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写真家の兄、画家の弟――今森兄弟が追い続ける「里山」の原点がここに!

琵琶湖里山ふるさと散歩

今森光彦/著、今森洋輔/著

1,512円(税込)

本の仕様

発売日:2006/01/25

読み仮名 ビワコサトヤマフルサトサンポ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 127ページ
ISBN 978-4-10-602139-8
C-CODE 0326
ジャンル サイエンス・テクノロジー、国内旅行
定価 1,512円

滋賀県琵琶湖の西、高島市。ここは写真家・今森光彦氏、細密画家・今森洋輔氏の兄弟の撮影・創作活動のフィールドだ。二人を魅了して止まない湖西地方の魅力とは? 今森兄弟と共に生命の息吹に満ちた湖辺から湧水の里へ、そして林と田んぼが織りなすモザイク模様を巡り、ブナの原生林が広がる山辺まで里山を歩く。

著者プロフィール

今森光彦 イマモリ・ミツヒコ

1954(昭和29)年滋賀県生れ。近畿大学理工学部土木工学科卒業。写真家。琵琶湖をのぞむ自然に囲まれた風景を「里山」と名づけた。仰木町のアトリエを拠点に、自然と人との関わりを撮り続けている。その活動は国内だけでなく海外でも高く評価され、1988年刊行の『今森光彦 昆虫記』は、フランス語、ドイツ語、韓国語に翻訳された。その他写真集『里山物語』『里山の道』、フォトエッセイ『萌木の国』『藍い宇宙』など多数。アニマ賞(1989年)をはじめ、毎日出版文化賞(1994年)、木村伊兵衛写真賞(1995年)、産経児童出版文化賞大賞(1995年)などを受賞。また、1999(平成11)年以降、NHKスペシャルで放送された「里山」の制作にも参加。

今森洋輔 イマモリ・ヨウスケ

1962年生まれ。在東京で1987年より書籍・雑誌の表紙画、挿画を手がける一方、独自の手法を用いた細密画の創作に着手。1995年以来高島市マキノにアトリエを構え、ネイチャー・イラストレーションに専念する。博物画の西洋的伝統と日本的な画法を融合させた新しい細密画の世界を切り開き、評価を得る。第49回産経児童出版文化賞受賞。『琵琶湖の魚』(偕成社)、『イラストとエッセイでつづる 森のアトリエから』(恒星出版)など。

目次


今森さんの車に荷物を積んで、
さあ出発!!


春の棚田の今森兄弟
「ハイ! チーズ!」


兄弟と仲良し・西澤さんちのチヨおばあちゃん(朽木にて)
 さあ ご一緒に!
 高島市全景
 *掲載写真撮影場所収録
 湖西の四季
 *今森兄弟の作品で綴るグラビア・ページ
湖辺 みずべ
 ヨシ原・生命のゆりかご 安曇川町
 [湖西に息づくいのちの図鑑]その1 ヨシ原の生命
 水鳥と遊ぶ 新旭水鳥観察センター
 新旭水鳥観察センター周辺で観察された野鳥たち
 *周辺の野鳥分布図
 港町の風情 今津町
水の里 やまのべ
 海津浜の石積に古を偲ぶ マキノ町
 「川端」のある風景 新旭町・針江地区
 生水の郷の新しい試み 新旭町・針江地区
人里 ひとざと
 春の棚田は田植えの盛り 畑地区
 [湖西に息づくいのちの図鑑]その2 田んぼの生命
 雑木林の四季 マキノ町
 洋輔さんの仕事場にて―雑木林に包まれて
 *マキノ町のアトリエ訪問
山辺 みずのさと
 緑に煙る 八ツ淵の滝
 山の恵みと生きる 朽木
 [湖西に息づくいのちの図鑑]その3 山の生命
 水の源に広がるブナ林 朽木・三国峠
〈兄弟対談〉
 僕らが里山に学んだこと 里山のためにできること

INTERVIEW COLUMN
 1.多彩な顔ぶれの湖西の鳥たち
  琵琶湖博物館学芸員 亀田佳代子
 2.水をめぐる湖西の人びとの暮らし
  京都精華大学教授 嘉田由紀子
 3.湖西の自然を彩る植物
  滋賀県植物研究会会長 村瀬忠義
 INFORMATION
 *観光施設、湖水浴ビーチ、スキー場などのデータ掲載義

担当編集者のひとこと

琵琶湖里山ふるさと散歩

 本書の取材は、約1年間、季節を変えて行いました。何度目かの取材の前に、なんとなくインターネットで「里山 かばた 湧水……」とキーワードを並べて検索をしてみると……ズラズラッとたくさんの項目が並び、気になったものを読んでいきました。 その中のひとつ、あるサイトではNHKの番組で「かばた」周辺の映像を見たが、あれは一体どこなのか? というコメントが話題になっていました。追っていくとそれが現・高島市新旭町の針江であると判明するのですが、これを読んで、針江を歩いた時に光彦さんも同じようなことを話していたと思い出しました……「写真や映像では有名でも、実際にどこなのか、結構知られていないんですわ」。実は大都市・京都からJRで1時間も行かない所に、光彦さんのレンズがとらえ続けている風景が広がっていることを伝えたいというのが本書のねらいです。
 今回、光彦さんに加えて、とても素敵な才能あるアーティストとご一緒することができました。弟の細密画家・洋輔さんです。湖西の自然や生き物、地元の文化や風土について話し出したら止まらない兄・光彦さんは、洋輔さんが語る通り「昆虫少年がそのまま大人になったような」人。方や弟さんはといえば、あまり多くは語らず物静かだけれど、人一倍の感受性を持って周りの風景や生き物、植物を見つめ、鮮やかな色彩で再現していく職人気質風にお見受けしました。でも一見、タイプの違う兄弟ですが、二人が話していると関西漫才の掛け合いのようで、そのおもしろさと言ったら!! ボケとツッコミは、さすが兄弟コンビなので(?)その時によって立場が変わるという芸風の濃さです。
 そんな今森兄弟とめぐった湖西地方・高島市は、まさに「高島王国」というにふさわしい場所でした。人と自然が絶妙に関わり合う多彩な環境が、コンパクトに収まっています。湖と里、田園、山をめぐる自然の循環も過不足ないバランスを保っています。それには昔からの生活が、都市化の波に呑み尽くされなかった幸運が大きく作用しているのでした。
 詳しくは、ぜひ本書でご覧ください。  日本にはまだ、こんなに素晴らしい「原風景」というべき場所があること、それがこんなにも身近で思い立てばすぐ足を運べる所にあることを感じていただければと思います。

*今森光彦公式HP
洋輔さんに関する情報もあります。
おうれりあん
http://www.imamori-world.jp/



針江の川辺の風景
PHOTO MITSUHIKO IMAMORI



琵琶湖の水辺・ヨシ原に住むオオヨシキリ
ILLUSTRATION YOSUKE IMAMORI

2016/04/27

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