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高橋みどり「私の仕事、生きかたのお手本です」

沢村貞子の献立日記

高橋みどり/著、黒柳徹子/著、山田太一/著、笹本恒子/著、他

1,728円(税込)

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発売日:2012/09/24

読み仮名 サワムラサダコノコンダテニッキ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 B5判変型
頁数 126ページ
ISBN 978-4-10-602236-4
C-CODE 0377
ジャンル クッキング・レシピ
定価 1,728円

沢村貞子さんが84歳までの27年間、毎日続けた献立日記。それは名女優にして名文家でもあった沢村さんという人の、暮しかた、愛しかたの記録でもありました。フードスタイリストの高橋みどりさんが、その全36冊を読みこみ、料理を作り、思いを語ります。「貫いた人」(黒柳徹子)にいまこそ学ぶ、暮しを見直すための本。レシピ付き。

著者プロフィール

高橋みどり タカハシ・ミドリ

フードスタイリスト。1957年東京都生れ。女子美術大学短期大学部で陶芸を専攻後、テキスタイルを学ぶ。大橋歩事務所のスタッフ、ケータリング活動を経て、1987年フリーに。おもに料理本のスタイリングを手がける。著書に『うちの器』(メディアファクトリー)、『伝言レシピ』(マガジンハウス)、『ヨーガンレールの社員食堂』(PHP研究所)、共著に『毎日つかう漆のうつわ』『沢村貞子の献立日記』(ともに新潮社とんぼの本)など。

黒柳徹子 クロヤナギ・テツコ

東京乃木坂生れ。東京音楽大学声楽科卒。NHK放送劇団に入団、NHK専属のテレビ女優第一号となる。文学座研究所、ニューヨークの演劇学校で学び、テレビ、ラジオ、舞台女優として活躍。また、ユニセフ親善大使、トット基金理事長を務め、長年にわたり活動を続ける。著書は、ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』をはじめ『トットの欠落帖』『小さいときから考えてきたこと』『新版 トットチャンネル』『トットひとり』など。

山田太一 ヤマダ・タイチ

1934年東京浅草生まれ。脚本家。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下恵介監督の助監督に。1965年独立。以後約半世記にわたって、「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「キルトの家」など多くの名作テレビドラマを手がける。1988年『異人たちとの夏』で山本周五郎賞受賞。主な小説作品に『飛ぶ夢をしばらく見ない』『冬の蜃気楼』『終りに見た街』『空也上人がいた』ほか。

笹本恒子 ササモト・ツネコ

1914(大正3)年東京生れ。日本初の女性報道写真家。1940(昭和15)年、財団法人写真協会に正式に入社、報道写真の道に入る。戦後、千葉新聞の記者を経てフリーとなり、激動の昭和に生きる人々の取材を続ける。1950年、日本写真家協会創立時に会員となる。その後、現場を離れるも71歳で開いた写真展で完全復帰。2011(平成23)年吉川英治文化賞、日本写真協会賞受賞。写真集には、『恒子の昭和』『100歳のファインダー』、著書には『好奇心ガール、いま97歳』『97歳の幸福論。』『お待ちになって、元帥閣下』『99歳、現在進行形ね。』など多数。2014年、写真展「笹本恒子100歳展」「100人の女性たち」を開催。

目次

沢村貞子の献立
わたしの献立日記 沢村貞子
きちんと生きる
――「献立日記」を読み、つくる 高橋みどり
はじめに
ごはんいろいろ
一行目
魚屋さん
使いきる
〆の紅鮭
真夏の天ぷら
献立の基本
常備菜
朝ごはん
おやつ
レシピ早見帖
おわりに
食と生活 沢村貞子
沢村貞子の言葉
時代を映しだす半生記 『貝のうた 生きてきた道』
少女のまなざし 『私の浅草』
暮らしの知恵の宝庫 『私の台所』
女優という仕事 『わたしの茶の間』
好奇心衰えず 『わたしの三面鏡』
語り口調の魅力 『わたしのおせっかい談義』
バブルのころ 『わたしの脇役人生』
アンチ・グルメの記録 『わたしの献立日記』
海の見える部屋 『寄り添って老後』
老いるということ 『老いの楽しみ』
まぼろしの共著 『老いの道づれ 二人で歩いた五十年』
没後に編まれた対話集 『老いの語らい』
初心を貫いた人――私の「母さん」 黒柳徹子
明治生まれと大正生まれ 笹本恒子
浅草の味 森まゆみ
暮らしを見直すための本――『わたしの献立日記』刊行の頃 北村暁子
思い出せない献立て 山田太一
〈年譜〉沢村貞子が語る沢村貞子

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

担当編集者のひとこと

 フードスタイリストの高橋みどりさんが、雑誌「芸術新潮」で続けていた料理本についての連載(10月末に『私の好きな料理の本』として刊行します)の最終回で、沢村貞子さんの『わたしの献立日記』のことをお書きになっていました。その回の主役は別の本だったのですが、沢村さんを語る高橋さんの言葉が胸に落ちてきて、学生のころ引きこまれた沢村さんの文章、『私の浅草』や『貝のうた』を読み返しました。そして、やっぱりいいなあと思いました。ちょっと、忘れていた「よさ」でした。

 そのあと、高橋さんとお眼にかかったおりに、今回の本のことを相談しました。そのとき、かなり長い時間だったと思いますが、みどりさんがお話しくださったことが、この本の骨組になっています。子どものころの記憶、母親のこと、ひとり暮しをはじめたころ、仕事とは、生活ってなんだろうと立ちどまった時期…本の帯に、高橋さんが手書きで、「私の仕事、生きかたのお手本です」と書いてくださいましたが、まさに、そういうお話でした。それから、沢村さんの長年のマネージャーだった山崎洋子さんにお眼にかかり、貴重な献立日記(全36冊が大切に残されています)をお借りしたり、お話をうかがうことができました。沢村さんの文章は推敲をかさねて、とにかく「削る」人だったそうです。料理の盛りつけがとても美しかった、とも。

 料理の撮影のとき、高橋さんが「沢村さんの家の食器棚をつくるつもりで器を集めました」といっていたことも、印象に残っています。スタイリストという仕事は、音楽の演奏家のようなものなのかもしれませんね。聞えていなかった音を聞かせてくれる、眼に見えなかったものを、かたちにしてみせてくれる、ということでは、と思ったりもしました。

2012/09/24

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