キヲウエヨ
木を植えよ!


宮脇昭

「本物の森」だけが、いのちを守る。「実践派」植物生態学者の熱い提言。それは、庭から始められる。

その土地本来の森こそ、災害に強く、手間がかからず、半永久的に繁り続ける。日本人は先進国の中で唯一、森を皆伐しなかった。世界でも稀な恵まれた森の生育環境に住み、照葉樹林文化をルーツとする私たちは、今こそ率先して人類を救う「正しい木」を植えるべきだ。著者の半世紀にわたる哲学と植樹法のすべてが分かる集大成。

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮選書
判型 : 四六判変型
頁数 : 220ページ
ISBN : 978-4-10-603572-2
C-CODE : 0361
ジャンル : サイエンス・テクノロジー
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発売日 : 2006/11/24

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宮脇昭
ミヤワキ・アキラ

1928(昭和3)年岡山県生れ。広島文理科大学理学部生物学科卒。2007(平成19)年現在、国際生態学センター所長。国内各地をはじめ、東南アジア、中国、アフリカなどで、精力的に森作りに邁進する。2006(平成18)年、地球環境問題への貢献が認められ、日本の研究者として初めて、ブループラネット賞を受賞した。著書に『日本植生誌』(全10巻 至文堂)、『植物と人間』(NHKブックス)、『木を植えよ!』(新潮社)など多数。

はじめに
第一章 「鎮守の森」は「本物の森」
1 「鎮守の森」の意味
2 日本人はなぜ初詣に出かけるのか
3 自然を畏怖する生き方
4 「本物の森」とは何か
5 「鎮守の森」の現状
6 日本が誇れる自然の遺産
第二章 日本人と照葉樹林
1 コンクリートの弱点
2 針葉樹の欠点、照葉樹の強さ
3 針葉樹と照葉樹の特徴
4 照葉樹の永久性
5 災害に強い照葉樹
6 皆伐されていたプーケットの海岸
7 保険金対策として樹を植えた
第三章 人間にはなぜ森が必要か?
1 森はどのように消えるのか
2 短期間で消えた日本の森
3 一万年前から森は邪魔者にされていた
4 文明はすべからく森の上につくられた
5 森の寄生者でしかない人間
6 森が与えてくれる厖大なもの
7 地球で唯一の生産者は植物
8 生態系を学ぶ大切さ
第四章 日本列島の特徴
1 日本の国土
2 日本の気候
3 日本の土壌
4 日本の植物相
5 日本の森
第五章 日本人と森
1 照葉樹林域
2 森を「皆殺し」にはしなかった
3 世界で最も森に向いている日本の環境
4 森の分類方法
5 日本の自然林
6 マツが二百五十倍に増えた理由
第六章 森をつくる前に
1 学校に植樹することの大切さ
2 森は警報装置でもある
3 事前に知ってほしいこと
4 学校での実例
5 各地で行なわれた植樹
第七章 森のつくり方
1 樹を選ぶ
2 樹苗のつくり方
3 植樹地の準備
4 植え方
5 マルチング
6 植えた後の手入れ
第八章 山だけではなく街に森をつくる
1 なぜ都市に森が必要か
2 最先端をいく上海の森づくり
3 毎年一人十本
第九章 自宅の庭に森をつくろう
1 狭い庭に森をつくる意義
2 屋敷林、集落林の合理性
3 横浜市立大学医学部の森づくり
4 マンションの周りにも
おわりに
参考文献

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