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誰が犯罪者をのさばらせるのか? 元警察庁キャリアが鋭く問う。

日本の治安

後藤啓二/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2009/07/17

読み仮名 ニホンノチアン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 188ページ
ISBN 978-4-10-610321-6
C-CODE 0232
整理番号 321
ジャンル 政治
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/06/29

人々のつながりの崩壊、ネットや携帯電話の急速な普及など、社会はこの十年余りで大きく様変わりした。戦後、犯罪を助長してきた歪んだ「自由」と「人権」、裁判所による前例主義、垂れ流しのネット犯罪への無策、過剰業務に忙殺される警察――女性と子どもをはじめ、誰もが「被害者」になる危険性はこれまでになく高まっている。日本の治安の今、そして刑事司法の病巣と処方を示す元警察庁キャリアによる渾身の提言。

著者プロフィール

後藤啓二 ゴトウ・ケイジ

1959(昭和34)年兵庫県生まれ。弁護士。東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。大阪府警、愛知県警各部長、内閣参事官(安全保障・危機管理担当)を歴任後、2005年に退官。後藤コンプライアンス法律事務所を設立し、リスク管理など企業法務と犯罪被害者支援に携わる。

目次

はじめに
序章 平成の犯罪を俯瞰する――その諸相
犯罪類型の変化/街頭犯罪の増加/少年、ネット
第一章 子どもを守れるか
一日一〇人の被害者/児童相談所の限界/子どもは親の所有物か/児童ポルノ天国の汚名/子どもよりも大人の自由を優先/性犯罪はくりかえす/性犯罪者に継続的監視を
第二章 女性を守れるか
狙われる女性たち/通報率一〇パーセント/ストーカーとDV/トラフィッキング大国
第三章 社会の変容から考える
ムラ社会の防犯効果/つながりは再生できるか/危うい五〇代と二〇代/市場原理と倫理規範/プリペイド式携帯電話で衝突/架空口座と民間私書箱/法執行を伴う厳罰化
第四章 歪んだ自由のかたち
奇妙な共闘/凶器携帯の自由/条例で抜け穴をふさぐ/犯罪幇助と表現の自由/公益無視の個人情報保護
第五章 刑事司法の壁
立証責任のカベ/言い訳した者勝ち/安易な仮釈放/仮釈放が不意打ちに/心神喪失と刑事責任/精神鑑定は信頼できるか/起訴前鑑定の悪弊/自堕落は免罪符になるか/危険人物と銃器/加害者だけに温かい制度
第六章 少年犯罪への立ち遅れ
定まらない社会の姿勢/八割がた処分なし/厳罰化と取締り強化/「責任」よりも「更生」/被害者・遺族に冷たすぎる/親の責任を明確に
第七章 ネット犯罪への無策
新しい犯罪者のタイプ/盲目的に守られる「通信の秘密」/犯罪請負サイト/あふれかえる違法・有害情報/無責任な利用に制限を
第八章 インフラから犯罪抑止を
道路と公園/防犯性能にすぐれた製品/マンションなど住宅街で/学校を守れるか
最終章 警察の限界
検挙から抑止へ/成人犯罪と検挙件数の重視/部門の垣根を低くする/二つの積極性を/「警察ニーズ」の拡大/業務範囲の見直し/取調べ可視化の副作用/「専門家」の独善/危険水域にある士気
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