アノスバラシイキョクヲモウイチドフォークカラジェイポップマデ
あの素晴しい曲をもう一度―フォークからJポップまで―


富澤一誠

一瞬で甦る、あの頃の想い。「友よ」「結婚しようよ」「心もよう」「異邦人」「島唄」「愛は勝つ」……。心に刻まれたメロディーで綴る50年史。

誰もが口ずさむ名曲には、意外なドラマや秘話が詰まっている。最初は三〇〇枚しかプレスされなかった「帰って来たヨッパライ」、原題は「王手」だった「関白宣言」。軟弱者扱いされた井上陽水、奇異で異質な存在だったユーミン――。フォークからJポップまで、現場で見つめ続けてきた筆者が綴る五十年史。読むだけでメロディーが浮かぶ「名曲ガイド50」付き。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 252ページ
ISBN : 978-4-10-610347-6
C-CODE : 0273
整理番号 : 347
ジャンル : 芸術・芸能
音楽
発売日 : 2010/01/16

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富澤一誠
トミサワ・イッセイ

1951(昭和26)年長野県生まれ。東京大学中退。1971年、音楽誌への投稿を機に音楽評論活動に専念。専門はジャパニーズ・ポップス。著書に『松山千春―さすらいの青春―』『さだまさし―終りなき夢―』等多数。ラジオパーソナリティ、日本レコード大賞実行委員としても活躍中。

はじめに
一九六〇年代――フォークが日本を揺さぶった
最先端だったフォーク/加山雄三の革命/「バラが咲いた」と原盤権/GSの登場/関西フォーク/ザ・フォーク・クルセダーズ/岡林の衝撃/山谷と質流れのギター
一九七〇年代――ニューミュージック黄金時代
第三回全日本フォークジャンボリー/スターの交代/広島フォーク村の顔/拓郎の契約社員時代/メジャー化が進む/三つのタブー破り/歯科医にはなりません/陽水が売れた/ユーミンは何が新しかったか/フォーライフの設立/小室と拓郎の飲み話から/陽水逮捕のニュース/ニューミュージック第三世代/不遇だったアリス/矢沢がスターになり切った日/ゴダイゴが飛び出す/千春の「テレビは最初で最後」
一九八〇年代――歌謡曲の逆転勝ちとビートの浮上
シングル・ヒットの連発/CMソングの時代/テクノとニュー・ウェイブ/佐野元春のビート/相次ぐ移籍/第三世代の凋落/アイドルとのハイブリッド/転機の八五年
一九九〇年代――メガヒット方程式の確立
愛は勝つ/ミリオンセラーとCD/ユーミンの外車、ドリカムの自転車/尾崎の死/サイクルの高速化/有線からのヒット/小室哲哉の成功/ミリオン・セラーと格差/すべて若者向けに/プロデューサーの時代/ベスト・アルバムは特効薬/宇多田ヒカル登場
二〇〇〇年代――音楽界の迷走と新たな「名曲」
「TSUNAMI」の大ヒット/宇多田か浜崎か/カバーが評価される/CD不況の構造/つま恋での自己確認/六年かけて一〇〇万枚
おわりに
名曲ガイド50
主要参考文献


「名曲ガイド50」の中身

 著者の富澤一誠さんが原稿を書きあげるにあたって苦心したことのひとつが、日本の音楽シーンを変えた大ヒット曲を50曲、選び出すことでした。本書の第2部はそれらを収めた「名曲ガイド50」です。
 苦心したと言っても、皆さんがこれをお読みになったら「誰もが知っている大ヒット曲ばかりじゃないか」と思われるかもしれません。確かにそうです。ですがそこまで有名になった曲ほど、それ以前のこと、例えばブレイクのきっかけや歌い手の思い、制作秘話は意外に知られていないものです。曲が誕生した瞬間から成長していく過程を見続けてきた著者ならではのガイド。一曲ごとに掲載している発売当時のジャケット写真も、合わせてお楽しみ下さい。
掲載:2010年1月25日
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