▼Tsujihara Noboru 辻原登
僕らはこんな小説を夢想してきた! 『紅楼夢』と『百年の孤独』が、英国女流小説の系譜のなかで実現することを。だが、ケイト・アトキンソンを知らなかったら、僕にそんな夢想があったことにも気づかなかっただろう。傑作はつねにこのような登場のしかたをする。まだこの世に生まれていない胎内・作品の中ではらまれる夢想。そう、まさにこの小説のヒロイン・語り手ルビー・レノックスは、母の胎内で受胎した瞬間から〈あたし〉、と語りはじめる。ブロンテ姉妹、ジョージ・エリオット、ジェイン・オースティン、エリザベス・ボウエンらの典雅で堅牢な手法に裏打ちされた波乱万丈の「女たちの歴史」。
▼The Times タイムズ
類まれな情熱をもって綴られ、読み手を魅了するイメージに溢れている。アトキンソンの文章は、散文の形をとった詩なのだ。ここ数年間で最良の長篇小説の一つであることに、疑いの余地はない。
▼The Independent on Sunday インディペンデント日曜版
非常に雄弁かつ独創的な新人による、愉快で喜びに満ちた作品。
▼Margaret Forster マーガレット・フォースター
初めての長篇小説でありながら非常に流麗でウィットに富んでおり、私は爽快な風に吹き飛ばされるようにして一気に読んだ。とても気に入った。
▼Mary Loudon,The Sunday Times メアリー・ラウドン[サンデー・タイムズ]
この魔術的魅力。本書は人生のすべてにつうじている者の軽快な足取りで、過去から未来へと跳躍し、また帰ってくる。