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幻化

梅崎春生/著

3,300円(税込)

発売日:2002/06/07

  • オンデマンドブックス

冥府の町坊津に過去の幻影を追う、鬼気せまる遺作「幻化」ほか、若々しい情感あふれる秀作。

消え去った記憶を確かめようと南九州を旅する精神病の男を通して、二十数年間の心象風景を文学へと結晶させた、戦後文学屈指の名作「幻化」など人間の根源を探る梅崎文学の名作。ほかに「庭の眺め」「記憶」「仮象」「空の下」「突堤にて」「凡人凡語」など全7編を収録する。

  • 受賞
    第19回 毎日出版文化賞 文学・芸術部門

書誌情報

読み仮名 ゲンカ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 302ページ
ISBN 978-4-10-865175-3
定価 3,300円

著者プロフィール

梅崎春生

ウメザキ・ハルオ

(1915-1965)福岡市生れ。東京大学文学部国文科卒。1944(昭和19)年、海軍に召集され暗号特技兵などを務める。1946年、海軍体験を踏まえた「桜島」を発表、注目を浴びる。続けて「日の果て」、「B島風物誌」などを発表し戦後派作家としての地歩を確立。1954年、「ボロ家の春秋」で直木賞受賞。1955年、「砂時計」で新潮社文学賞受賞。1964年、「狂ひ凧」で芸術選奨受賞。

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