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なぜ私だけ? 「スープの底力」「料理がつなぐ絆」「女性の社会進出と食卓の変遷」……現代の台所事情を考える。

料理は女の義務ですか

阿古真理/著

799円(税込)

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発売日:2017/10/14

読み仮名 リョウリハオンナノギムデスカ 
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 207ページ
ISBN 978-4-10-610736-8
C-CODE 0277
整理番号 736
ジャンル 女性と仕事
定価 799円
電子書籍 価格 799円
電子書籍 配信開始日 2017/10/20

「昔から苦手」「とにかく時間がない」……それでも家族のために気力を奮い立たせて、毎日台所に立つ女性たち。一体、どうすれば料理への苦手意識を克服できるのか? その歴史をひもとき、「スープの底力」「楽しい保存食」「便利な常備菜」といった先人の豊かな知恵に今こそ学ぼう。女性の社会進出と現代の台所事情、「一汁一菜」より大切なこと、料理がつなぐ人間関係など、好きな人も苦手な人もあらためて考える料理論。

著者プロフィール

阿古真理 アコ・マリ

1968(昭和43)年兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。神戸女学院大学卒業。食や暮らし、女性の生き方などをテーマに執筆。著書に『昭和育ちのおいしい記憶』『昭和の洋食 平成のカフェ飯』『小林カツ代と栗原はるみ』『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』等。

目次

はじめに――日々の料理はなぜ大変なのか?
第一章 料理とは何か
食べものが変える社会/料理は世界を巡る/文化的な料理とは/誰が料理をつくるのか
私の料理遍歴(1)――料理が雑用に思えた頃
第二章 スープの底力
(1)火と鍋の料理
スープのある台所/お助け料理として/スープの始まり/主食の始まり
(2)世界のスープ
ヨーロッパのスープの源流/シチューとコンソメ/インスタントになったスープ/イスラムとアジアのスープ
(3)味噌汁の誕生
日本の出汁文化/昆布とシイタケ/カツオ節と煮干し/味噌汁と煮もの
(4)現代人を支えるスープ
スープをつくる料理家たち/非常時のスープ/インスタントラーメン
私の料理遍歴(2)――煮もの下手の原因
第三章 保存食は楽しい
(1)世界の保存食
『大草原の小さな家』の秋/世界のソーセージ/塩と保存食/砂糖とお菓子
(2)昔の日本の台所
漬けものの歴史/山村の四季/家じゅうが食料庫/土間の台所時代
(3)趣味化した料理
『海街 diary』の梅仕事/現代の手前味噌/受け継がれる味噌づくり/クウネル女子の楽しみ/昭和後期のホビーブーム
私の料理遍歴(3)――マーマレードをつくる
第四章 常備菜の再生
(1)高度成長期の食卓革命
食卓崩壊の危機?/憧れの板の間キッチン/食料大量生産体制の確立/日替わり献立の定着
(2)変わる女性と主婦
戦前の主婦たち/台所の主人/パートタイマー誕生/働く女性の時代
(3)料理は難しいのか
イクメンと主夫/シニア男性の本音から/変わる若者、保守的な中年/姑大国ニッポン/和食コンプレックス/家庭料理の助っ人/再び脚光を浴びる小林カツ代
私の料理遍歴(4)――結局は食い意地
第五章 食卓を担うのは誰?
(1)二十一世紀の家庭料理論
ドラマ『逃げ恥』と家事/主婦論争とは何か/第七次主婦論争勃発/愛と報酬/二十一世紀の家族
(2)料理は人生を変える
外注料理の発展/料理ができない理由/料理がつくる絆/一汁一菜より大切なこと/「食卓=愛情」の幻想/料理をシェアする
おわりに――義務感の先の料理

薀蓄倉庫

「昭和飯」とは何か?

「昭和飯」というのは、女性の社会進出と現代の台所事情をレポートする新刊『料理は女の義務ですか』の著者・阿古真理さんの造語です。
 1960~70年代の高度経済成長期、日々の献立に悩む主婦のため、テレビや雑誌といった料理メディアが盛んにそのレシピを伝えようとしたのが、この「昭和飯」。例えば、ハンバーグやロールキャベツ、ナポリタン、餃子、酢豚、チャーハン、レンコンのはさみ揚げ、肉詰めピーマンなど、今ではすっかりおなじみの家庭料理ばかりです。曰く、「新しい環境で新しい素材を使いこなせる流行の料理で、栄養豊かな食卓を整えるために昭和期に家庭に入った洋食、中華などの料理」を「昭和飯」と呼ぶのだそうです。この「昭和飯」が爆発的に普及した理由について、本書では分析しています。

掲載:2017年10月25日

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