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なぜ特別な存在なのか? 魔法の王国を100倍深く味わうために。

ディズニーランドの秘密

有馬哲夫/著

756円(税込)

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発売日:2011/07/15

読み仮名 ディズニーランドノヒミツ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 202ページ
ISBN 978-4-10-610428-2
C-CODE 0276
整理番号 428
ジャンル 産業研究
定価 756円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/01/20

なぜディズニーランドは特別なのか。他の遊園地との違いはその「ストーリー性」にある。そして、その「ストーリー」とは、ウォルトの人生や米国の歴史と切り離せないものだった。「最初の構想は交通博物館」「ホーンテッド・マンションがフランス風である理由」「トゥモローランドは企業パビリオン」「三つの“マウンテン”は一大方針転換」等、意外なエピソードが満載! 夢の国をより深く味わえるようになる一冊。

著者プロフィール

有馬哲夫 アリマ・テツオ

1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学部・大学院社会科学研究科教授(メディア論)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授。著書に『原発・正力・CIA』『歴史問題の正解』など。

目次

序章 あなたはストーリーをつむげるか
みんなが同じように幸せになれるのか/ストーリー性が問題/ギャップを乗り越えるには/ディズニーランドはどのように変わったのか/東京ディズニーランドとの違い
第1章 ウォルトは何を作りたかったのか
基本コンセプトは/ウォルトは交通博物館を作りたかった/三次元の世界を作りたかった/科学技術が築く明るい未来を見せたかった
第2章 流浪するディズニー一家
初めに鉄道ありき/アイルランドからやってきた祖父/一家はアメリカ中西部へ/エライアスは西部を目指す/フロリダまで追いかけ求婚/シカゴへ、そしてマーセリンヘ/マーセリンと汽車/ついにカリフォルニアへ/ディズニー一家だけではなかった/思い出の町並み/メインストリートは心象風景/本物と似ていないほうがいい
第3章 鉄道マニア、ウォルトの夢
陸の王者と水の女王/庭のなかの鉄道/汽笛にはしゃぐウォルト/ふくらむウォルトの鉄道の夢/戦争が夢を邪魔した/鉄道熱の再燃/ミッキーマウス・パーク始動/ユニヴァーサル・スタジオとの違い/ディズニーランドをアナハイムに/「ミッキーマウス・パーク」では蒸気船も主人公/アメリカの河川交通/蒸気船と西部開拓/カンザスシティは西部開拓の前線基地/「蒸気船ウィリー」の舞台はどこか/マーク・トウェインとミシシッピ川/トムソーヤ島のモデル/ホーンテッド・マンションはなぜフランス風か
第4章 アニメの世界を三次元に
アニメーターとイマジニア/白雪姫のおかげで入社/ウォルトの施設設計士に/ファンタジーランドのアトラクション作り/新九人の侍/ピンクのダンボ/ダンボ・ノスタルジア/鉄道史上のヒーロー、ケイシー/短編アニメーション「ケイシージュニア」/サーカスはテーマパークの父
第5章 トゥモローランドは進化する
すぐにトゥディランドになったトゥモローランド/天井は宇宙、足元は地球/スプートニク・ショックと宇宙開発/スポンサー交替の事情/月ロケットから月への旅へ/宿題として残されたモノレール/古くて新しいモノレール/最新モノレールはドイツに/宇宙船型モノレールをスタジオで製作/世界最大規模の原子力潜水艦隊/「わが友原子力」とノーチラス号/アメリカの未来を護る原子力潜水艦
第6章 ウォルト亡きあとの大転換
スペース・マウンテンは変化の兆し/作りたかったのはイマジニア/ストーリーに苦しむ/起こるべくして起こった変化/ビッグサンダー・マウンテンはどこにある/六〇〇〇万ドルのライド/プロジェクト再始動/スリルは客を呼ぶ/「スプラッシュ・マウンテン」ストーリー/『リーマスおじさん』と『南部の唄』の違い/なぜ『南部の唄』は封印されたのか/なぜ『南部の唄』がテーマになったのか/突然登場した人魚
終章 ディズニーランドは永遠に完成しない
東京ディズニーランドもアメリカ製/文化的価値の違い/東京ディズニーランドは第二世代パーク/ゲストの七〇パーセントが女性という意味/東京ディズニーランドにストーリーは必要ないか/ディズニーランドは永遠に完成しない
あとがき
主要な参考文献

担当編集者のひとこと

妄想の楽園

 自分の趣味で埋め尽くされた世界を作るというのは、誰にでもある欲望でしょう。部屋をキティちゃんだらけにする人もいれば、アイドルのポスターを貼りまくる人もいます。そういうのを笑う人もいるでしょうが、北欧調の家具でインテリアを統一するというような行為も、同じライン上にあるような気がします。小説なら江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』、映画なら『チャーリーとチョコレート工場』等も、この手の欲望を描いたものになります。
 現実の世界では、マイケル・ジャクソンの作ったネバーランドが有名でしょう。自宅に大好きな遊園地を作ってしまったのだから羨ましいというか馬鹿馬鹿しいというか。ともかく自分の妄想を形にしたそのパワーは素晴らしいと思います。
 そのマイケルが大好きだったディズニーランドも、創立者ウォルト・ディズニーの欲望が具現化したものです。ウォルトは子供の頃からの鉄道マニア。今でいう「鉄ちゃん」でした。仕事仲間のアニメーターが自宅の庭に中古の機関車を持っているのを見て、ウォルトは死ぬほど欲しがります。そして、ぜひそれを譲ってくれと頼んだものの、あっさり断られてしまいました。
 それならば、と自分の作るパークに彼は趣味を反映させることにします。だから園内を汽車が走っているのです。鉄道に限らず、ランドの中にある乗り物や街並みには、ウォルトの生い立ちや趣味が大きく影響しています。
『ディズニーランドの秘密』には、ランドを理解するうえで必要なウォルトの人生や米国の歴史、そこから生れた様々なストーリーが描かれています。ランドをより重層的に楽しめるようになることを保証します。

2011/07/25

蘊蓄倉庫

「スプラッシュ・マウンテン」の秘密

 ディズニーランドの人気アトラクション、「スプラッシュ・マウンテン」にはウサギやカメ、クマ、カエル、キツネが登場します。ディズニーの『スプラッシュ』は人魚の映画のはずなのに、なぜウサギやキツネなのか。実は「スプラッシュ・マウンテン」の元になっているのは、この映画ではなく、アメリカの民話をベースにした『南部の唄』という映画なのです。この映画に出てくる動物たちが、ウサギ、キツネ等々なのです。じゃあなぜそれに「スプラッシュ~」という名前が付いたのか。その先はややこしいので本書をお読みください。
掲載:2011年7月25日

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