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ゴジラは、なぜ皇居を迂回したのか? エヴァは何度世界を破滅させるのか? 「日本SF大賞」受賞者による最高の謎解き。

ゴジラとエヴァンゲリオン

長山靖生/著

778円(税込)

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発売日:2016/07/15

読み仮名 ゴジラトエヴァンゲリオン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 207ページ
ISBN 978-4-10-610677-4
C-CODE 0274
整理番号 677
ジャンル 社会学
定価 778円
電子書籍 価格 778円
電子書籍 配信開始日 2016/07/22

戦後日本における特撮とアニメの最高峰――それがゴジラとエヴァンゲリオンだ。異形の怪物はどのように生み出されたのか。なぜ大衆の心をつかんだのか。製作者たちの過酷な戦争体験はどう作品に反映されたのか。庵野秀明監督と「ゴジラ」をつなぐ線とは何か。なぜオタクたちは「エヴァンゲリオン」に熱狂するのか。日本SF大賞受賞の著者が、作品への深い愛情と膨大な資料をもとに、鬼才たちの企みを解き明かす。

著者プロフィール

長山靖生 ナガヤマ・ヤスオ

1962(昭和37)年茨城県生まれ。著述家。歯学博士。鶴見大歯学部卒。様々なテーマの評論、時評を手掛ける。1996年『偽史冒険世界』で大衆文学研究賞受賞。2010年『日本SF精神史』で日本SF大賞と星雲賞を受賞。『日露戦争』『奇異譚とユートピア』など著作多数。

目次

はじめに ゴジラとエヴァは私たちに何をもたらしたのか
第一章 ゴジラ 核と敗戦の怪獣
特撮映画の代表作『ゴジラ』/特撮といえば戦争映画、円谷といえば飛行機/ゴジラに刻まれた戦争の記憶/G企画――恐竜か、大蛸か、クジラか/絶滅生物好きだった大蔵官僚・香山滋/二〇〇万年前のジュラ紀という不思議/原子力 嫌悪と希望のエネルギー/戦災の再現としてのゴジラ/ゴジラを鎮魂する一目/俳優たちの「戦争」と特撮/着ぐるみ特撮が生んだ様式美と象徴性
第二章 増殖する怪獣 スター化するゴジラ
大阪にゴジラを誘致した『ゴジラの逆襲』/第一作と第二作の揺らぎ、そして七年間の沈黙/特撮チームが活躍した多様な作品ジャンル/特撮全開――阿蘇のラドン、東北のバラン、宇宙のドゴラ/『モスラ』――清く正しく美しい怪獣/ロマン主義と白人優越主義への批判/空飛ぶ円盤、人工衛星、宇宙からの恐怖/宇宙人現わる、『海底軍艦』も現わる/擬人化され、スター化するゴジラ/外敵から地球を守る在来の怪獣たち/子ども映画化し、子どもに飽きられる
第三章 エヴァンゲリオン ロボット・人造人間・オタクの物語
オタク文化の集大成としての『エヴァ』/放送前に、庵野秀明は製作意図をどう語ったか/「常識を疑う」使徒の造形と増殖する謎/お約束の記号性と余剰な記号性/親子の物語としての『エヴァ』/大きくなり続ける物語、落ちる画質/EVAはなぜ「機械ロボット」ではなく「人造人間」なのか/巨大ロボットと「心」の問題/少年少女と一体化する巨大ロボット/フランケンシュタインと極点の物語
第四章 再構築されるエヴァ 錬金術・終末論・庵野秀明の作家性
作り手の状況を晒け出した最終二話/TV版最終二話はなぜ生まれたか/鬱になる監督、二転三転した「劇場版」公開経緯/『進撃の巨人』に似ていた別エヴァ案/オタク少年だった庵野秀明/ファン活動からプロへ/『ふしぎの海のナディア』――宮崎駿『未来少年コナン』を継ぐもの/『蒼きウル』から『新世紀エヴァンゲリオン』へ/『Air/まごころを、君に』という衝撃/精神世界のコピーとしてのセカイ系
第五章 ゴジラとヱヴァ その反復と再生
一九八四年――『ゴジラ』復活/平成シリーズ バイオ時代のゴジラ/『ゴジラ2000 ミレニアム』――オタク的価値観を意識した新シリーズの開幕/千年竜王になったキングギドラ/メカゴジラはエヴァの夢を見るのか/『ゴジラ FINAL WARS』 すべての東宝特撮に花束を/繰り返しと希望の「新劇場版」
おわりに シンであるほうへ 甦る怪獣と無在原点
あとがき
主要参考文献

担当編集者のひとこと

読んでから観るか、観てから読むか。

 本書の著者、長山靖生さん(1962年生)は、歯科医をなされている傍ら、歴史、教育、社会、文学、そして、映画やSF、さらには奇史、奇書の研究など、多岐の分野にわたり評論や時評を著されています。ご自宅には、約4万冊もの蔵書を持たれています。
 また、2010年に、『日本SF精神史』にて「日本SF大賞」と「星雲賞」(ノンフィクション部門)を受賞されました。
 その長山さんが、「戦後日本における特撮とアニメの最高傑作」と絶賛する「ゴジラ」と「エヴァンゲリオン」。
 この2作品に深い愛情をもたれており、本書を「どうしても書きたかった!」という長山さん。その熱意が結実したのが本書です。
 
 名前に隠された秘密とは?
 ゴジラは、なぜ皇居を迂回したのか? 
 庵野秀明監督と「ゴジラ」をつなぐ線とは何か?
 製作者たちの過酷な「戦争体験」は作品にどう反映されたのか?
 エヴァは何度世界を破滅させるのか?
 “シ徒”とは何者なのか?
 “14歳”が選ばれるワケとは?
 そして、
 なぜ大衆は“熱狂”するのか?……
 
 製作秘話や秘蔵資料をもとに、最高の謎解きが次々とスリリングに展開されていきます。
 今年7月には「シン・ゴジラ」(庵野秀明監督・東宝系)も公開されます。
 特撮とアニメの2大傑作について、本書を読んでから観るか、観てから読むか。
 ファンも初見の方も存分に楽しめる1冊です。

2016/07/25

つなぐ本×本 つながる読書<広がる世界

「エヴァンゲリオン」の主題歌を生み出した人気作詞家の恋愛事情

大衆の心をつかんでいる、「エヴァンゲリオン」。
その主題歌「残酷な天使のテーゼ」で“いたいけな天使は胸に溢れんばかりの幸福感を与えてくれるとともに、残酷でもある”という定義をした作詞家は、自らの人生をもって、それが事実だということを証明した。

蘊蓄倉庫

「ゴジラ」の名前の秘密

「ゴジラ」という名前は、一度聞いたら、忘れられません。映画を観たことのない人でもすぐに覚えられるでしょう。
 その「ゴジラ」という名前は、もともと東映本社にいたある社員の渾名「グジラ」に由来するそうです。音として、力強くて面白く、「ゴリラ」と「クジラ」を合体させたものから「ゴジラ」が考案されました。キングコングにつながる「ゴリラ」と、当時の円谷英二から提案された「クジラ」も、「ゴジラ」に反映されました。
 この名前で、恐竜型の代表的な怪獣は「ゴジラ」として世の中に浸透していったのです。
 このエピソードは、本書の第一章に詳述されています。


掲載:2016年7月25日

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