スベラナイケイゴ
すべらない敬語


梶原しげる

あの人の敬語はなぜムカつくのか? しゃべりのプロによる「敬語入門」!

敬語を正しく使って嫌われた首相もいれば、「タメ語」連発で愛される人もいる。使えないのは論外だが、やたらと使うのも考えもの。敬語は必要に応じて使うべき「武器」なのである。「すべらない」敬語はどう身に付けるのか? 失敬と丁寧の境界線はどこにあるのか? 国の「敬語革命」、名司会者のテクニック、暴力団への口のきき方等々、敬語という巨大な森の中を探検するうちに、喋りの力がアップする一冊。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 202ページ
ISBN : 978-4-10-610245-5
C-CODE : 0281
整理番号 : 245
ジャンル : 経済・産業・労働
ビジネス・経営
発売日 : 2008/01/17

編集者のことば
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書評
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梶原しげる
カジワラ・シゲル

1950(昭和25)年神奈川県生まれ。早稲田大学第一法学部卒。文化放送に入社してアナウンサーとなり、1992年からフリー。司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)、日本語検定審議委員。著書に『口のきき方』『すべらない敬語』など。

はじめに
1 敬語革命、勃発す
敬語漬けの日本人/五分でわかる「敬語の指針」/謙譲語が分裂した/丁寧語と美化語
2 「正しい敬語」はころころ変わる
敬語で痛い目/指針の歴史/答申の登場/驚きの新方針
3 敬語業界vs.国家
二重敬語が解禁/お次のお方/「お」の乱発/お受験問題/犬にえさを「あげる」/とんでも問題/休暇をいただく/最大の争点/チャンピオンの入場/申される
4 敬語は自己責任である
自己責任論/場を作る力/ホステス版「口のきき方」/暴力よりも強し/暴漢と傍観/差別との関係
5 トムとキムはどうなのか
帰国子女の悩み/好感度のスタイル/ポライトネス/英語の敬語/英語式と日本語式/韓国語は長幼の序/中国語の場合/コードスイッチ/方言は強い/悪用も可能
6 三大名人に学ぶ技
久米さんの独り言/みのさんのタメ口/小倉さんの使い分け/女子アナテクニシャンナンバーワン
7 小泉さんと安倍さんの差
改めて思う小泉首相のすごさ/棒読み大臣/東国原知事の方言力/タメ語の麻生/石原都知事の変貌
8 くすぶるマニュアル敬語問題
こちらのほう/椿山荘のホスピタリティー/摩滅の法則/させていただきます/遠慮を押し付けるな/傲慢語
9 失敬と尊敬の間
ネットでもタメ語は不評/タメ語の学問的使用法/タメ語の名人/「くん」付けの効用/目上から目下への敬語の魅力
10 お疲れ様かご苦労様か
お疲れ問題/身分格差の消滅/お疲れでーす/ちゃん付けの起源
11 肩書きに敬意をこめて
フリーターは素敵だ/童話作家はもてる/ヨメと呼んで/主人は偉いのか/団体へのさん付け/「方々」は敬称か/僕って何
12 褒める姿勢、謝る態度
他人のネクタイに言及すべきか/褒める秘訣/謝る敬語/絶品の謝罪文/誠意の敬語
あとがき




敬語革命

 敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つに分かれる、というのが常識でしたが、実は昨年、これを国が変更していたのをご存知でしょうか。新しく出された「敬語の指針」では、「尊敬語」「謙譲語I」「謙譲語II(丁重語)」「丁寧語」「美化語」と何と五つに分けられているのです。ほとんどの人が知らないうちに進められていた「敬語革命」、その実体は、『すべらない敬語』で。
掲載:2008年1月25日
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