献辞
第一章 同人誌「こをろ」とその時代
辰野隆の極上のオーバー/矢山哲治の文学めきき/阿川弘之さんのこだわり/大様な中村地平/阿川さんと麻雀同人たち/古谷綱武との輪講会
第二章 文士たちの横顔~戦時下にて
円地文子はただの奥さん/宇野さんは存在そのものがいい/坪田譲治の「家計簿」/儲けにならん方の小説家/広津和郎の萬暦赤絵皿/菊池寛の「中央公論」撲りこみ/文士たちの戦地徴用/戦時色強まるなかで/隣組の文化人たち
第三章 文士たちの横顔~戦中から戦後へ
月刊誌の編集者に/瓢箪から駒の処女出版/坪田譲治の妄想/エレベーターで見送った川端康成/甘粕正彦との邂逅/「髯の戦車隊長」と司馬遼太郎/一高が縁で結婚/東京大空襲を焼け残る/「こをろ」同人たちの復員/白洲次郎のコーヒー
第四章 戦後作家の人間模様
下北沢の文化人たち/森茉莉の純な心/中村汀女の平手打ち/安部公房と「現在の会」/島尾敏雄と「藤十郎の恋」/思想的立場を超えた友情/帰国した阿川夫妻と志賀直哉邸へ/亀井勝一郎と年始の宴会/狐狸庵先生の母親崇拝/間違って文芸批評家に/有吉佐和子の慟哭
第五章 女流・宇野千代、男女のこと
中村天風の講演会/山口県人は嫌い/重苦しいぐらい世話焼き/梶井基次郎、末期の懇願/宮田文子を書けない理由/女は常に愛する側に/北原武夫との別離の真相/スタイル社の破産と借金/鳩山一郎の秘密の子/「生きていく私」
附記