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「3」の発想―数学教育に欠けているもの―


芳沢光雄

思考力や応用力は、計算ドリルの繰り返しでは身につかない!

数学の世界では、「3」の発想を会得すれば、それ以上の数の事象についても応用によって解けるケースが多い。ティッシュペーパーやドミノ倒しの原理、オモリを使った計測法、3項計算、作況指数とジニ係数など、分かりやすい例を挙げ、いかに「3」を学ぶことが重要かを説く。「ゆとり教育」で損なわれた「考える数学力」が本書で身につく。

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮選書
判型 : 四六判変型
頁数 : 174ページ
ISBN : 978-4-10-603651-4
C-CODE : 0341
ジャンル : 教育
学校教育
発売日 : 2009/10/23

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芳沢光雄
ヨシザワ・ミツオ

1953年東京生まれ。理学博士。学習院大学理学部数学科卒。東京理科大学理学部教授を経て、現在は桜美林大学リベラルアーツ学群教授。専門は数学・数学教育。「思考できる力」に重きを置いた算数・数学教育が子供たちの創造性には必要であると訴え続けている。著書に『算数・数学が得意になる本』『数学的思考法』(共に講談社現代新書)、近著に『数学で遊ぼう』(岩波ジュニア新書)、『出題者心理から見た入試数学』(講談社ブルーバックス)など。

まえがき
第1章 つながっていく性質を持つ「3」
ティッシュペーパーとドミノ倒し
あみだくじをどう教える?
縦書き掛け算の構造
ケーキの公平な分け方
1から10までを足すといくつ?
ハノイの塔
無駄のない計量をするいくつかのオモリ
「平均」の理解の仕方
次に来る数は何?
多項式の積分
第2章 「3」が要となる世界
ジャンケンはなぜ「3すくみ」なのか
なぜ三角形の学習が必要なのか
有限数学のミステリアスな世界
3次元の空間図形が大切
第3章 関係を定める時に必要な「3」
「2項計算より3項計算」の理由
二人三脚と三つ編
3種類の三段論法
結合法則と分配法則
指数法則と対数公式
第4章 現象の特徴を表わすことができる「3」
作況指数とジニ係数
アナログ型の数字では「上位3桁」が重要
「3K」などの言葉が流行る1つの根拠
直線の方程式の導入と変化の割合
数学教育に活かす「三慧」の発想

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