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戦後教育で失われたもの

森口朗/著

748円(税込)

発売日:2005/08/14

  • 新書
  • 電子書籍あり

教育基本法は改正ではなく廃止すべし! 教育崩壊をもたらした「戦後教育」の罪を炙り出す。

戦後日本はひたすら走り続け、空前の繁栄を実現した。だが、今の社会は本当に我々が望んだ姿なのだろうか。己の力を顧みず、夢を追うと言いながら親に寄生する。努力せず不平等を嘆き、世の不条理にすぐに挫けてしまう。気がつけば、そんな幼稚で情けない日本人が増えすぎてはいないか――。日本人から常識と生きる力を奪った全ての元凶、「戦後教育」の罪を炙り出し、解決策を提言する警世の書。

目次
序 章 二周目の挫折、三周目の破綻
第一章 「己」を知る謙虚さ
「全員百点」の学校は理想的か?
満点主義から難問主義へ
中学校で増える不登校
学力テスト復活の見識
勉強だけではない競争の排除
都市伝説「手を繋いでゴール」
努力も実力も認めてくれない
最も公正な偏差値競争
人はなぜ偏差値を憎むのか
自分の力を正しく知る一歩
第二章 「宿命」を受け入れる潔さ
不平等社会論のいかがわしさ
「結果の平等」は見果てぬ夢
公立学校に「お客さん」はいない
金八先生はいい先生か
分配の不平等を責めない不平等社会論者
年収差よりも大きな様々な格差
親は子どもにとって宿命である
低学力は親の年収のせいではない
百円で構築できる学力の基礎
「仰げば尊し」の二番を歌えますか
第三章 「不条理」を生きぬく図太さ
戦後教育は誰を不幸にしたのか
「新老人」は尊敬されない
醜い戦後教育の申し子
中高年の離婚は必然だが……
「負け犬」増加も当たり前
「不登校」の末の「ニート」「フリーター」
合理性や正しさは人を幸せにしない
脱線事故は誰の責任か
ホリエモンが挑んだもの
「共同体教育」の場が消えた
通過儀礼としての学校
「ニート」とNEETは別ものである
ニートこそ「正しい」生き方である
「正しくない」親が子どもを救う
教師に職業教育をやらせるな
第四章 「日本人」であることの誇り
誰も知らない「教育の民主化」
GHQは何に墨を塗らせたか
武士は軍人ではない
習俗にも「バンザイ」にも墨が塗られた
なぜ日本だけが全否定されたのか
教育基本法と教育勅語は別ものである
大御心「信仰」なき現代に教育勅語の復活はない
教育基本法改正でできることとできないこと
戦後教育と戦中教育は相似の奇形である
教育基本法により教師は神になった
教育基本法は改正ではなく廃止こそふさわしい
現場を敵に回すな
若手教師の内面は知識で変わる
悪制の中にも人士あり
辛く険しいけれど近い道のり
第五章 「大人」を取り戻すために
三十人学級は学校を滅ぼす
学力と生徒数は無関係
誰が子どもを大人にするのか
人はいかにして幼稚になるか
常に主役でいたがる
親と学校ができるほんの小さなこと
競争を是とする
「人権」という言葉を使わない
「いじめのある学校」を認める
祭に参加する
デモクラシーの奥義を開陳する
やりたいことを探させない
凡人による凡人のための教育論
あとがき

参考文献
巻末資料

書誌情報

読み仮名 センゴキョウイクデウシナワレタモノ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 208ページ
ISBN 978-4-10-610129-8
C-CODE 0237
整理番号 129
ジャンル 教育学
定価 748円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/01/27

蘊蓄倉庫

百円でできる計算力アップ

 人気ドラマ「ドラゴン桜」で取り上げられて話題となった“トランプ計算”を考案したのは、本書の著者です。ジョーカーを除いたトランプを、一枚ずつめくり、出た数を足していくという単純な遊びです。答えは364になります。
 ここ数年大流行の「百ます計算」との違いは、鉛筆を持って机に向かわなくてもできること。寝そべってもできるし、旅先でババ抜きに飽きたときにもできるのです。
 子ども同士でタイムを競えば、ゲーム感覚で計算力を高められますし、親子のコミュニケーションにも役立ちます。日ごろ電卓やパソコンに頼りっぱなしの親は、子どもに勝てないかもしれません。親に勝てれば、子どもには自信にもなります。
 百円ショップで買えるトランプで、子どもの計算力を向上させられ、親子の会話が増えるのであれば安いものではないですか。
掲載:2005年8月25日

著者プロフィール

森口朗

モリグチ・アキラ

1960(昭和35)年大阪府生まれ。教育評論家。中央大学法学部卒業。佛教大学修士課程(通信)教育学研究科修了。東京都職員として勤務中の1995〜2005年、都内公立学校に出向。2016年早期退職。著書に『戦後教育で失われたもの』『いじめの構造』『日教組』など。

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