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政策至上主義

石破茂/著

836円(税込)

発売日:2018/07/14

  • 新書
  • 電子書籍あり

この国には、解決策が必要だ。「次期総理候補No.1」からの直言!

「政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ることだ」――この言葉を座右の銘としてきた著者は、国会議員ができることは突き詰めて言えば一つだという。課題解決のプラン、すなわち政策を考え、実行していくことしかない、と。自立精神旺盛で、かつ持続的な発展を遂げられる国をつくる政策とは何か。政治家はどう国民と向き合い、それを語るべきなのか。ひたすら政策を磨き続けてきた政治家からの熱きメッセージ。

目次
はじめに
1 誠実さ、謙虚さ、正直さを忘れてはならない
もう政権に戻れないと思った頃/「自民党、感じ悪いよね」/国民の共感を失う恐ろしさ/谷垣総裁の下で謙虚な立て直し/政策集団としての自民党/論戦に強くなるために
2 信じる政策を正面から問うことが求められている
「野党よりはマシ」だけではいけない/平和安全法制の進め方への反省/国会議員を続ける理由/離党の理由も憲法/政策こそが行動の基準である/憲法改正は国会議員の最大の存在意義/集団的自衛権を整理する/閣内不一致を避ける/基地問題との関係/独立国として国を守る/リアリストとは何か/私たちが向き合うべき現実/スタンプ集めに意味はない/党内議論を軽視してはならない/強い論理こそが道を拓く
3 丁寧に説明すれば国民は理解してくれる
三つの衝撃/何となくうまく回っていた時代/地方創生担当大臣/天皇陛下について/二つの学園問題/丁寧に説明するしかない/論理的な説明は通じる/消費税賛成で当選/マスコミのせいにしない/勇気と真心をもって真実を語る
4 本気で国民の命を守るための議論が求められている
Jアラートを向上させる/防災省の必要性/核についても本質的な議論を/非核三原則とニュークリア・シェアリング/現実的な対策が急務である
5 国会で本質的な議論をするためには与党の努力が必要である
異論と「足を引っ張る」はまったく違う/野党は与党が、与党は野党がつくる/与党はすきを見せてはいけない/「いい質問」とは/大臣は多忙すぎる
6 不利益の分配を脱し自由な選択で幸せを実現する
果実の分配が政治の仕事だった/竹下総理の功績/地方政治家の疲弊/アベノミクスの先を/日本の根本的な問題/大切なのは国民一人一人の幸せ/賃金が上がらない理由/地方創生は経済政策でもある/官僚も企業も地方を目指せ/東京以外でも住めば都/地方創生の成功例/東京だけが憧れだった時代は終わった/長期的ビジョンで議論を
7 選挙で勝つ体制が長期ビジョンを支える
田中派からスタートした政治家人生/「君は政治家になるんだ」/木曜クラブの選挙術/渡辺派へ移籍/自民党田中派化計画/風頼みからの脱却/党本部の改革案/選挙必勝塾/人材抜擢のシステムを
8 何よりも磨くべきは政策である
水月会とはどんな集団か/ベンチャー政策集団/勉強会での研鑽/共有すべき認識とは/国債発行も財政健全化も手段であって目的ではない/社会保障をもっと多様に/ここまで広がる「地方創生」の可能性/教育にも革命的な選択肢を/自立精神旺盛で持続的に発展する国づくり
おわりに
付録 講演「憲法問題について」

書誌情報

読み仮名 セイサクシジョウシュギ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-610773-3
C-CODE 0231
整理番号 773
ジャンル 政治・社会
定価 836円
電子書籍 価格 836円
電子書籍 配信開始日 2018/07/27

蘊蓄倉庫

鞄ひとつで地方出張する石破元幹事長

 石破茂氏といえば、常に「ポスト安倍」として名前が挙がる大物議員。地方から講演の依頼も多く、毎週数箇所に出向いているそうです。ちょっと変わっているのは、常に1人で出向くということ。現在は無役なのでSPなどがつかないのは当然にしても、秘書などのいわゆる「鞄持ち」も連れず、1人で講演先に現れるので、出迎えの人に驚かれることが多いそうです。そのへんのことについて、新著『政策至上主義』では、身軽なことに加え、「時刻表を読むのが得意だから」と、いかにも鉄道オタクらしい理由も挙げています。

掲載:2018年7月25日

著者プロフィール

石破茂

イシバ・シゲル

1957(昭和32)年生まれ、鳥取県出身。慶應義塾大学法学部卒。1986年衆議院議員に全国最年少で初当選。防衛大臣、農林水産大臣、地方創生・国家戦略特別区域担当大臣などを歴任。著書に『国防』『国難』『日本列島創生論』『政策至上主義』など。

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