プロローグ──知財に泣き、知財に笑った男
第1章 遺伝子スパイ事件──さらけ出された「無防備な日本」
事件の発端はどこにあったのか
絶たれた研究者生命
かつては「引渡し」がなされたケースも
理研当事者の証言
情報汚染
日本版「産業スパイ法」の成立
米国の「経済スパイ法」
第2章 闘争の現場
(1)青色発光ダイオード裁判
(2)医療技術は「特許」になるか
(3)漫画喫茶とブックオフ
(4)「レコード輸入制限権」が認められた理由
(5)「ミッキーマウス保護法」
(6)ウィニー事件
【コラム】知的財産権の法律
第3章 世界の知財政策
(1)中国──改革・開放の進展とともに
(2)米国──より高く、より早く、より強硬に
(3)欧州──「共同体特許」への挑戦
(4)韓国・台湾──デジタル・コンテンツは「スター産業」
第4章 発明者vs.企業
対価の算定方法は不明確
特許法、見直してはみたけれど……
「相当の対価」はなぜ素通りされたのか
個別契約を進めるべし
もう1つの時限爆弾
第5章 思い出の事件を裁く最高裁
特許審査の仕組み
一部企業との馴れ合いも
シンガポールを見習おう
思い出の事件を裁く最高裁
急増する知財紛争
技術が分からない裁判官
特許訴訟は「オセロゲーム」
海外流出する裁判
浮上した「知的財産専門裁判所」構想
「知財高裁」創設へ
第6章 知財を担う人々
「産業は学問の道場なり」
エンタメ・ロイヤー
法学新人類
「知財族議員」の誕生
変化する族議員と業界の関係
第7章 「知財立国・日本」への壁
問われる「大学の姿勢」
特許で稼げない日本企業
知財を融資の担保に
お家芸のアニメすら危うい
映画監督はいるけれど……
世界を狙う日本人プロデューサー
あとがき
主要参考文献
キユーピーさんの保護者
知的財産を保護する法律の1つに「商標権」というものがあります。特許庁に出願し、登録が認められると、その商標を独占的に使用することが可能になります。
例えばマヨネーズで有名な「キユーピー」には556件の登録商標があり、最初にキユーピー人形が登録されたのは1915年にまでさかのぼります。見てみると、一番最初のキユーピー人形は今のような「お目目パッチリ」ではなく、左により目をしてよだれかけ状のものを首に巻き、ちょっとおじいさんみたいな顔をして立っています。正直、あんまりかわいくありません(キユーピーさん、ごめんなさい)。
こうした登録商標は、検索すれば特許庁の「特許電子図書館」で見ることが出来ます。興味ある方はお試し下さい。
掲載:2004年10月25日