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遺伝子治療特許、逆輸入レコード問題、産業スパイ法、ウィニー事件……。「真の勝者」はだれか?

知財戦争

三宅伸吾/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2004/10/16

読み仮名 チザイセンソウ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 191ページ
ISBN 978-4-10-610089-5
C-CODE 0233
整理番号 89
ジャンル 本・図書館、人文・思想・宗教、経済学・経済事情、サイエンス・テクノロジー
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2011/11/25

青色発光ダイオード、医療技術特許、CGアニメ、「浜崎あゆみ」……。特許や著作権などの知的財産権は、うまく活用すれば莫大な富を生み出す。先進国のビジネスはもはや、知的財産権を抜きにしては語れなくなった。知財ビジネス、知財振興政策の大競争時代に、世界はどう動き、日本はどう対応しようとしているのだろうか――。「見えない戦争」の最前線をレポートする。

著者プロフィール

三宅伸吾 ミヤケ・シンゴ

1961(昭和36)年、香川県生まれ。日本経済新聞編集委員(生活経済部兼政治部)。早稲田大学政治経済学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科修了。1986年に日本経済新聞社に入社し、東京本社産業部、経済部、政治部の各記者を経て2003年から現職。著書に『弁護士カルテル』。

目次

プロローグ──知財に泣き、知財に笑った男
第1章 遺伝子スパイ事件──さらけ出された「無防備な日本」
事件の発端はどこにあったのか
絶たれた研究者生命
かつては「引渡し」がなされたケースも
理研当事者の証言
情報汚染
日本版「産業スパイ法」の成立
米国の「経済スパイ法」
第2章 闘争の現場
(1)青色発光ダイオード裁判
(2)医療技術は「特許」になるか
(3)漫画喫茶とブックオフ
(4)「レコード輸入制限権」が認められた理由
(5)「ミッキーマウス保護法」
(6)ウィニー事件

【コラム】知的財産権の法律
第3章 世界の知財政策
(1)中国──改革・開放の進展とともに
(2)米国──より高く、より早く、より強硬に
(3)欧州──「共同体特許」への挑戦
(4)韓国・台湾──デジタル・コンテンツは「スター産業」
第4章 発明者vs.企業
対価の算定方法は不明確
特許法、見直してはみたけれど……
「相当の対価」はなぜ素通りされたのか
個別契約を進めるべし
もう1つの時限爆弾
第5章 思い出の事件を裁く最高裁
特許審査の仕組み
一部企業との馴れ合いも
シンガポールを見習おう
思い出の事件を裁く最高裁
急増する知財紛争
技術が分からない裁判官
特許訴訟は「オセロゲーム」
海外流出する裁判
浮上した「知的財産専門裁判所」構想
「知財高裁」創設へ
第6章 知財を担う人々
「産業は学問の道場なり」
エンタメ・ロイヤー
法学新人類
「知財族議員」の誕生
変化する族議員と業界の関係
第7章 「知財立国・日本」への壁
問われる「大学の姿勢」
特許で稼げない日本企業
知財を融資の担保に
お家芸のアニメすら危うい
映画監督はいるけれど……
世界を狙う日本人プロデューサー
あとがき

主要参考文献

蘊蓄倉庫

キユーピーさんの保護者

 知的財産を保護する法律の1つに「商標権」というものがあります。特許庁に出願し、登録が認められると、その商標を独占的に使用することが可能になります。
 例えばマヨネーズで有名な「キユーピー」には556件の登録商標があり、最初にキユーピー人形が登録されたのは1915年にまでさかのぼります。見てみると、一番最初のキユーピー人形は今のような「お目目パッチリ」ではなく、左により目をしてよだれかけ状のものを首に巻き、ちょっとおじいさんみたいな顔をして立っています。正直、あんまりかわいくありません(キユーピーさん、ごめんなさい)。
 こうした登録商標は、検索すれば特許庁の「特許電子図書館」で見ることが出来ます。興味ある方はお試し下さい。

掲載:2004年10月25日

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