カラヴァッジョジュンレイ
カラヴァッジョ巡礼


宮下規久朗

聖なる画家にして非道な犯罪者――その光と闇の生涯を辿る旅。

17世紀初頭のローマで一世を風靡したバロックの画家がいた。娼婦をモデルに敬虔な宗教画を描く。斬新な明暗法を駆使して幻視空間を創り出す……。作品は常に賛否両論を巻き起こし、さらには生来の激しい気性から殺人を犯して逃亡生活を余儀なくされる。その波乱の生涯を辿りつつ、現地に遺された作品を追って旅する!

発行形態 : 書籍
シリーズ : とんぼの本
判型 : A5判
頁数 : 127ページ
ISBN : 978-4-10-602200-5
C-CODE : 0371
ジャンル : 芸術・芸能
美術
発売日 : 2010/01/25

編集者のことば
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宮下規久朗
ミヤシタ・キクロウ

1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授、美術史家。著書に、『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン―』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞・地中海学会ヘレンド賞受賞)、『バロック美術の成立』、『イタリア・バロック―美術と建築―』(以上、山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョ(西洋絵画の巨匠11)』、『モディリアーニ モンパルナスの伝説』(以上、小学館)、『カラヴァッジョヘの旅』(角川選書)、『もっと知りたいカラヴァッジョ』(東京美術)、『カラヴァッジョ巡礼』(新潮社)、『刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ』(NHKブックス)など多数。


カラヴァッジョが幼時を過ごした北イタリアの小都市カラヴァッジョ。
撮影=宮下規久朗


カラヴァッジョのデビュー作「聖マタイ伝」の見られるサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂コンタレッリ礼拝堂(ローマ)。
撮影=広瀬達郎


ローマ、ヴァティカン絵画館の中央の大部屋にある《キリストの埋葬》。
撮影=宮下規久朗


はじめに
聖と俗のはざまで
01 生誕の地ロンバルディア
02 豊穣のローマ
03 南への逃亡
04 シチリア放浪から、死出の旅へ

COLUMN
01 「殉教図サイクル」のパワー
02 骸骨寺にも名画あります
03 カラヴァッジョはフィレンツェを見たか?
04 唯一? 腕を認めた好敵手カラッチ
05 カラヴァッジョを師と仰ぐ「ナポリ派」
06 真贋の森は深く

本書に登場するカラヴァッジョを巡る画家たち
カラヴァッジョ略年表

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