ドヨウビ
土曜日


イアン・マキューアン 小山太一

別格の地位を誇る英文学界の手練れマキューアンが贈る最新作、全英ベストセラー。

突発的なテロ、見知らぬ若者の激発、親友との仲違い。なにが起こっても起こらなくとも不思議ではないその日、ヘンリーの周囲は危機の予兆に満ちていた。そう、世界はあの日以来変容してしまったから――。果たして安息の日曜日は訪れるのか。名匠が優美極まる手つきで鮮やかに切り取る現代ロンドンの一日、ブッカー賞候補作。

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮クレスト・ブックス
判型 : 四六判変型
頁数 : 351ページ
ISBN : 978-4-10-590063-2
C-CODE : 0397
ジャンル : 外国の小説
外国の小説
発売日 : 2007/12/20

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イアン・マキューアン
McEwan,Ian

1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、1976年に第一短篇集でサマセット・モーム賞を受賞。『愛の続き』(1997)がブッカー賞最終候補となり、翌年『アムステルダム』で同賞受賞。『贖罪』(2001)は全米批評家協会賞など多数の賞を受賞、世界的ベストセラーとなった。2011年、エルサレム賞受賞。オクスフォード在住。



小山太一 


▼Tadashi Wakashima 若島正
土曜の一日、優秀な脳神経外科医として幸せな生活を送っている男に、さまざまな想念が去来する。グローバルなテロの脅威から、国内の政情、さらには妻や子供たちのこと、認知症を患う母親のこと……。彼の心理にこっそりと忍び込み、やがては具体的なかたちとなって目の前に現れてくる恐怖を、マキューアンはあざやかな筆致で描き出す。そのデリケートな指先は、不安に満ちた現在の世界に生きる人間の病巣を、的確に探り当てているのだ。

▼Anita Brookner アニータ・ブルックナー
小説のお手本。読者の心を奪い、最後まで引っ張ってゆく。間違いなくマキューアンのベスト。

▼The Times タイムズ
幸福というものの脆さ、幸福を脅かすあらゆる脅威に対する美しいまでに鋭敏な感覚。現代人必読の書だ。芸術的達成、倫理観、政治観の全てにおいて、この作品は卓越している。

▼Michiko Kakutani ミチコ・カクタニ[ニューヨーク・タイムズ]
9.11以後を扱った小説の中でもっとも力強い作品。

▼Sunday Times サンデー・タイムズ
無類の正確さを誇り、複雑で、サスペンスに満ち、思索的でしかも温かい。やはり、マキューアンは彼の同世代を代表する小説家だ。

▼The Daily Telegraph デイリー・テレグラフ
豊饒な小説。官能的で、しかも深い。
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