▼Yukiko Kohnosu 鴻巣友季子
一場面一場面がこんなに鮮やかで、こんなにリアルで、百数十年の歴史を書きこんだサーガでありながら、読後本を閉じてみれば、すべてはかないひと夜の夢のように思えてくるのはなぜだろう。あまたの視線が交錯し、人々の生はどこかおぼろな影のように飛びすぎてゆく。ゴーシュは人の心に潜む「イノセント・イーヴル(無邪気な悪)」を静かに暴きだす。ディケンズとアーチャーが手を結んだかのような、語りの才とドライヴ感にひたすら圧倒され、魅了された。
▼J.M.Coetzee J.M.クッツェー
激しく愛し、激しく苦悩する登場人物たちによって鮮やかに立ち現われる、変わりゆく世界についての息もつかせぬ物語。
▼India Today インディア・トゥデイ
壮大にして豪快、かつ野心的。この小説は事件だ。二世紀、三世代、三大陸にわたる生のありようが、巨視的な構想力によって見事に支えられている。
▼Grace Paley グレース・ペイリー
素晴らしい小説、驚異的な物語。
▼The Atlantic Monthly アトランティック・マンスリー
文化と歴史を扱う確かな手さばき……ゴーシュは最高の知性と技術を備えた作家だ。
▼The Times タイムズ
スケールとスピード感がこれほどスリリングな作家は同時代では思いつかない。