マヤクトハナニカキンダンノカジツゴセンネンシ
麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史―


佐藤哲彦 清野栄一 吉永嘉明

アヘン、大麻、覚せい剤からアルコール、タバコまで――「脳に効くクスリ」のすべて。

甘美なる味わいにして、悩ましき存在――。叙事詩に記されたアヘンから、コカイン&ヘロインを見出した十九世紀欧州や、麻薬を違法とした新興大国アメリカ、覚せい剤大国となった戦後日本、そして現代のジャンキー問題まで……。有史以前から続く麻薬と人間の関係を読み解けば、そこには知られざる、もう一つの人類史があった!

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮選書
判型 : 四六判変型
頁数 : 252ページ
ISBN : 978-4-10-603638-5
C-CODE : 0336
ジャンル : 社会・政治・法律
社会・文化
発売日 : 2009/05/25

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佐藤哲彦
サトウ・アキヒコ

熊本大学文学部教授。1966年神奈川県生まれ。京都大学文学部を卒業後、出版社勤務を経て、京都大学大学院へ。博士(文学)。専門は社会学。著書に『覚醒剤の社会史―ドラッグ・ディスコース・統治技術―』(東信堂、日本犯罪社会学会奨励賞受賞)『ドラッグの社会学―向精神物質をめぐる作法と社会秩序―』(世界思想社)がある。



清野栄一
セイノ・エイイチ

作家。1966年福島県生まれ。慶應大学経済学部卒業。20代はじめから世界を旅しながら数多くの作品を執筆、「ロード・ノヴェル」と名付ける。1995年「文學界」新人賞受賞。著書に『デッドエンド・スカイ』(河出書房新社)『RAVE TRAVELLER 踊る旅人』(太田出版)『オール・トゥモロウズ・パーティーズ』(双葉社)など多数。DJとしても活躍している。



吉永嘉明
ヨシナガ・ヨシアキ

ライター、編集者。1962年東京都生まれ。明治大学文学部卒業。大学生時代から各種薬物を体験するが、20代ですべての使用を断つ。「別冊宝島」や『危ない1号』などの編集・執筆に携わる。編著に『サイケデリック&トランス』(コアマガジン)、著書に『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)がある。

序章 麻薬――精神に作用するクスリとは?/清野栄一
第一章 麻薬・文明・万能薬――薬物の原初的使用とその伝播/佐藤哲彦
第二章 コカインとヘロイン――十九世紀欧州の発明/吉永嘉明
第三章 ドラッグのアメリカ――“理想の国家”と麻薬の犯罪化/佐藤哲彦
第四章 覚せい剤と日本――もうひとつの戦後史/佐藤哲彦
第五章 LSDとヒッピー、エクスタシーとレイヴ/清野栄一
終章 麻薬と人類の未来/清野栄一

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