刊行自体がニュース、北での24年間
Yonda?Mail購読者の皆さん、こんにちは。
蓮池薫さんが24年におよぶ「北」での拉致・軟禁生活から帰国して10年。これまで明かされることがなかったその生活と、「北」の実情を初めて綴った『拉致と決断』が発売されました。監視下での生活、驚きの洗脳教育、絶望の淵から救った「家族の絆」、脱出への誘惑、電撃帰国の真相など、その刊行自体がニュースであり、多くのメディアで取り上げられた同書は、現在単行本ランキングの上位をキープしています。
帰国二年半後に、私は初の訳書『孤将』を出した。出版は私自身の自立への大きな第一歩となった。さらに四年後に『半島へ、ふたたび』を著した。本書の取材で韓国の地に身を置いたことは、自らの過去を断片的ながら回想するきっかけとなった。このような過程を経て今回、初めて北朝鮮での二十四年間全体に真正面から向き合えるようになった。(『拉致と決断』より)
拉致問題のみならず、日本と朝鮮半島のこれからを考える上で、蓮池さんの言葉の重さは計り知れません。多くの皆さんに知っていただきたい「現実」がそこにはあります。
(K・Y)
2012年11月01日 お知らせ