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無明長夜

吉田知子/著

3,080円(税込)

発売日:2001/12/07

  • オンデマンドブックス

“御本山”の黒い森をみつめて、白い闇の道を歩いた女の20年……。暗く混沌とした世界で、病める魂の咆哮を聞く芥川賞受賞作。

“御本山”の黒い森をみつめて、白い闇の道を歩いた女の20年……。一種底の知れない、暗く混沌とした世界の中で、病める魂の咆哮を聞く芥川賞受賞作『無明長夜』。“捨てる”ことを根源に、自らの道を開こうとした著者の、戦後の出発を語る『豊原』。ほかに『寓話』『終りのない夜』など、新しい世代の世界とイメージを持って、多様な才能を遺憾なく発揮した作品群。ほか『静かな夏』『生きものたち』『わたしの恋の物語』全7編を収める。

  • 受賞
    第63回 芥川龍之介賞

書誌情報

読み仮名 ムミョウチョウヤ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 274ページ
ISBN 978-4-10-865150-0
定価 3,080円

著者プロフィール

吉田知子

ヨシダ・トモコ

1934(昭和9)年、浜松生。新京(現・長春)、北満ナラムト等で幼年時代を過し、終戦時は樺太・豊原に居住、1947年に引揚げ。夫の吉良任市とともに、反リアリズムを目した同人誌「ゴム」を主宰。1970年、『無明長夜』で芥川賞。1984年、『満州は知らない』で女流文学賞、1994年、『お供え』で川端康成賞、1999年、『箱の夫』で泉鏡花賞。

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