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山本周五郎長篇小説全集 第二十六巻 青べか物語

山本周五郎/著

1,650円(税込)

発売日:2015/02/20

  • 書籍

朴訥でお人好し、時に油断ならない隣人たちとの日々――。自伝的小説の傑作!

うらぶれた漁師町に住みつき、ぎりぎりの毎日を暮す売れない小説家の「私」。ぶっくれ舟の「青べか」を手もなく買わされ、計算高い少年たちにも翻弄される。その町には、一筋縄ではいかない人びとがしたたかに生きていた……。自らの若き日の体験をもとに、愛すべき人びととの出会いを描く、周五郎文学の一つの頂点! 付年譜。

目次
青べか物語
はじめに
「青べか」を買った話
蜜柑の木
水汲みばか
青べか馴らし
砂と柘榴
人はなんによって生くるか
繁あね
土堤の春
土堤の夏
土堤の秋
土堤の冬
白い人たち
ごったくや
対話(砂について)
もくしょう
経済原理
朝日屋騒動
貝盗人
狐火
芦の中の一夜
浦粕の宗五郎
おらあ抵抗しなかった
長と猛獣映画
SASE BAKA
家鴨(あひる)
あいびき
毒をのむと苦しい
残酷な挿話
けけち
留さんと女
おわりに
三十年後
山本周五郎を読む
山本周五郎と私  沢木耕太郎
解説  服部康喜
付録
主要登場人物一覧
年譜

書誌情報

読み仮名 ヤマモトシュウゴロウチョウヘンショウセツゼンシュウ26アオベカモノガタリ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 山本周五郎長篇小説全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 376ページ
ISBN 978-4-10-644066-3
C-CODE 0393
ジャンル 評論・文学研究、全集・選書、文学賞受賞作家
定価 1,650円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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