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妻の浮気―男が知らない13の事情―

池内ひろ美/著

748円(税込)

発売日:2005/05/16

  • 新書
  • 電子書籍あり

他人事ならいいのだけれど……。夫婦問題コンサルタントが綴る、おかしくも恐ろしい現代浮気事情。

今や浮気の主役は男ではなく、女である。図書館デートにときめく四十五歳、独身を装い遊び続ける二十七歳、いつも同じ顔の男を好きになる四十八歳、韓国ドラマと現実の区別がつかなくなった五十七歳……。夫婦問題のコンサルタントとして約九千人の相談を受けてきた著者が綴る、おかしくも恐ろしい現代浮気事情。既婚者も未婚者も知らずにはいられない、倦怠と情熱の間に揺れる人妻たちの現在。

目次
まえがき
ケース1 女になる妻
息子の自立が寂しい
図書館デート
母から女へ
ケース2 同じ顔の男
ノロケる相談者
安心のパターン
同じ顔の繰り返し
ケース3 秘密任務の男
職場はペンタゴン
マジック・マッシュルーム
子どもへの影響<
ケース4 三十五歳のシンデレラ
恋人はホスト?
私はお姫様
彼女たちがハマる理由
体験してみた
ケース5 妻の下着
下着を買い替える理由
新しい男には新しい下着
浮気の終わり方
「別れの美学」は不要
ケース6 ときめきの業界人
殺したい相手
恥ずかしいメール
騙された
ケース7 夫の秘密
衝撃の携帯電話
夫は同性愛者
同性愛者の悩み
異性との結婚
ケース8 初恋に憧れる
ヨン様に夢中
初恋なんです
韓国人男性の魅力とは
ケース9 先生の勘違い
何のアドバイスだ
どうしようもないズレ
先生にお説教
ケース10 安・近・長と危・遠・短
自称・勝ち犬の女たち
二か月ルール
性病の危険性
ケース11 飴と鞭の彼
調教されたくて
浮気の境界線
叱ってほしい
ケース12 南国リゾートの妻
南国でガス抜き
ポリネシアンセックス
不倫旅行のコスト
セックスのマニュアル
ケース13 養育費は給与天引きで
いとこが隠れ蓑
養育費基礎講座
法は自ら助くる者を助く
再婚の可能性
あとがき

書誌情報

読み仮名 ツマノウワキオトコガシラナイジュウサンノジジョウ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-610120-5
C-CODE 0236
整理番号 120
ジャンル 女性学、人文・思想・宗教、社会学、生活情報、恋愛・結婚・離婚
定価 748円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2010/08/01

蘊蓄倉庫

衝撃の携帯メール

 夫婦問題コンサルタントの池内ひろ美さんのもとには、連日相談者がやってきます。あるときいらっしゃった相談者は夫の携帯電話のメールを見て、衝撃を受けたことを打ち明けます。相談者は、そのメールを自分の携帯に転送して、池内さんに見せました。単なる女性との浮気メールならば見慣れている池内さんも、そのときばかりは衝撃を受けました。夫が愛のメールを交わしている相手は男性でした。しかも、そこに付いていた写真の中身といったら……。続きは『妻の浮気―男が知らない13の事情―』で。
掲載:2005年5月25日

担当編集者のひとこと

他人の浮気をどう見るか

 電車の中で化粧をする若い女性への風当たりが厳しいようです。不快だ、はしたない等々、苦言を呈する人がいらっしゃいます。
 しかし、私は全然気になりません。こっちにおしろいが飛んでくれば別ですが、そんなこともないですし、むしろ珍しいものを見せていただけて嬉しいくらいです。
 それよりは、人前で堂々と鼻をほじっているおっさんのほうがよほど不愉快です。行為の後の人差し指の帰着先も気になります。 街中でいちゃつくカップルは判断に迷うところです。とても微笑ましく見えることもあれば、不潔に見えることもあります。それは申し訳ないけれど、その2人が絵になっているかどうかで評価が分かれるような気がします。しかしまあ恋する2人にとってはそんな視線どうでもいいのでしょう。その点においては、鼻ほじほじのおっさんとカップルは同一です。
『妻の浮気─男が知らない13の事情─』の中に、「ちゅっちゅっ」「ぷんぷん」「いやん」等々の恥ずかしいフレーズがてんこ盛りのメールが出てきます。著者の池内さんのところに相談に来た50代の人妻が、不倫相手と交わしたものです。これをどう思うかは人によるのでしょうが、双方が50代であることを考えると、ちょっと引いてしまう人が多いのではないでしょうか。
 もっとも、延べ9000人の相談に乗ってきた著者にとっては、こんなメールは見慣れたものです。だからこのメールの主(51歳、既婚、松田聖子風ファッション、花柄好き、浮気相手は詐欺師らしい)にも冷静なアドバイスができるのです。「不倫カップルのメールは皆さん似たり寄ったり」なんだそうです。
 本書には、現代の妻たちの様々な浮気の形が登場します。それをどう見るのかは、今の自分の結婚観によって決まるのではないかと思います。

2005年5月刊より

2005/05/20

著者プロフィール

池内ひろ美

イケウチ・ヒロミ

1961(昭和36)年岡山市生まれ。夫婦・家族問題コンサルタント。1997年「東京家族ラボ」を設立。精神科医、弁護士等と協力体制をとり、総合的な夫婦問題カウンセリングなどを行なう。『リストラ離婚』、『勝てる!?十七離婚調停』(共著)など著書多数。

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