メモリー・ウォール』はストーリー賞を受賞し、米主要三紙が年間ベスト作品に挙げた。『すべての見えない光』は2015年度のピュリツァー賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに100週以上にわたってランクインしている。2016年8月現在、妻と二人の息子とともにアイダホ州ボイシに在住。

岩本正恵 イワモト・マサエ

(1964-2014)東京生れ。東京外国語大学英米語学科卒。翻訳家。主な訳書に、キャスリン・ハリソン『キス』、アンソニー・ドーア『シェル・コレクター』、ウィリアム・プルーイット『極北の動物誌』、アレクサンダル・ヘモン『ノーホエア・マン』など。

短評

▼Yumoto Kazumi 湯本香樹実
ここに収められているのは、めくるめく混乱と、その果てに辿り着く深い安息の物語である。その安息は希望を孕み、人が人の力の及ばない何かと調和した瞬間の歓びに充ち、歓びに比例するように切なさを伴う。アンソニー・ドーアという人は、人間を含めた生き物の命の本然を、静かに温かく見つめているのだろう。表題作の、孤島で暮らす盲目の老貝類学者。犬連れのヨブである彼が、手探りしながら得た世界の肌触りを、いつか私も感じることができるだろうか。

▼Elizabeth Gilbert エリザベス・ギルバート[『巡礼者たち』の著者]
ドーアは才能に恵まれた大胆な新人作家だ。人間の条件という大テーマに少しも怖れることなく取り組み、神話の英雄のような主人公とその叙事詩的な旅を描く――読者がここで目にするのは、短篇小説というよりも、短い神話なのだ。

▼The New York Times 『ニューヨーク・タイムズ』
ドーアの文体はまばゆく輝き、ナチュラリストの揺るぎない視線と詩人の隠喩の才が力強い文によって溶けあっている。

▼The Boston Globe 『ボストン・グローブ』
危険なほど美しく、正確で優美、しかも緻密に構成されている。

▼The Cleveland Plain Dealer 『クリーヴランド・プレイン・ディーラー』
このごろ短篇小説を読まなくなっていたとしたら、『シェル・コレクター』はもう一度読んでみるいいきっかけになるだろう。……この短篇集には磨きあげられた宝石が詰まっている。

▼The Philadelphia Inquirer 『フィラデルフィア・インクワイヤー』
驚くべき作品だ……すべてを知り、すべてを見る[ドーアの]目は、D・H・ロレンス、トルストイ、ヘミングウェイ、ピンチョン、デリーロ、リチャード・パワーズを思わせる。

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