ホーム > 書籍詳細:昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」

密偵・盗聴・傍受・暗殺。初めてベールを脱いだ最強のスパイ組織。

昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」

斎藤充功/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2003/07/23

読み仮名 ショウワシハックツマボロシノトクムキカンヤマ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610026-0
C-CODE 0221
整理番号 26
ジャンル 軍事
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/01/27

日本にもかつて防諜、謀略を担っていた極秘の組織があった。その名は通称「ヤマ」。戦後これまでも世に出ることはなかった存在である。わずかながらの手がかりを元に生き残りの関係者や資料をたどっていくと、次第に驚くべき実態が露になってきた。信書の開封、電話の盗聴、スリを使った秘密文書の入手、時に人殺しすら……。そして定説を覆す、「二十世紀最大のスパイ事件」ゾルゲ一団の摘発の真相も明らかに。

著者プロフィール

斎藤充功 サイトウ・ミチノリ

1941(昭和16)年東京生まれ。ノンフィクション作家。東北大学工学部中退後、民間の機械研究所に勤務。その後、フリーライターに。主に、歴史、国家、情報といったテーマを中心にルポを執筆している。『昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」』『刑務所を往く』など著書多数。

目次

 まえがき
第一章 幻の秘密機関を追って
市ヶ谷にあった「調査部分室」
吉田茂逮捕の裏で暗躍
知らずに会っていた組織のトップ
大分県宇目町を再訪して
残されていたオーラル・ヒストリー
ついに明かされた「ヤマ機関」
第二章 日本の防諜機関
近代防諜機関の草創期
「憲兵」の本務
海外特務機関の活動
科学的防諜の役割
経済謀略戦にも手を染める
第三章 ヴェールが剥がされたヤマ機関の実像
新宿若松町の地に誕生
「長崎支店」に転任
「殺しのライセンス」
驚くべきスリ名人のテクニック
不祥事の記憶
長崎市十六番街
第四章 「ゾルゲ国際諜報団」摘発の真相
二十世紀最大のスパイ事件
ゾルゲと四人の男たち
「国際諜報団の男逮捕さる」
ラムゼイ機関の無線技師
不法無線を探知せよ
ラムゼイ機関vsヤマ機関
第五章 戦後を生きた機関員たち
九年で消えた組織
八月二十二日の終戦
西田会の面々
たった一人の生き残り
九十一歳の証言者
市川雷蔵が演じた諜報員
あとがき

参考文献、資料

陸軍特務機関「ヤマ」・年表

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蘊蓄倉庫

「ゾルゲ・スパイ団」摘発の真相

 篠田正浩監督による映画『スパイ・ゾルゲ』が話題となっています。太平洋戦争勃発間際に発覚した「ゾルゲ事件」。軍部の機密をことごとく諜報していたゾルゲ・スパイ団の活動は、当時の日本を震撼させました。二十世紀最大のスパイ事件ともいわれています。
 このスパイ団を摘発したのは特高でした。日本共産党の幹部だった伊藤律を尋問しているうちに、スパイ団の一人、宮城与徳の存在が見えてきて、そこから芋づる式にスパイ団全体が検挙されていったのだと──。それが昭和史の定説とされています。映画『スパイ・ゾルゲ』も、それに沿って描かれていました。
 しかし実は、スパイ団摘発には、もう一つ、極秘の組織による暗躍があったのです。その名は「ヤマ」。決して表には現れぬ、陸軍省直轄の特務機関でした。

掲載:2003年7月25日

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