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人生には、甘さもほろ苦さもある。世に棲む作法・十四話。

人間の愚かさについて

曽野綾子/著

778円(税込)

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発売日:2015/04/17

読み仮名 ニンゲンノオロカサニツイテ
シリーズ名 新潮新書
雑誌から生まれた本 新潮45から生まれた本
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 206ページ
ISBN 978-4-10-610614-9
C-CODE 0210
整理番号 614
ジャンル 倫理学・道徳、教育・自己啓発、趣味・実用
定価 778円

元気をもらう、老人にやさしい、安心・安全……浅はかなメディアがもてはやす、現代人の甘えた認識。著者は、日々の出来事や時事的な話題の中に、この世で人が生きること、老いて死ぬことの本質をとらえなおし、世の風潮のおかしさを鋭くただす。「金を出せば助けられたと思うのは甘い」「野垂れ死にの最期は敗北を意味しない」「人間が大成するには日陰の部分が要る」など、豊かな見聞と経験に裏打ちされた人生哲学。

著者プロフィール

曽野綾子 ソノ・アヤコ

1931(昭和6)年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者。1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。『老いの才覚』『人間の基本』『人間にとって成熟とは何か』など著書多数。

目次

第一話 できるだけ穏やかにこの世から退去する
お金と人手は生者のために
社会の手順を乱さない慎ましさ
遺体にこだわらない三つの理由
成人したら遺髪と遺爪を残す
第二話 金を出せば助けられたと思うのは甘い
泥棒と詐欺師は手を休めない
汚職が最後にもたらすのは貧困
貧しい国の人は何でも盗む
日本人よりも捨て身の人情
第三話 元気は仕方なく自分でかき立てるもの
数ではなく質の世界を生きる
技術がもたらす現実的な幸福
プロは医学的根拠を否定する
「ヘリキア」とは職業に適した年齢
第四話 安心して暮らせる老人などいなくなる
退場の時期を決めるのは人間か
ペスト流行を思わせる認知症の急増
律儀でやさしい人々の不安
「安心しない」毎日を過ごす
第五話 メディアの美談の類いには用心する
体を犠牲にするオリンピック選手
応援は個の気性の確立を弱める
国際感覚と教養が求められる
成熟した大人の哀しみの作法
第六話 野垂れ死にの最期は敗北を意味しない
誰にでもある人生の輝きと黄昏
「さびしい」でなく「さみしい」
平凡な人間の哀しい礼儀
どんな時代をも甘受して生きる
第七話 人間の愚かさと弱さは無限である
ルワンダの虐殺、ベルリンの屈辱
「私も、いつでもこうなれるのだな」
他人の運命を担う者が引き受ける責任
人のために敢然と殺される決意
第八話 人も家も軽やかに消えるのが願わしい
人の住む場所は平らであること
今にして思う「いい家」の条件
長生きゆえの「高台はだめ」
情緒と美的嗜好を無視した家で
第九話 願わしくないことから何かを発見する
凄まじい捜索がもたらした進歩
困難にはすべて余得がある
フランスで見た人と国を創る姿勢
「シャローム」に込められた平和の意味
第十話 「安心して暮らせる」という戯言
「われわれの正義は汚れた下着」
無思慮と不勉強ゆえの簡単な同調
お坊ちゃま・お嬢ちゃま記者の「報道」
仕事をしない人は不満と不和を生む
第十一話 人間が大成するには日陰の部分が要る
畑仕事は都会人の上等な時間つぶし
やわらかい土の暮らしに憧れる心理
植物は人生そのものを見せてくれる
現世は愚かさや毒と共存して成り立つ
第十二話 律儀な働き者で、筋金入りの怠け者
誰にとっても加齢という問題は起きる
「晩期、終期、末期」の高齢者
高齢者の生活は不具合あって当然
「年のせい」と言う穏やかな嬉しさ
第十三話 人を出し抜いてまで長く生きたくはない
六十三年間守り続けた臼井吉見氏の教え
「B級グルメ精神」という安易な同調
言いがかりとは一種の「聖域」か
死ぬ仲間がいてこそ群は生き延びる
「たかが」の精神――あとがきに代えて

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