はじめに――声に出す前に考えよう
第1章 ブラウン管言葉の「聴き方」
「思います連発症候群」「ほうほう症候群」「こだわり」……テレビから流れてくる奇妙な言葉、耳障りな言葉。その聴き方をお教えします。
第2章 しゃべりの好プレー珍プレー
イチロー、中田英寿の鋭い言語感覚。蓮池薫さんの驚異の適応力。意外なしゃべりの達人たちのファインプレーとは――。
第3章 現代用語の非常識
「自分磨き」「自分探し」「本人の自由」等々、いつのまにか定着している変な言い回しの背景には何があるのでしょうか。
第4章 若者言葉の味わい方
「てゆうかぁ、ぶっちゃけまじやばいみたいなぁ」――うっとうしいけれども、ここには彼らの知恵もあります。真似はしない方がいいですが。
第5章 秘伝・口のきき方
話を聴くにも、口をきくにも技術が必要です。ほんの少しのポイントに気をつけるだけで、しゃべりの能力が向上する秘伝を公開いたします。
あとがき
しゃべってみたい日本語
テレビで御馴染みの山本晋也監督は相手の名前を忘れてしまった時に、こういうふうに聞き出すのだそうです。
「お宅名前なんてったっけ」「え、ああ、山田ですけど」「何いってんの山ちゃん。上の名前なんか知ってるよ。下の名前」「ああ、五郎です」「そうそう、山ちゃんは五郎だ、五郎だ」……なるほど、これならストレートに「あんた誰?」と聞くよりもはるかに印象がいいのは間違いありません。
『口のきき方』(梶原しげる・著)には、ちょっとした会話のコツ、巷にはびこる奇妙で耳障りな言葉についての分析、有名人たちの言葉のファインプレー等、「しゃべる日本語」についての話題が詰まっています。
掲載:2003年9月25日