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台北 國立故宮博物院を極める

板倉聖哲/著、伊藤郁太郎/著

1,728円(税込)

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発売日:2009/04/24

読み仮名 タイペイコクリツコキュウハクブツインヲキワメル
シリーズ名 とんぼの本
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 159ページ
ISBN 978-4-10-602186-2
C-CODE 0371
ジャンル 美術館・博物館
定価 1,728円

65万点にも及ぶコレクション。なかでも“人類の至宝”といわれる北宋山水画、「書聖」王羲之にはじまる名筆の系譜、幻の青磁・汝窯の凄さを縦横に語り、さらに玉器・青銅器から書画まで、必見の作品を美術史の流れを踏まえて平明に解説。故宮ひいては中国美術を堪能し、極めるために必携。

著者プロフィール

板倉聖哲 イタクラ・マサアキ

1965年、千葉県生れ。1988年、東京大学文学部美術史学科卒業。1996年、大和文華館学芸部部員、1999年、東京大学東洋文化研究所助教授。現在、同准教授。研究領域は東洋、特に中国絵画史。著書に『故宮博物院 第4巻 明の絵画』(日本放送出版協会 1998)、共著に「南宋絵画―才情雅致の世界―」展図録(根津美術館 2004)、「明代絵画と雪舟」展図録(根津美術館 2005)などがある。ほか論文多数。

伊藤郁太郎 イトウ・イクタロウ

1931年、大阪府生れ。1955年、東北大学文学部美学美術史学科卒業。安宅産業株式会社入社後、安宅英一氏のもとで安宅コレクションの収集に携わる。1977年、退社。1982年、大阪市立東洋陶磁美術館設立とともに館長に就任、2008年、名誉館長。東洋陶磁の普及、研究業績により、1986年、小山冨士夫記念賞受賞、1995年、韓国政府より文化勲章を受ける。2003年、文化庁長官表彰。著書に『美の猟犬 安宅コレクション余聞』(日本経済新聞出版社 2007)など。

目次

第一章 台北 故宮博物院の凄さ
I 中国絵画の絶頂・北宋絵画を楽しむために
 【文】板倉聖哲
II 書の神髄を味わうために―書聖から北宋三大家まで
 【文】板倉聖哲
 コラム 故宮と二人の皇帝
 【文】板倉聖哲
III 汝窯の秘密
 【文】伊藤郁太郎
 院長インタビュー
「新しい生命力」
「新しい価値」
故宮精品
ミュージアム・グッズあれこれ

第二章 出会えたら幸せベスト30
名品鑑賞ガイド
【選者】板倉聖哲
I 器物篇―毛公鼎から超絶工芸まで
II 書画篇―南宋から清まで、宮廷と文人
展示案内図
第三章 故宮風雪80年史
I エンペラーたちの遺産
II 文物疎開大作戦
III 台北という新天地へ

第四章 さらに「故宮」を楽しむ
―庭園から台北市内へ―
I 故宮鑑賞後の散策から陽明山へ
II 台北市内の美術館と博物館
III 台北市内、食の快楽ツアー

担当編集者のひとこと

台北 國立故宮博物院を極める

 台北の故宮博物院といえば、玉器、青銅器から、陶磁器、書、絵画まで、中国美術の粋がそろった世界有数の美術館です。
 本書ではその収蔵品のなかでも至宝中の至宝とよばれる北宋山水画、「書聖」王羲之に始まる名筆の系譜、「幻の青磁」汝窯について、何がどうすごいのか? 書画については、山水画の誕生から、東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲さんに、汝窯については、大阪市立東洋陶磁美術館の伊藤郁太郎さんに、まさに語り(書き)尽くしていただきました。
 板倉さんには、これ以外にも、工芸篇、書画篇それぞれ必見の30作品を美術史の流れをふまえ、選定・解説していただき、本書は単なる収蔵品紹介のカタログではなく、故宮の収蔵品を通じた、格好の中国美術・絵画の入門書となっています。
 編集に携わったわたしも、中国美術はまったくの初心者でしたが、お二人による解説でその技巧性と、表現としての先進性に、嘆息することしきりでした。また板倉先生が本文で書かれているように、中国美術を理解することを通じて、その先に多大なる影響を受けた日本美術への理解もより深まるだろうし、西洋絵画の見方にも新たな視点が加わったように感じました。 さて、取材では毎日どっぷり美のよろこびに浸ったあとは、台北のもうひとつのお楽しみである美食を求め故宮から、台北の中心部へ。移動中のタクシーのなかで、取材を同行した大のつく先輩編集者は、夕暮れの南国の景色を眺めながら「やっぱり街にこのぐらい闇があるのがいいよなあ」としきりにつぶやいていました。この情緒あふれる街には、まず故宮と美食どころ、そしてさらに知られざる美術館・博物館が結構あるのです。日本ではあまり紹介されることがありませんが、いずれも中国美術をさらに極めるために、大変興味深いところで、美食スポットともに本書ではしっかりご紹介しています。

 こんな鑑賞後のお楽しみの紹介まで充実させて、近年台北故宮博物院をこれほど多角的に紹介した本はない! と自負しております。これから行く人も行って復習したい人も是非手にとってほしい一冊です。

 最後に、本書を読み、是非この目で確かめたい!という作品があった場合、書画は三ヶ月ごとに展示替えが行われ、また、2009年から毎年、貴重な書画が見ることのできる大きな展覧会が開催されるとの情報もありますので、ホームページでしっかりと展覧情報をチェックしてから行くことをおすすめします。


國立故宮博物院
http://www.npm.gov.tw/

2016/04/27

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