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家づくりは最高の娯楽です! 【必読】51のQ&Aと豊富な実例が満載。

「おひとりさま」の家づくり

天野彰/著

734円(税込)

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発売日:2011/07/15

読み仮名 オヒトリサマノイエヅクリ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610427-5
C-CODE 0252
整理番号 427
ジャンル 建築
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/01/13

家づくりは「おひとりさま用」をベースに考えれば、万事うまくいく。ひとりでも家族とでも、本当に人間らしく暮らせる家とは? 住む土地や良い物件の見分け方、趣味の空間を優先する間取り、大地震にも強いのにおしゃれな構造、防犯や省エネの秘訣、設計士や工務店の選別法や交渉術、資金調達のテクニックなど、豊かに生きていくための実践法や豊富な実例が満載。51の「Q&A」を読めば、「理想の家」が見えてくる。

著者プロフィール

天野彰 アマノ・アキラ

愛知県岡崎市生まれ。建築家。一級建築士事務所アトリエ4A代表。日大理工学部卒。日本住改善委員会を組織し、生活に密着した住まいを手がける。省庁の専門委を務め、テレビ、雑誌、講演など幅広く活動中。『六十歳から家を建てる』『建築家が考える「良い家相」の住まい』など著作多数。

天野彰 (外部リンク)

目次

序章
訪れた「妙齢」の依頼主/「おひとりさま」の三タイプ/家は誰のものか/「おひとりさま」の家の時代/すべての家は「個」から始まる/東日本大震災と家
第1章 「おひとりさま」に家が必要な理由
絶対的に安心できる居場所/自分史を刻む
Q.マンションと一戸建てでは、どちらを選択すべきでしょうか?
Q.賃貸ではなく、家を建てることに、どんなメリットがありますか?
Q.新築、中古の購入、実家のリフォームなど、どうしたらよいのでしょうか?
Q.自分が住む場所はどのように選ぶべきでしょうか?
Q.「用途地域」という指定があるそうですが、どこを選べばよいでしょうか?
Q.不動産会社とはどのようにつきあうべきでしょうか?
Q.設計士や工務店とはどのように知り合えばよいのでしょうか?
Q.大手メーカーに依頼するメリット、デメリットとは何ですか?
Q.どのくらいの広さが必要なのでしょうか?
Q.防犯はどうすればよいのでしょうか?
Q.火災対策はどうしたらよいのでしょうか?
Q.地震に対する備えはどうすればよいでしょうか?
Q.必要不可欠な設備にはどんなものがあるのでしょうか?
第2章 幸せになる家をつくるには
精神的な安らぎの場/家相は極力尊重する/新しい人生の発見
Q.ひとりでプランを考えるのは不安です。誰に相談すればよいのですか?
Q.設計士との打ち合わせでは何を伝えるべきでしょうか?
Q.設計事務所はどうしても敷居が高いように感じています。
Q.設計士さんがなかなか言うことを聞いてくれません。どうしたらよいですか?
Q.設計士や工務店の見積もりが妥当なものかどうか不安です。
Q.家相の吉凶とは本当にあるのですか? 何に注意したらよいのですか?
Q.よく言われる鬼門とは何ですか? 鬼門は本当に忌むべきものなのですか?
Q.オール電化の家が話題になっていますが、メリットとデメリットは何ですか?
第3章 ひとりの生活を楽しめる家
衣食住を自由に設計する/ガラス張りの部屋/開かれた空間が人生を広げる
Q.住まいにこれだけは必要な条件とは何ですか?
セルフディフェンス/セルフサポート/メンテナンスフリー/バリアフリー/ケミカルフリー
Q.失敗する家の要素や原因とは何ですか?
Q.玄関、階段など考えることがとても多いのですが、どうすればよいですか?
玄関/階段/インテリア
Q.建て売りやマンションにくらべ面倒なことが多いのではないでしょうか?
Q.台所やキッチンで注意することは何ですか?
Q.浴室やトイレでは何に気をつければよいのですか?
Q.特に趣味もないのですが、プランをどう発想したらよいのでしょうか?
Q.ひとり暮らしでも友だちが集まる賑やかな家にしたいのです。おすすめの建築プランはありますか?
Q.ペット(犬)と暮らす家がほしいのですが、注意点はありますか?
Q.あまりに自分好みの家にすると、売るときに不利になりませんか?
第4章 間取りのマジック
「間取り」から「場取り」へ/開放と防御を両立する「中庭式プラン」
Q.プランはどこから考え始めればよいのでしょう?
Q.間取りでの失敗とは何ですか?
Q.狭い家だと間取りの自由が効かないのではありませんか?
Q.家具やインテリアをどのように考えたらよいのでしょうか?
Q.家具は造りつけの造作がよいのですか? または既製品を購入すべきですか?
Q.収納の広さはどのくらいあればよいでしょうか?
Q.書斎が欲しいのですが、何かよい方法はありますか?
Q.インテリアの色をどう決めたらよいのでしょうか?
Q.外装の色や素材はどのように決めればよいでしょうか?
省エネ/中庭プラン
Q.設計士との打ち合わせでは何を伝えたらよいのですか?
Q.工務店が手を抜いていないか不安です。どこを見ればよいですか?
Q.将来、老いた親や子ども、または他人と同居することになった場合は、どうすればよいのでしょうか?
第5章 夢の実現へのマネープラン
思い立ったが吉日/「家の形」を一致させる
Q.資金の調達ではまず何をすべきでしょうか?
Q.工事費の支払い方法は?
Q.住宅ローンを組むべきでしょうか? 組むとしたらどのくらいの額ですか?
Q.今は働いていますが、収入がなくなる老後はどうしたらよいのでしょうか?
Q.余った土地や建物などはどのようにしたらよいですか?
Q.自分の死後には家はどうなるのでしょうか?
Q.土地は買ったほうがよいですか? 借りたほうがよいですか?
Q.既にマンションを購入済みですが、いずれ家を建てたいと思っています。どうしたらよいのでしょうか?
第6章 「おひとりさま」の家・実例集
可能性が広がる家/「酒場のような無垢の木の家」/「ピアノのあるリビングの家」/「レッスン室のある家」/「賃貸契約同居の家」/「華やかな人生の家」
あとがき
高齢化社会で暮らすために/「個」の時代に生きる

担当編集者のひとこと

建築家は家をどう建てているか?

 キャリア40年以上で、3000軒以上の家づくりを手がけている建築家の天野彰さんの事務所は渋谷の高台にあります。今年3月11日のお昼頃から、本書の打ち合わせを事務所で行った直後に、東日本大地震が起きました。
 翌日、天野さんに電話で様子を伺うと、事務所では本1冊、書類1枚も散乱することがなかったそうです。事務所は大きな空間を用途ごとにきちんと間仕切りされ、造りつけの書棚や家具が備えられています。地震の時にはそれらが構造を補強する柱となり、支えあったそうなのです。
 また、都内の閑静な住宅地にある戸建のご自宅も、同様に何の被害もなかったそうです。家を支える「ベタ基礎」(※本書参照)を強固に施していて、柱も割り増して建ててあるからだそうです。これ以外にも、コツがあるのですが、詳しくは本書を参照ください。
 建築家の家だから当然だという人もいるでしょうが、一般の人が予算や居住面積の制限がある中で、安全で安心に暮らしていける家を建てるにはどうしたらよいのでしょうか?
 このような着想を含めて、本書では家づくりの具体的な実践法やアドバイスを紹介しました。また、建築の過程で誰もが浮かんでくる疑問を、天野さんに具体的に問いかけました。
 その際、単身でも、家族があっても、「ひとり」としての欲望を家にとことん反映させることが、最適な家づくりにつながると天野さんは主張されました。これが本書のモチーフなのです。
 そして、天野さんの回答は、穴場の土地の見つけ方、設計士や工務店の賢い選び方、住宅メーカーの良し悪し、趣味の空間を優先する間取り、収納や家具とデザインの工夫、家相の考え方(「薀蓄倉庫」参照)、防犯防災のコツ、省エネプランから、資金調達のテクニックなど、多岐にわたりました。
 それらに基づく51項の「Q&A」を読んでいただければ、「理想の家」が心に浮かんできます。そんな家は、新鮮な新しい出会いに自然につながっていきます。
 本書で実例が紹介されている家に住む独身者は、実際、建てた後に「おひとりさま」ではなくなっているそうです。

2011/07/25

蘊蓄倉庫

家相が気になる人へ

 一戸建でもマンションでも、「家相」を気にする人は少なくありません。
「鬼門」という方角は、特にその対象で、「正鬼門」と「裏鬼門」があります。
「正鬼門」は北東です。北風が吹き、日当たりも悪いので、寒さや湿気と関わりやすく、結露やカビを生みやすいので、キッチンやバスルームなどは不適なのだそうです。一般的に「鬼門」と呼ばれるのはこちらです。
 また、「裏鬼門」は南西です。強い西日が射して、熱がこもりやすく、食材置き場やキッチン、トイレなどには適さないと伝えられています。
 一方、最高の方角は、「辰巳」という東南で、朝日を浴びて、生きる活力がみなぎるため、玄関やリビングに適していると伝えられています。
 この「家相」ですが、もともとは、中国大陸で秦の時代に北方遊牧民族が攻めてくる方角を忌み嫌ったことに「鬼門」の起源があるそうです。欧州やペルシャでも北東は好まれません。
 また、当時の兵士たちが、朝日が昇る東の門から出撃していき、勝利を願ったことから、「辰巳」が最良の方角とされてきたそうです。
 ただし……この「家相」が本当に当たるのかどうなのかは、保証できません。
 要は、住む人の心とライフスタイルに関係してきますが、「家相」の考え方は本書で述べられています。
掲載:2011年7月25日

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