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エメラルドはサラダ油で“着色”されていた! 華麗なるジュエリー業界の内幕を明かす。

宝石の裏側

内藤幹弘/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2006/12/15

読み仮名 ホウセキノウラガワ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 191ページ
ISBN 978-4-10-610195-3
C-CODE 0263
整理番号 195
ジャンル ビジネス・経済、アート・建築・デザイン、ファッション
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2009/03/27

輝きあるところには影がある。「ブランド品の原価は三百円」「エメラルドはサラダ油に漬けて着色する」「ダイヤモンドには放射線照射」「通信販売には要注意」等々、宝飾品業界に三十年以上身を置く著者が、知られざる業界の裏側を明かす。そこから見えてくる日本の宝飾品文化の貧しさとは――。至高の逸品を手に入れるのに必要なのは、大金ではありません。宝飾品についての正しい知識なのです。

著者プロフィール

内藤幹弘 ナイトウ・ミキヒロ

1940(昭和15)年静岡県清水市生まれ。日本ルーテル神学大学卒業。法政大学大学院修士課程修了。1975年に宝飾工房「弥馬屋」を設立。その後、宝飾品の国内卸業、海外輸出業に携わり、現在はオリジナル創作ジュエリーの製作・販売に専念している。

目次

まえがき
第1章 ブランド品の原価
ティファニーの原価は三百円!?/下がっていく価値/価格で買うな、価値で買え/あなたはどのタイプか/値踏みはしない/価値は自分で作る/花珠洗脳/無色透明が至上なのか
第2章 宝石の九割は「整形美人」
整形だらけの宝石/人類の英知/偽物の是非/ダイヤモンドの色付け/鑑別書でも分からない/ダイヤモンドは放射線照射で/真珠の色は黄土色/エメラルドはサラダ油で/ルビーの燃えるような赤
第3章 テレショップには要注意
大流行のテレショップ/通販ビジネスのからくり/工業製品か宝飾品か/演出された「お得感」/売り逃げ体質/ディスカウント品には手を出すな
第4章 現地販売は安くない
業者は都会で買い叩かれる/産地から最も遠い所がベスト/海外旅行で掴まされる偽物、安物
第5章 招待・接待販売の功罪
馴染みの店をつくる/展示会のメリット/「お姫様」扱いの落とし穴/衝動、付き合い、義理買いは禁物/虚栄心にとらわれない
第6章 宝石選びは男の仕事
ジュエリーショッピングは男性同伴で/男性の審美眼/贈られる喜び/日陰モノの運命/トラブル続出/シャイな日本の男性/小さな留め金の秘密
第7章 小売業者の勘違い
プロの責任/お客様の信号を受け止める/あぐらをかいてきたメーカー/国際宝飾展の愚/小売業者の心得
第8章 貧しき日本の宝飾文化
「一兆円」の貧しさ/買い方の貧しさ/受け継がれる輝き/横並びの安心感/“ブタに真珠”は禁句/ジュエリーステージの貧しさ/人生を堪能する
第9章 結婚指輪に飽きる理由
ストーリーを刻んでいく宝飾品/最初の出会いを大切に/人生の縮図/飽きる理由/喜平ネックレスの凋落/結婚リングは身の丈に合わせて/婚約リングは作り直す/リフォームの心得
第10章 理想のジュエリーを手に入れる知恵
“特別”にデザインされた宝飾品/自分だけのジュエリー/水道管の輪切り/指は第二の顔/チャームポイントは留め金/決め手はイヤリング/ジュエラーY氏の店
あとがき

担当編集者のひとこと

裏話の面白さ

 知らない街を歩いてみたいのは「遠くへ行きたい」ですが、知らない業界を知ってみたいと思うのが人情です。政治家、タクシー運転手、病院、テレビ局、食品業界等々、「内幕モノ」の本が根強い人気なのは、読者のそういう気持ちにこたえているからでしょう。そしてこの種の本は大抵面白いです。打ち明け話には誰しも心惹かれるものなのです。 この『宝石の裏側』は、タイトル通り、宝飾品業界の内幕を描いた本です。著者はこの道30年以上で、現在も東京郊外で宝飾品を製作、販売しています。
 これまであまり裏側が描かれていなかった業界だけに、披露されるエピソードには驚かされること間違いありません。担当者である私は40年近く生きてきて、自分のために買ったことがある宝飾品は結婚指輪のみ、それも一度も身につけたことがないという男ですが、それでも十分に面白いのです。
「エメラルドのグリーンを鮮やかにするにはサラダ油に漬ければいい」「宝石は産地で買うと高くつく」「通販の宝飾品は怪しい」「ブランド品の原価は数百円程度」等々、華やかな業界の知られざるエピソードが満載です。
 ただし、この本はいわゆる「暴露本」ではありません。著者はいまでも宝飾品を扱っていますし、愛しています。「正しい知識を得ることで、もっと宝飾品に親しんでほしい」という気持ちがあるから、この本を書いたのです。「宝石なんて女の話だ」と思っていた(私のような)人でも必ず楽しめます。つまり、宝石を身につける人、つけない人、贈る人、贈られる人、無理やり贈らされる人、誰でも読んで楽しめる本になっているのです。

2006/12/25

蘊蓄倉庫

エメラルドのサラダ油漬け

『宝石の裏側』には、素人が知らない業界の裏話が満載です。なかでも衝撃的だったのはエメラルド・グリーンの作り方。むろん、最高級品には手を施す必要はまったくありません。しかし、ヒビが入っていたり、色が薄かったりする欠陥品はサラダ油に漬けると、色が鮮やかになるのです。こういう「整形エメラルド」は、眼鏡用の超音波洗浄器にかけると、簡単に色が落ちてしまうそうです。

掲載:2006年12月25日

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