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地球温暖化、環境ホルモン、電磁波、ガン、アトピー、狂牛病、水道水……。根拠なき不安を打ち破る!

環境問題の杞憂

藤倉良/著

756円(税込)

本の仕様

発売日:2006/11/17

読み仮名 カンキョウモンダイノキユウ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 214ページ
ISBN 978-4-10-610192-2
C-CODE 0236
整理番号 192
ジャンル 地球科学・エコロジー、建築
定価 756円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2011/10/28

「環境」に関する話題については、日常生活や健康に身近なテーマとして関心が高い一方で、驚くべき誤解や非常識が世間一般にまかり通っています。一面的な悲観論に振り回されてストレスを溜めたり、不要な努力や出費を強いられたりするのは、なんともばからしい。地球環境から健康器具まで、中学・高校レベルの科学知識で冷静に捉え直してみれば――。意外にシンプルで「悪くない」環境問題の現実が見えてきます!

著者プロフィール

藤倉良 フジクラ・リョウ

1955(昭和30)年、三重県生まれ。東京大学理学部卒。理学博士(オーストリア国立インスブルック大学)。環境庁技官、九州大学助教授、立命館大学教授などを経て、法政大学人間環境学部教授。著書に『環境問題の杞憂』、『文系のための環境科学入門』(共著)など。

目次

まえがき
1、日本も捨てたものじゃない
日本は世界一健康に良い国である
日本はドイツ以上の環境大国である
日本の環境は年々良くなっている
悪いニュースばかり聞こえてくる理由
2、健康不安に打ち勝つ
環境ホルモンとはなんだったのか
風呂場は路上より危険である
環境問題で寿命は縮まない
ガンもアトピーも「増えて」いない
何が人をガンにするか
本当に気にすべき「食の安全」とは
電磁波が人体に与える影響
3、所詮は人が決めたこと
なぜフロンは禁止されたか
環境に関するふたつの基準
基準は気合いで決まる
ダイオキシン、ここまでなら大丈夫
環境基準を決める
水道水はもっとも「安全」な水である
4、暮らしやすい地球のために
地球は温暖化していない?
温暖化が寒冷化をもたらす?
災害への備えは金利で決まる
環境税は払いたくないことに効果がある
日本の国土は酸性雨に強い
5、環境の「常識」に惑わされない
江戸は環境都市ではなかった?
ディーゼル車vsガソリン車、合成洗剤vs石鹸
「環境にやさしい」とはどういうことか
規制の代償
環境科学はわからないことばかり
忘れてはならない費用対効果
あとがき

主要参考文献

蘊蓄倉庫

本当に心配すべきこと

 環境ホルモン、ダイオキシン、原発、電磁波、狂牛病……。「環境」と関連して、一般に健康に対する脅威と考えられる問題はいろいろです。これらの何がどれだけ危険かを測るものさしが「リスク」で、1年間に10万人のうち何人がそのことによって死亡するかという値を「年間死亡リスク」といいます。
 年間死亡リスクの大きいものから見ると、まず喫煙が10万分の74、受動喫煙が同12、入浴が同10。このほかは交通事故と火事以外に、10万分の1を超える要素は見当たりません。ちなみに原発事故は10万分の0.1、小惑星の衝突が同0.01となっています。
 むかし中国の杞の国のとある住人は、天が落ちてくる(すなわち小惑星が衝突する)のではないかと眠れぬ日を過ごしたといい、これが「杞憂」の語源です。「環境問題」で寿命は縮みません。本書を読んで、ぜひ根拠なき不安感を払拭してください。

掲載:2006年11月24日

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