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重度障害、5度のガン、土下座、財産喪失……壮絶な体験を経たファンドマネジャーが語る。極限の人生論。

死ぬな―生きていれば何とかなる―

並木秀之/著

756円(税込)

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発売日:2014/09/13

読み仮名 シヌナイキテイレバナントカナル
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 191ページ
ISBN 978-4-10-610587-6
C-CODE 0210
整理番号 587
ジャンル 倫理学・道徳、ノンフィクション、教育・自己啓発、趣味・実用
定価 756円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2015/03/20

生まれつきままならぬ下半身。五度のがん。側近の裏切り。様々な壁にぶつかりながらも、著者は常にハンデを強みに変えて乗り越えてきた。百社以上の破綻処理に携わり、ファンドマネジャーとなった今、半生を振り返りこう断言する。「生きてさえいれば何とかなる」と。「土下座担当」という仕事、裏社会の面々の図太さ、学歴エリートのひ弱さ……壮絶な体験から導き出された、弱者の戦略と命の意味。

著者プロフィール

並木秀之 ナミキ・ヒデユキ

1953(昭和28)年埼玉県生まれ。投資ファンド最高顧問。脊髄に障害があり、35歳からがんを5度発症。大東文化大学卒業後、会計事務所勤務を経て会社設立、その後シティバンク勤務。これまで100社以上の破綻処理に携わる。本書が初の著書。

目次

はじめに
第一章 ハンデをさらけだすことから始める
生まれた日は嵐/目に見える障害と見えない障害/身内でも臭いはきつい/手術による問題/カミングアウトから始める/友情が深まり、世界が広がる/「旅なんかできない」という思い込み/腫れものに触る態度の問題点/個人に即した情報が大切
第二章 ハンデから逆算して考える
アルバイト探しで痛感した現実/「世間体」というハードル/母との葛藤/先生の土下座/崖っぷちの予備校生活/ハンデからの逆算/ハンデが導いてくれたこと
第三章 世間の常識にとらわれない
大学教授になる気は満々だったけれど……/株との出会い/激安株を狙う楽しみ/潰れかけた会社へのシンパシー/家計を支えた株/バザーの会計を三年連続で黒字に/二十代女性Aさんの“思い込み”/仕事に才能は必要か
第四章 コンプレックスが生きる足場を築く
仕事で覚えた初めての“悔しさ”/他人の嫌がることでも苦にならない、という強み/コンプレックスは役に立つ/弱さと強さ/独立を考える/調子に乗り過ぎて……/膀胱がんで膀胱を摘出/持ち逃げ被害にあう/ふしぎな体験
第五章 功利的であることの強さを知る
「生かし屋」となる/裏社会の人たちとの出会い/転んでもタダでは起きないしたたかさ/「名」を捨て「実」を取る逞しさ/生きる意欲への共感
第六章 ただ生きていければいい
白血病で一年半の入院/今度こそまずい?!/会社をたたみ、財産を失う/病気経験の豊富さが与えた恩恵/生きるには絶対的に他人の存在が必要/思わぬところで助けを得る/利害感情のない励まし/ただ生きていければいい
第七章 メンツは捨てるためにある
シティバンクから声がかかる/徹底した実力主義/現状を受け止めて/メンツにとらわれる人たち/「わからない」とは言えないエリート/求められていることは何か/女の嫉妬、男の嫉妬/我欲にとらわれるのはエリートに限らない/私にも自己顕示欲はある/当たり前なことを当たり前に/物事の本質は複雑ではない
第八章 お金と幸福を切り離して考える
ファンドに出資する/現代の投資事情/スタンスは「臆病」/経済のグローバル化の本質は何か/経済的価値と幸福/まだ死ねない

担当編集者のひとこと

先生の土下座

 9月新刊『死ぬな―生きていれば何とかなる―』は、重度の障害を持つファンドマネジャー、並木秀之さんの半生記です。大抵の人とは比較にならないハンデを負いながら、どう生きていけばいいか。生まれてすぐの余命宣告に始まり、5度のがん、裏社会の面々との交渉、ついには財産喪失と、映画さながらの波瀾万丈さをどう乗り越えてきたか。それが本書の読みどころと言えるでしょう。
 もちろん、もっとありふれた「壁」についても並木さんは書いています。そのひとつが、職場で居場所をどう確保するかということです。
 運よく会計事務所に就職し、外に出れば「先生、先生」と呼ばれる立場になりました。ですが内部では自分よりはるかに優秀な同僚に囲まれています。このままでは生き残れない――そう考えた並木さんが武器にしたのが、土下座だったのです。
 当時、事務所では破綻した企業の整理をする仕事が増えていたそうです。ですがエリート社員たちは誰もこの仕事をしたがりません。破綻企業の社員や銀行の担当者と一緒に、債権者の前で土下座することが業務内容に含まれていたからです。ある時、並木さんは並んで土下座する上司が屈辱感で震えているのに気がつきます。
「自分にしかない“強み”は、これだ!」
 それから率先して土下座業務を引き受けることにしました。身体のハンデを思えば、不思議と苦にならなかったと言います。周囲から有り難がられ、頼りにされるなかで腕を磨き、ついに並木さんはこの事務所から独立するまでになりました。
 実は本書にはもう一人、土下座をする人物が登場しています。さかのぼること高校時代、担任だった杉田先生です。ある日自宅を訪ねてきて、玄関先で伏して並木さんの母親にあることを頼みました。
 これで母親が決意を変えることがなければ、並木さんの人生は大きく違ったものになっていたでしょう。
 ビジネスとしての土下座に目をつけた並木さんですが、きっと心にはあのまごころからの土下座が刻まれていたはずです。

2014/09/25

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