ホーム > 書籍詳細:山本周五郎長篇小説全集 第八巻 正雪記(上)

山本周五郎長篇小説全集 第八巻 正雪記(上)

山本周五郎/著

1,650円(税込)

発売日:2013/12/19

  • 書籍

野心に逸った男が、放浪の末に掴んだ真の志とは――。「脚注」で深まる感動。

侍になる野望を胸に、江戸へ出奔した染物職人の小倅が、そこで目撃した武士の悲惨な現実……。その明晰な頭脳を武器に、兵学者としての栄光を手に入れながらも、支配権力への抑えがたい怒りに突き動かされ、徳川のゆるぎない天下に挑んだ由井正雪の壮絶な生涯。歴史の裏側に隠された「慶安の変」の真実を焙りだす傑作長篇!

目次
正雪記 第一部

正雪記 第二部
付録
主要登場人物一覧
地図

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ08ショウセツキ1
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 408ページ
ISBN 978-4-10-644048-9
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,650円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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