ガラスノキュウデン
ガラスの宮殿


アミタヴ・ゴーシュ 小沢自然 小野正嗣

悠然たる語り、意外すぎる結末。世界的名声を誇る作家の代表作、ついに邦訳。

ビルマ最後の王都陥落――英軍が侵攻する古都の混乱のなか、幼き孤児と侍女は偶然出会った。そして、彼らの生と交錯するインド人エリート官僚の美しき妻。世界屈指のストーリーテラーが魔法のように紡ぎだす運命の恋のゆくえ、遍在する死の悲劇と20世紀の激動。全英50万部突破、各賞受賞の世界的ベストセラー、日本上陸。

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮クレスト・ブックス
判型 : 四六判変型
頁数 : 638ページ
ISBN : 978-4-10-590062-5
C-CODE : 0397
ジャンル : 外国の小説
外国の小説
発売日 : 2007/10/31

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アミタヴ・ゴーシュ
Ghosh,Amitav

1956年、カルカッタ生まれ。デリー、オックスフォード、アレクサンドリア各大学で学び、一度はニュー・デリーの新聞社に勤めるが渡英、オックスフォード大学で社会人類学の博士号を取得する。1986年、長篇“The Circle of Reason”でデビュー。アンソニー・バージェス、トニ・モリソンらに激賞され、以後、“The Shadow Lines”(1988)、『カルカッタ染色体』(1996)、『ガラスの宮殿』(2000)、“The Hungry Tide”(2004)などで各賞を受賞、インド系英語作家としてのみならず、現代英語作家としてラシュディと並ぶ高い評価と人気を得る。現在(2007年10月)は作家活動の傍ら、ニューヨーク市立大学で比較文学の教授を務め、作家で編集者の妻と二人の子供とともに、ブルックリンで暮らしている。



小沢自然 小野正嗣 
第一部 マンダレー
第二部 ラトナギリ
第三部 金の生る木
第四部 結婚式
第五部 モーニングサイド
第六部 前線
第七部 グラス・パレス
訳者あとがき


▼Yukiko Kohnosu 鴻巣友季子
一場面一場面がこんなに鮮やかで、こんなにリアルで、百数十年の歴史を書きこんだサーガでありながら、読後本を閉じてみれば、すべてはかないひと夜の夢のように思えてくるのはなぜだろう。あまたの視線が交錯し、人々の生はどこかおぼろな影のように飛びすぎてゆく。ゴーシュは人の心に潜む「イノセント・イーヴル(無邪気な悪)」を静かに暴きだす。ディケンズとアーチャーが手を結んだかのような、語りの才とドライヴ感にひたすら圧倒され、魅了された。

▼J.M.Coetzee J.M.クッツェー
激しく愛し、激しく苦悩する登場人物たちによって鮮やかに立ち現われる、変わりゆく世界についての息もつかせぬ物語。

▼India Today インディア・トゥデイ
壮大にして豪快、かつ野心的。この小説は事件だ。二世紀、三世代、三大陸にわたる生のありようが、巨視的な構想力によって見事に支えられている。

▼Grace Paley グレース・ペイリー
素晴らしい小説、驚異的な物語。

▼The Atlantic Monthly アトランティック・マンスリー
文化と歴史を扱う確かな手さばき……ゴーシュは最高の知性と技術を備えた作家だ。

▼The Times タイムズ
スケールとスピード感がこれほどスリリングな作家は同時代では思いつかない。
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